Web制作の流れを解説!依頼前に知っておくべきポイントとは?
こんにちは。今日もWebサイト制作、依頼してますか?え?依頼してない?あ、そうですか。たしかに、Webサイト制作の依頼なんて人生の中で1回、多くても2回くらいの人が多いかもしれません。
そうなんです。「Web制作」って多くの人が実は人生の中で数回しか体験しないもの。なのに、結構重大な判断を任されるイベントです。そんな大事なWebサイト制作を依頼するとき、担当者の皆さんがかかえがちな悩みが
「何に気をつけて依頼をすればいいんだろう?」
「制作が始まってから気をつけなきゃいけないことって何?」
ということ。
今や企業のWebサイトはあって当たり前。オンラインの取引が一般化し、商談でもオフィスに足を運ぶ機会も減ってきて、以前よりWebサイトの重要性は高まっていると言えます。
本記事ではWebサイト制作の進行フェーズを6つに分け、各フェーズでの注意事項を解説します。この記事を読めば、初めてのサイト制作依頼で子鹿のようにプルプル震えているあなたも、サイトリニューアルの担当者に任命されて目が泳ぎまくっていたあなたも、不安なくサイト制作に臨めるでしょう!
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目次
【フェーズ別解説】Webサイト制作依頼時の注意点
さてさて、今回はWEB制作を依頼する際に注意したいことを解説していきたいと思います。
「みんなプライムナンバーズに依頼すればよし!終了!」って書いたらブログの編集者にしこたま怒られたので、しかたなく制作を以下の6フェーズに分け、それぞれ注意したいことを解説します。
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【フェーズ1】依頼準備
まずは依頼をする前に社内で固めておきたいことを中心に解説します。この段階では最低限、次の9項目を固めておきましょう。
- サイト制作で解決したい課題
- 制作に必要な情報
- 社内の意見統一
- RFP(提案依頼書)
- 希望納期
- 予算
- リリース後の保守対応範囲
- コンテンツ更新仕様書の有無
- 社内プロジェクトとの優先順位
ケースによって要不要はありますが、Webサイト制作を依頼する前に上記の内容が固まっていると、その後の進行がとってもスムーズになりやすいと思います。
1.サイト制作で解決したい課題を明確化する
一番大切、かつ明確にしておかなければいけないのは「実現したいこと/解決したい課題」。これがあやふやだと、プロジェクト全体がふにゃふにゃになりやすいので注意です。解決したい課題によって、選ぶべき制作会社の属性も変わります。
「お問合せを増やしたい」「ファンを増やしたい」「営業ツールとしても使用したい」「使い勝手を良くしたい」など、解決したい課題を抽出して優先度をつけてください。
「どんな課題が明確で、どれが曖昧なの?」と聞こえてきそうなので、以下に例をいくつかあげておきます。あくまで一例ですが、参考に見てみてください。
【曖昧な課題の例】
「デザインがなんとなく気に入らない」
「営業部が使い勝手を良くしてくれと言っている」
「古くなったから新しくしたい」
「もっとページを増やした方が良い気がする」
「最近はやりの●●を取りいれたい」
【明確な課題の例】
「『スキルフルな人材が多い』という会社の強みが伝わっていない」
「事例集として提示できるページがあると営業時に使いやすい」
「サイト構築が古く、更新性やセキュリティなどに問題がある」
「コンテンツが不足しており検索結果からの流入が取りきれていない」
「前回の製作時と比較して事業内容や訴求内容に変更が必要」
明確化できない場合は、制作会社にその旨伝え、一緒に内容を煮詰めてもらえるようにしましょう。
2.制作に必要な社内情報の収集と整理をする
事前にしっかりと社内の情報収集・整理をするのはとても大事です。
今回のプロジェクトにかかわる情報はもちろん、以前のサイト制作時の資料、会社の歴史や成り立ちなどに関する資料、明文化されていない暗黙の了解など、サイト制作に必要だと思われる情報はあらかじめ準備しておきましょう。
【その情報、最初からあったら話変わったのに…の例】
・会社の歴史や今の世代が把握していないようなエピソード
・前回のホームページ制作関連の資料
・別の媒体に使用した写真などの素材
・どこにもないと思っていたけど、実は個人で保存していたデータ
どんな情報が必要なのか分からないときは、制作会社に必要な情報のリストをもらうとよいかもしれません。制作上必要になったとき、スムーズに共有できるように準備しておきましょう。
