【2026年最新】リスティング広告のGoogle広告とLINEヤフー検索広告(旧Yahoo!広告)の違いとは?9つの比較ポイント
リスティング広告の2大媒体といえばGoogle広告とYahoo!広告ですが、2026年4月1日にLINE広告とYahoo!広告は「LINEヤフー広告」に統合され、Yahoo!広告の検索広告は「LINEヤフー広告の検索広告」(以下、LINEヤフー検索広告)に名称が変わりました。「予算やリソースが限られているので、まずはどちらか一方から始めたい」という広告主の方に向けて、2つの媒体の検索広告で違いが出るポイントを解説します。
名称は変わっても、Yahoo!JAPANの検索結果に広告を出すという検索広告の役割はこれまでと同じです。リスティング広告の媒体選びの判断材料としてご活用ください。
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目次
Google広告とLINEヤフー検索広告の9つの違い
前提として、両媒体の検索広告の基本機能に大きな差はありません。どちらもキーワードに連動してテキスト広告を表示するクリック課金型の広告で、広告文はレスポンシブ検索広告、入札は自動入札が中心です。以前はYahoo!広告の広告文の本数が少ない、レスポンシブ検索広告が使えないといった差がありましたが、現在は仕様がほぼそろっています。
それでも、配信先、使えるアセット、ターゲティング、キーワードの拡張方法などには今も違いがあります。Google広告とLINEヤフー検索広告の違いを9つの観点で整理しました。
| 比較項目 | Google広告 | LINEヤフー検索広告 |
| 主な掲載先 | Google検索、検索パートナー | Yahoo!JAPAN、国内の提携サイト |
| 広告表示アセット | 10種類以上 | 7種類 |
| ユーザー属性 | 年齢・性別・世帯収入 | 年齢・性別(一部アカウントのみ) |
| オーディエンス | リマーケティング、顧客データ、興味関心・購買意向など | サイトリターゲティング |
| 広告形式・入稿規定 | レスポンシブ検索広告(記号はポリシーで判断) | レスポンシブ検索広告(使える記号と個数が決まっている) |
| マッチタイプとAI拡張 | 完全一致・フレーズ一致・部分一致、AI最大化設定 | 完全一致・フレーズ一致・インテントマッチ、検索クエリーマッチング |
| 審査期間の目安 | ほとんどは1営業日以内 | 3営業日前後 |
| 連携できるツール | GA4、サーチコンソールなどGoogleの各種ツール | LINE公式アカウントなど(主にディスプレイ広告で活用) |
| 配信地域 | 国内・海外 | 国内のみ |
ユーザー層の違い
Googleは国内外で広く使われている検索エンジンで、パソコン・スマートフォンを問わず、ブラウザから検索するときの入り口になっています。Google広告を使えば、この大きな検索ボリュームに広告を出せる点が強みです。
一方のYahoo!JAPANは、検索だけでなくニュースや天気、乗換案内などを日常的に使うポータルサイトです。LINEヤフーの公式情報では、Yahoo!JAPANの月間ログインユーザーID数は5,400万(2025年3月末時点)とされています。ポータルを使うついでに検索するユーザーがいるため、Google広告だけではリーチしきれない層に広告を届けられることがLINEヤフー検索広告の強みです。
なお、統合によってLINEヤフー広告はLINEアプリのユーザーにも広告を出せるようになりましたが、LINEのトークリストなどに配信されるのはディスプレイ広告です。検索広告の配信先は従来どおりYahoo!JAPANなどの検索結果なので、「LINEのユーザーに検索広告が表示される」わけではない点に注意しましょう。統合の全体像はLINEヤフー広告の統合の注意点と始め方で解説しています。
ユーザーの質でいえば、どちらの媒体が優れているかは商材によって異なり、一概には言えません。自社の顧客がどちらの検索エンジンをよく使っているかを、実際の配信データで確かめることが大切です。
参考ページ1:【公式】LINEヤフー広告 | 最大16万円分の広告料金プレゼント
参考ページ2:LINEヤフー、ディスプレイ広告プラットフォームを統合 新たに「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」の提供を開始
広告掲載場所(検索パートナー)の違い
