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2020.10.16
[2021.09.21 UP]

Googleデータポータルで面倒なレポート作成を省エネ化!

リスティング広告などの運用型広告の運用は、様々な数値をいかに読み取って有効な対策を行うかが肝心です。そのため各種データの収集・分析・報告が欠かせないものですが、上司やクライアントに提出するためのレポートを定期的に作るのには非常に大きな手間がかかります。特にGoogleアナリティクスやサーチコンソールといったツールから直接データを取り、自分の手元でレポートにまとめるのは大変な作業です。

そのレポート作成作業を自動化できるのが、「Googleデータポータル」という無料ツール。膨大なデータをまとめ、自動でデータの加工までこなしてくれる優れものです。こまごまとしたデータの成形作業に使っていた時間が不要になることで、データの分析や次の施策の検討などに時間を割けるようになります。

導入からフォーマット作りまでは多少手間がかかりますが、一度フォーマットを作ってしまえばレポートづくりにかける時間を大幅に短縮することができるでしょう。

誰でも使えるBIツール「Googleデータポータル」

「Googleアナリティクスから獲得ユーザー数を引っ張ってきて」、「Facebook広告のデータを担当部署から貰って」「Google広告のデータは代理店から貰って」、「会社の問い合わせフォームの営業メールは省いて」など、毎月報告書の作成に奔走しているマーケティング担当の皆様はBI(ビジネスインテリジェンス)ツールを使っていますでしょうか?

BIツールと聞くと「月額費用がかかる」「設定が難しそう」というイメージがあるかもしれませんが、Googleが提供しているBIツール「Googleデータポータル」は非常に簡単に扱える上、無料で使えます。

▼Googleデータポータル

https://datastudio.google.com/

 GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーのメニューからもアクセスできます。

接続できるデータは200種類以上

Googleデータポータルは単体では機能せず、Googleアナリティクスやサーチコンソールをはじめとする各種ツールと連携することが必須となります。接続できるツールは国内外合わせて約200種類以上ありますが、日本国内でしか取り扱われていないツールには対応していない可能性があります。

▼対応ツール(一部抜粋)

GoogleデータポータルはGoogleが提供しているため、Googleのサービスと互換性が高いです。マーケティングにかかわるものだけでも、Googleアナリティクス、Google広告、Googleスプレッドシート、サーチコンソールなどが対応しています。

 MA(マーケティングオートメーション)で有名なHubSpotや、SNSのTwitterやInstagram、Facebookにも対応しています。

対応していないデータはGoogleスプレッドシートで解決

マーケティング担当者の皆様がよく利用されるものの中だと、Yahoo広告がデータ連携に対応していません。そのような場合は、Googleスプレッドシートを活用することでGoogleデータポータルに組み込むことができます。

GoogleスプレッドシートにYahoo広告の管理画面からダウンロードしてきた日別データを貼り付けます。

今回は曜日別データも作成することを想定して、数式側で曜日の項目を追加しています。 クリック率や平均クリック単価などの「率」「平均」のデータはGoogleデータポータル側で計算して指標を設けるため、データを用意する必要はありません。

Googleデータポータルのデータソース管理より、Googleスプレッドシートのどのデータを用いるかを設定します。こちらでは各指標の値書式(数値、通貨など)と指標同士の組み合わせて新しい指標を作っています。

※指標名の項目にfxのアイコンが付いているものが、組み合わせで作成された指標になります。

Googleスプレッドシート側の指標「コスト」を「Cost」にリネームして棒グラフで使用、コストとクリック数から新指標「CPC」を作成、折れ線グラフで追加してみました。

このように標準で用意されていないツールも、Googleスプレッドシートを経由することで取り扱うことが可能になります。

データはすべてツールから直接参照、リアルタイムで反映

パワーポイントやエクセルでレポートを作成する方も多いと思いますが、どちらも元となるデータを事前に用意しておく必要があります。

 しかしGoogleデータポータルはツールからデータを直接参照するため、レポートに貼り付けるデータの準備は不要です。また、データをリアルタイムで表示することができるため、見たいアカウントや期間などのデータに瞬時に切り替えられます。

なおGoogleデータポータルを利用する際は、インターネットに接続しておく必要があります。

グラフ・比較・フィルタなどを活用見やすく解りやすく表示

ここでは筆者が特に使う機能を紹介します。

期間設定

当月、前月、年間など期間を変えてデータを見ることは頻繁にあります。そのため事前に切り替えられる設定をしておけば、その場ですぐ対象期間のデータに切り替えられます。ただし、比較するレポートを作成する場合は、始めから両期間のデータが表示されているレイアウトの方が良いです。

フィルタ

2つ以上の項目を絞ってデータを表示する場合、各組み合わせのレポートを作成するとなるとページ数が膨大になるため、フィルタを活用します。代表的な活用としては「媒体×デバイス」の場合、媒体別レポートにデバイスのフィルタ、「曜日×時間帯」の場合、時間帯別レポートに曜日のフィルタを設けます。

グラフ

各グラフに指標やデータソースを設定できるため、「月別のPV・セッション推移」、「対象月のデバイスのセッション割合」といった異なる項目・指標のデータを同一ページに表示することができます。

比較

各指標に「前年比較」、「前月比較」といった比較データが表示でき、増減を色付きで分かりやすく表示することができます。

 

Googleデータポータルなら運用レポートを10秒作成

Googleデータポータルに各ツールを連携させ、あらかじめレポートフォーマットを作っておけば、「なるはやで提出してね!」と求められても即提出できるでしょう。急に「今回は半年分のデータも用意してもらえる?」とイレギュラーな要望を受けても問題ありません。

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まとめ

Googleデータポータルは一見扱うのが難しそうなBIツールですが、機能が豊富なことで複雑に見えてしまっているだけで、自分が使う領域や目的を絞って使えばそれほどハードルは高くありません。

より高機能なツールを求めている方はGoogleデータポータルでは不足かもしれませんが、その場合は有料のBIツールを導入し公式サポートを受けながら活用する手もあります。

「自分で設定するのは難しい」「どういうレポートを作るべきか教えてほしい」など、データ計測についてのご相談があればプライムナンバーズにお気軽にご相談ください。

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