3.社内の意見を統一しておく
意外に忘れがちなのが「社内の意見統一」。各プロジェクトメンバー、プロジェクト外メンバーの有力者などの関わり方を把握し、社内の意見は一本化しておきましょう。その際、各々からプロジェクトに関する情報をしっかりと収集することが大切です。
目的が上層部と現場で食い違っていたり、上司の意見を聞いていなかったりしたために、プロジェクトが途中で空中分解したりすることも少なくありません。
そのたびに意見をまとめなおして制作会社に伝えるということを繰り返すと、完成はどんどん遠のきますし、制作コンセプトがズレてピントのぼけたサイトになりがちです。
十分に気をつけましょう。
4.RFP(提案依頼書)の作成
一般的に依頼前に作っておくことが非常に重要とされるのが、RFP(提案依頼書)です。
特に複数社でのコンペを考えている場合は、これがあると各社への情報伝達の足並みが揃ってとてもスムーズでしょう。
自社内での作成が難しい場合は、RFPの作成だけを制作会社に依頼するのもアリです。
※プライムナンバーズでもテンプレートを用意しているので、よろしければどうぞ
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※さらに記入のための動画もあるのでよろしければどうぞ。
これ以降はRFPにも含まれる内容ですが、RFPを作らない場合必要になるので、別途解説していきます。
5.希望納期を明確化する
「なる早で作って欲しいんだけど!」
……その気持ちはわかりますが、そんな発言をしてしまうと大概冷ややかな目で見られるのでご注意を。
サイトの規模や役割によって平均納期は千差万別ですが、とても大まかなくくりで言うなら、中規模のオフィシャルサイトなら3-6ヶ月、採用サイトなら4-8ヶ月、LPなら1-3ヶ月を見ておけば「わかってねーな…」的な目で見られることはないでしょう。
制作属性 | 大枠の納期 |
中規模のオフィシャルサイト | 3-6ヶ月 |
採用サイト | 4-8ヶ月 |
LP | 1-3ヶ月 |
長期休みなどを挟むとさらに納期は読みにくくなるので、ご注意ください。
もし社内的なリリース予定が決まっている場合は、その旨を伝えましょう。「ギリギリだし受けてもらえないかも……」と思っても、希望を伝え、対応可能かどうかをすり合わせておくことが重要です。
あとから「実は半月後にリリースしたくて……」と言い出すほうが、制作会社的にも、まわりまわって御社的にも地獄を見ることになります(重要)。
6.予算を決める
「安い方がいいに決まってるじゃないですか!」って言った人、ちょっと正座してくださいその気持ちも分かります。でも世の中には適正価格というものがあり、Webサイト制作も例外ではありません。
「安物買いの銭失い」という言葉は、Webサイト制作にもおおむね当てはまります。安さには、理由があります。
例えば「よそで800円で出てくるラーメンを、うちは100円で出してます」って言われたら、「この店ヤバいわ」と即座にわかりますよね。Webサイトも同じです。
【最適な費用って?】
1からサイトを作る場合、中規模のオフィシャルサイトなら100-500万前後、採用サイトなら100-300万前後、LPなら30-50万前後だと認識しておいて大きく外れることはないはずです。
とはいえ、会社のお財布事情だって大事。予算が決まっている場合は、素直にそれを伝えて、実現可能な範囲を堅実に応えてくれる会社と組むのが得策です。
制作費用をできる限り抑えたいという気持ちもわかります。
制作費用は基本的に「どんな作業が必要か」で金額が変わるため、以下のような作業のうち自社のリソースでまかなえることがあれば、費用を抑えられるかもしれません。
【Webサイトを構成する主な要素】
・サイト構成
・デザイン
・文章
・データ構築
7.希望の保守範囲を確認する
サーバ、ドメインの保守、サイトの修正対応など、サイトを公開したあとで制作会社に対応してもらう作業範囲を決めておく必要があります。任せる範囲が広いほど費用が高くなります。
【保守作業の例】
・サーバ保守
・CMSツールの更新
・月々数時間分の修正
└画像の修正
└文章の修正
└CMS表示の調整 など
・定期的な記事などのアップロード
・新しいブラウザ・端末などへの表示対応
8.コンテンツ更新仕様書は必要か確認する
「コンテンツ更新仕様書」とは、納品されたWebサイトのマニュアルのようなものです。
一般にサイト構築に含まれていることが多いですが、別費用になっていたり、サービスに含まれていなかったりすることもあります。いまどきのCMS(サイト更新ツール)は直感的に操作できますが、社内的に必要な場合は明示しておいたほうが得策です。