Google広告の検索広告は、Google検索に加えて「検索パートナー」と呼ばれる検索関連のサイトやアプリ、YouTubeの検索結果などにも表示されます。検索パートナーへの配信はキャンペーンの設定でオフにできます。メリット・デメリットはGoogle検索パートナーの仕組みと除外方法をご覧ください。
LINEヤフー検索広告は、Yahoo!JAPANをはじめとする国内の主要な提携サイトの検索結果に掲載されます。広告を表示する検索画面は「全て」と「ウェブサイト検索のみ」の2種類から選べ、「全て」を選ぶと、キーワードからの誘導先ページにも広告が表示されます。
とはいえ、どちらも配信の大半は自社の検索結果(Google検索、Yahoo!JAPAN)です。検索パートナーの違いを媒体選びの基準にする必要はあまりなく、「Googleで検索する人に出したいか、Yahoo!JAPANで検索する人に出したいか」で考えるとよいでしょう。なお、Bingの検索結果に広告を出したい場合は、Microsoft広告を利用します。
参考ページ1:Google 検索ネットワークについて
参考ページ2:検索広告 サービス概要
広告表示アセットの違い
広告文とは別に、リンクや電話番号、補足のテキストなどを追加できる機能を、Google広告では「アセット」、LINEヤフー検索広告では「広告表示アセット」と呼びます。どちらも、かつては「広告表示オプション」という名称でした。
種類はGoogle広告のほうが多く、LINEヤフー検索広告は7種類です。役割が近いものを並べると、次のようになります。
| 役割 | Google広告 | LINEヤフー検索広告 |
| 別ページへのリンク | サイトリンク | クイックリンク |
| 補足テキスト | コールアウト | テキスト補足 |
| カテゴリごとの情報 | 構造化スニペット | カテゴリ補足 |
| 電話発信 | 電話番号 | 電話番号 |
| 画像 | 画像 | 画像 |
| 社名・サービス名 | ビジネス名 | ビジネス名 |
| ロゴ | ビジネスロゴ | ファビコン |
| 住所 | 住所 | なし |
| 価格 | 価格 | なし |
| セール・特典 | プロモーション | なし |
| アプリ | アプリ | なし |
| フォーム | リードフォーム | なし |
住所や価格、プロモーション、リードフォームを使いたい場合は、Google広告が向いています。ただし、クイックリンク(サイトリンク)やテキスト補足(コールアウト)、電話番号など、成果につながりやすい基本のアセットは両媒体で使えるため、アセットの数だけで優劣は決まりません。どれから設定すべきかは広告表示アセットの重要度別の設定ポイントで紹介しています。
参考ページ1:アセットについて
参考ページ2:広告表示アセットとは
ターゲティング(ユーザーの絞り方)の違い
検索広告はキーワードに連動して表示されますが、年齢や地域などで配信対象を絞ったり、入札の強弱をつけたりできます。購入の対象にならないユーザーへの配信を減らすことは、無駄なクリックを抑えて費用対効果を高めるうえで欠かせません。両媒体の検索広告で設定できる内容は次のとおりです。
| 項目 | Google広告 | LINEヤフー検索広告 | 補足 |
| 年齢・性別 | ◯ | △ | LINEヤフーは2026年3月から提供 ※一部のアカウントのみ |
| 世帯収入 | ◯ | × | Googleは日本でも利用可能 |
| 地域 | ◯ | ◯ | ― |
| デバイス | ◯ | ◯ | ― |
| 曜日・時間帯 | ◯ | ◯ | ― |
| リマーケティング | ◯ | ◯ | LINEヤフーでは「サイトリターゲティング」 |
| 顧客データ | ◯ | × | Googleでは「カスタマーマッチ」 |
| 興味関心・購買意向 | ◯ | × | Googleはアフィニティ、購買意向、詳しいユーザー属性 |
LINEヤフー検索広告の年齢・性別ターゲティングは、2026年3月12日に追加された機能です。システムが用意した「男性/女性×6つの年齢区分(18〜24歳から65歳以上まで)」のオーディエンスリストを広告グループに関連付ける仕組みで、一定の取引実績があるアカウントにのみ提供されています。管理画面に表示されない場合は利用できません。
高額な商材で年収層を絞りたい場合や、保有している顧客リストを活用したい場合(既存顧客へのアップセル、既存顧客の除外など)は、Google広告に優位性があります。顧客リストを使った配信の仕組みはカスタマーマッチの解説記事をご覧ください。
参考ページ1:年齢や性別によるターゲティングについて
参考ページ2:オーディエンス セグメントについて
参考ページ3:検索広告のターゲティングはどんな種類がありますか?