9.社内プロジェクトとの優先順位を考える
社内でのブランディングプロジェクトなどの一環でサイト制作を行う場合もあるかと思います。その場合はどこまでブランディングが固まったらサイト制作に進むのか、しっかり社内合意を形成した上で依頼しましょう。
いざWebサイト制作が始まったあとで、制作会社から求められた情報が固まっておらずプロジェクトが半年保留に……なんて話もめずらしくありません。
どのタイミングで依頼すべきなのか、本当にそのタイミングでいいのか、しっかり把握しましょう。
【フェーズ2】制作会社の選定
RFPや、フェーズ1で明確化した項目をもとに制作会社を選定します。
制作会社を選ぶ際は、次の2点が大切です。
- 複数社によるコンペ形式にする
- コミュニケーションの相性が良い会社を選ぶ
それぞれ解説します。
1.複数社によるコンペ形式にする
会社単位のプロジェクトの場合、複数の制作会社によるコンペを開くとより納得感の高い制作会社を選びやすくなります。知り合いの制作会社やWebで見つけた会社に声をかけ、コンペに参加してくれるかどうか打診しましょう。
複数社から依頼先を選ぶ基準は、自社の課題を解決できるか否か。判断軸としては「過去案件のデザイン」「制作したサイトの実績」「会社の姿勢」「制作のロジック」などが代表的です。
ただしコンペを開催すると制作会社を決める時間が長くなりやすいため、スピードが求められるサイト制作の場合はあえて開催しないのも選択肢のひとつだと思います。
【コンペのメリット】
・複数社からの提案が一括で受けられる
・制作料金の比較がしやすい
・企画の良し悪しが比較しやすい
【コンペのデメリット】
・手間と工数がかかる
制作会社にはいくつかの類型があり、解決が得意な課題の属性が異なります。
「お問合せを増やしたい」「使い勝手を良くしたい」「ファンを増やしたい」など、フェーズ1で抽出した課題に合わせて、その累計に属する制作会社でコンペを行いましょう。
【代表的な類型】
・マーケ系
・デザイン系
・システム系
・営業系
・ブランディング会社
・大手広告代理店
詳細な制作会社の選び方や違いなどは、こちらの資料からご確認ください。
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2.コミュニケーションの相性が良い会社を選ぶ
実はとても大事なのが、コミュニケーションの相性。課題を解決できそうに見えても、やりとりがずさんでは課題が解決できないことが多いからです。
素晴らしいサイトを作った実績がたくさんあっても、やりとりがスムーズでなければこちらの要望が通りにくく、希望とズレたサイトができあがる可能性が高まります。
レスポンスの頻度や意思の疎通がスムーズかどうかなど、発注前にある程度相性を確かめましょう。
【フェーズ3】制作会社に依頼
コンペで制作会社を選定したら、ようやく実際に依頼をします。
制作会社を選んだらあとはお任せ!では良いサイトは完成しません。あくまでパートナーとして、制作がスムーズかつ理想通りに進むよう、依頼側のハンドリングも求められます。
このフェーズでは、次の項目に注意してください。
- 納期の確認
- サイトマップの確定
- 更新可能箇所の仕様確認
- 設置フォーム数の確認
それぞれ解説します。
1.納期の確認
RFPや事前に確定した事項にも含まれていますが、制作スタートにあたって改めて制作会社と合意を取っておきましょう。
場合によっては、コンペを勝ち取るために無理なスケジュールを引いている会社もあったりなかったり……ここでしっかりと現実的なスケジュールを引きなおします。
「制作会社のヒアリングを受けてみたら納期がズレそう」なんてことはザラなので、素直に情報を共有してもらいましょう。
2.サイトマップの確定
サイトマップとは、そのWebサイトに含まれるページを図式化したものです。さまざまな表現方法がありますが、樹形図やマインドマップ、テーブル形式でまとめられることが多いかもしれません。
サイトマップはサイトのページを網羅したリストとしても有用ですが、Webサイト特有の「階層構造(ディレクトリ)」を把握するためにも使えます。
RFPにも大枠のサイトマップは含まれますが、実制作開始前に詳細なサイトマップを作っておきましょう。必要ページの作りモレや、似た役割のページの重複チェックなどに役立ちます。
3.更新できる箇所の仕様確認をする
サイトの更新方法や連動する箇所、その他特殊な仕様があるかどうか確認しておきましょう。
「作った後でも多少の増減なら対応できるだろう」と思うかもしれませんが、見た目は小さいその項目の修正だけでウン十万の費用がかかる……なんてことになったら泣くに泣けません。
そうならないために、事前にしっかり確認し、仕様に疑問があったらしっかり制作会社に伝え、解消しましょう。
4.設置するフォーム数を確認する
意外におざなりになるフォームの数。
リニューアルの場合は元のサイトのフォームの種類を踏襲することが多いと思いますが、新しいサイトの場合は特にどんなの種類のフォームがいくつ必要なのか、しっかりすり合わせましょう。
【よくあるフォームの例】
・お問い合わせフォーム
・製品購入フォーム
・求人エントリーフォームなど
【フェーズ4】進行中の注意
依頼内容をすり合わせ、制作の方向性が決まったら実制作が進行します。この間も制作会社にすべてをゆだねるのではなく、依頼側にも注意して確認したいものがあります(以下)。
- ワイヤーフレーム
- 文章
- ページデザイン(トップ&下層)
- 納期のズレの有無
それぞれ解説します。
1.ワイヤーフレーム
コンペの場合はすでにデザインが提出されている事が多いと思いますが、デザイン前の要になる要素として「ワイヤーフレーム(WF、アウトライン)」という成果物が存在します。
デザイン前の要素配置の優先度や、コンテンツの大きさのバランスなど、ワイヤーフレーム製作者の主眼に応じて表現やチェックの箇所は変わりますが、過不足などないかしっかりと確認しましょう。
2.文章
「語り継がれるべき神聖なる文章はしっかりと推敲して……確認して、いやもっとここをこう……いやこっちがこう……あれ……?でも部長のHさんはああ言ってたっけ……?でも会社の方針的には……?あれ、キャッチコピーってこれでいいんだっけ……?」
以下無限ループ。
確認することは大事。そしてしっかり推敲することも大事。ただ、いつまでも修正していてはいつまで経っても次のフェーズに進められません。
もっとも人目に触れる要素だからこそこだわりたくなるのは当然ですが、納期から逆算し、いつまでに完成すべきか考えて建設的に進めましょう。
ここだけの話、文章はリリース後でも割と簡単に修正できるので、根本的なロジックに破綻がないかを中心に確認するとよいでしょう。
3.ページデザイン(トップ&下層)
デザインが提出されたら、次のような観点からレビューをおこない、修正や調整・相談を依頼しましょう。
【デザインの評価軸】
・フェーズ1で出した課題を解決できるか?
・見た目の印象が良いか?
・使いやすいか?
・社会通念、コンプライアンス等に照らし合わせて問題がないか?
など
デザインの良し悪しは定量化しにくい基準ですが、自分や周りの感性にゆだねて構いません。一番サイトをよく見るのは、あなたと同じ一般的な感性の人たちです。
よく考えてください。一番サイトをよく見る属性の人は、あなたと同じ一般的な感性の人たちです。
Web制作でよく使われる用語は、ふだん聞かないようなものもたくさんあります。以下の記事で初心者向けのよくある用語の解説をしていますので、あわせてお読みください。
4.納期のズレの有無
事前に立てたスケジュールを守ってもらうことが大前提ではありますが、確認が長引いたり修正が頻発したりすると納期が後ろ倒しになってしまうこともあります(基本的に制作会社は、よっぽど無茶な納期で依頼していない限り、修正対応もふくめた余裕のあるスケジュールを立ててくれているはずですが)。
どうしてもズレたら困る場合、チェックのタイミングや制作素材の準備、社内の承認ルートの根回しなど、できる限り事前準備を整えておくとよいでしょう。
【フェーズ5】チェック・公開
順調に進んでいくと、このあたりで構築データが上がってきます。制作会社も確認してくれますが、リリース前にしっかりと自社でも確認しましょう。特に確認しておきたい項目を4つ解説します。
- レイアウト崩れ
- 更新箇所の動作検証
- リンク切れ・間違い
- 適切な外部タグの設置
1.レイアウト崩れ
構築されたサイトが事前に提出されていたデザインと齟齬がないか、デザインが崩れていないかなどを確認します。「デザインでは1行の想定だったテキストが2行になったせいで、細かいデザインがズレていた…」などの細かい崩れはよくあります。
デザインだけでなく、誤字脱字・外国語のスペリングミスなどの確認も必要です。原稿段階でチェックしていても、コーディングの段階で異同が生まれることもあります。不思議ですね……。
2.更新箇所の動作検証
表面的な見た目だけでなく、管理画面内の更新箇所の動作確認もおこないましょう。
システム構築にかかわる部分は、リリースしてからの修正に予想外の料金がかかることがあるため、リリース前に徹底的にデバッグすることを推奨します。とはいえ明らかな初期不良に関してはリリース後でも無償対応してくれる制作会社が多い(ハズ)です。
管理画面の操作感だけでなく、実際の投稿画面も確認しましょう。画像の入れ込みや長い文章の入れ込み、通常ではありえない複数の要素を入れ込んだ際など、普段は行わないような作業の確認もしてみると意外なバグが見つかるのでオススメです。
3.リンク切れ・間違い
主要な導線のリンクが作動しているか念のため確認しましょう。
インターネット上に「リンク切れチェッカー」なるものがあるため、サイト全体のリンク切れは機械的にチェックが可能です。
しかし意図と異なるサイトへの誤リンクなどはチェックできないため、「お問い合わせ」「資料ダウンロード」「購入画面」などの特に主要な導線は、しっかりと確認してください。
参考ページ:リンク切れチェッカー
4.適切な外部タグの設置
Webサイトの成果を計測したり、メンテナンス性を高めたりする目的で、さまざまな外部タグを入れることがあります。企業のWebサイトによく使われているタグには、次のようなものがあります。
【よく使われるタグ】
・Googleタグマネージャー
└タグマネージャーで管理されている場合、以下の個別タグが入っている可能性は低い
・Google Analytics
・Google広告用計測タグ
・Yahoo!広告計測用タグ
・その他サイト計測用タグ(ヒートマップツールやHubSpotなど)
特に従来のWebサイトをリニューアルする場合、今までに入っていた計測タグなどを引き継ぐ必要があります。古いサイトから新しいサイトに引き継ぎが必要なタグをリスト化し、ログイン情報などを整理しておきましょう。
詳しいことがわからない場合、「今までのサイトに入っていたタグは全部入れておいてください」と事前に申し伝えの上、構築後に入っているかの確認をしておきましょう。
新規にサイトを制作する場合もあらかじめ必要なタグをリストアップし、制作会社に共有して実装してもらいましょう。
【フェーズ6】修正・保守
Webサイトが完成し、チェックも終え、ようやくリリース!お疲れ様でした!
でも、Webサイトは納品したら終わりではありません。運用フェーズに入ると基本的には自社の責任範囲となりますが、修正・保守対応を制作会社に依頼する場合もあります。
- 修正
- 保守
の2つにわけて、簡単に解説します。
1.修正は、あります!
「完全なものを制作した!これでもう修正はない!」なんて思っていませんか?
いいえ、細かい内容修正などはそこかしこから見つかるものです。
ふと見たときに「てにをは」の狂いに気がついたり、依頼したはずの機能が抜けていることに気づいたり、制作中には気にしてなかった部分がダメに思えたり(あるある)。制作会社もミスがないように確認を行っているのですが、人間なので可能性はゼロとは言いきれません。
……でも、あわてる必要はありません。速やかに修正依頼を出して対応しましょう。雑誌や書籍といった物理媒体に比べ、修正しやすく影響が残りにくいのがWebの良いところです。
2.保守対応範囲の確認
「新たに欲しい機能ができた」「必要なページが欠けていた」など、自社の都合で修正が必要になることもあるでしょう。その場合は事前に取り決めた保守作業の範囲で対応を依頼しましょう。
もし保守対応範囲から外れるレベルの作業が発生する場合は、必要作業のリストと見積もりをもらい、依頼することになります。
保守契約は保険のようなもので、必要ないときは損しているような気になることもありますが、いざトラブルが起きたときにすぐ泣きつける相手がいるというのは非常に頼もしいものです。
自社で対応可能なことと調整・修正を依頼しなければいけないことを踏まえた上で、保守範囲と費用の策定をしておくことをおすすめします。
迷ったら「2人3脚」で進められる制作会社がオススメ
いかがでしたでしょうか?
基本的なWebサイト制作の注意点を網羅しましたが、Webサイト制作の現場では本記事に当てはまらないことも多いかと思います。どんな制作会社に依頼すべきか迷ったら、ひとまず、自社の事情を汲みとり、二人三脚でプロジェクトを進められる制作会社に依頼するのがオススメです。
そう、たとえばプライムナンb……おっと、誰か来ましたね。では今回はこのへんで。
この記事が少しでも今Web制作にお困りのあなたのお役に立ちますように!ciao!
プライムナンバーズもWebサイト制作サービスを提供しています!
公式サイト、採用サイト、広告LPなどの制作会社をお探しの方は、ぜひ弊社にお声がけください。
300社以上のWebサイト制作を経験してきた制作チームが、デザインからキャッチコピーまで「まるっ」と担当いたします。
「成果の出るサイト」を作りたいとお考えの方は、ぜひプライムナンバーズにご相談ください!