参考ページ4:年齢・性別ターゲティング【検索広告】
広告形式・入稿規定の違い
広告文の形式は、両媒体ともレスポンシブ検索広告です。複数の見出し(タイトル)と説明文を登録しておくと、検索語句に合わせてシステムが組み合わせを選んで表示します。以前はGoogle広告が先行していた機能ですが、現在はLINEヤフー検索広告でも標準の広告形式で、本数や文字数の規定もそろっています。
| 項目 | Google広告 | LINEヤフー検索広告 |
| 見出し(タイトル) | 3〜15本、半角30文字以内 | 3〜15本、30文字以内 |
| 説明文 | 2〜4本、半角90文字以内 | 2〜4本、90文字以内 |
| 文字数の数え方 | 全角1文字を半角2文字分として計算 | 全角を2文字、半角英数記号を1文字として計算 |
違いが残っているのは記号のルールです。LINEヤフー検索広告は使える記号が一覧で決まっており、同じ種別の記号は1つのタイトル・説明文につき2つまで、括弧は1セットまでといった個数の制限もあります。Google広告は使える記号を一覧で定めるのではなく、「記号を本来の用途と異なる方法で使わない」「装飾のために多用しない」といったポリシーで判断します。
そのため、同じ広告文を両媒体に入稿すると、LINEヤフー側だけ記号の数で不承認になることがあります。共通の広告文を作るときは、LINEヤフー検索広告の規定に合わせておくと手戻りを防げます。媒体ごとの文字数や記号の規定は主要リスティング・SNS広告文規定まとめにまとめています。
参考ページ1:レスポンシブ検索広告について
参考ページ2:句読点と記号
参考ページ3:レスポンシブ検索広告
マッチタイプとAIによる配信拡張の違い
登録したキーワードに対して、どこまで幅広い検索語句に広告を表示するかを決めるのがマッチタイプです。両媒体とも3種類で、Google広告の「部分一致」にあたるものを、LINEヤフー検索広告では「インテントマッチ」と呼びます。インテントマッチは2024年7月16日に「部分一致」から名称変更されたもので、機能の変更はありません。
| Google広告 | LINEヤフー検索広告 | 広告が表示される検索語句 |
| 完全一致 | 完全一致 | キーワードと同じ、またはそれに近い検索語句 |
| フレーズ一致 | フレーズ一致 | キーワードのフレーズを含む検索語句 |
| 部分一致 | インテントマッチ | 類義語や関連性のある検索語句まで幅広く |
さらに、登録したキーワードにとらわれずにAIが配信する検索語句を広げる機能も、両媒体に加わっています。Google広告の「AI最大化設定」は、検索語句とのマッチング、広告見出しと説明文のテキストのカスタマイズ、最終ページURLの拡張を組み合わせて成果の拡大を図る、検索キャンペーン向けの設定です。
LINEヤフー検索広告では、「検索クエリーマッチング」が活用できます。キーワードとの関連性やユーザーの検索意図、レスポンシブ検索広告のアセット、ランディングページの内容などをもとに、関連性が高いとシステムが判断した検索クエリーに広告を配信します。詳しい仕組みは検索クエリーマッチングの仕組みと使い方で解説しています。
どちらも配信範囲が広がる分、意図しない検索語句に広告が表示されることもあります。検索語句(検索クエリー)のレポートを定期的に確認し、除外キーワード(対象外キーワード)で調整する運用は、両媒体に共通して欠かせません。
参考ページ1:検索キャンペーン向け AI 最大化設定について
参考ページ2:マッチタイプについて
参考ページ3:検索クエリーマッチングの提供開始について
審査期間の違い
広告を入稿してから配信が始まるまでの審査期間の目安も異なります。Google広告は「ほとんどの場合、1営業日以内に完了する」としています。LINEヤフー広告は、新規に入稿した広告の配信開始までに「3営業日前後」かかる場合があるとしています。
実際の審査期間は時期や内容によって変わりますが、LINEヤフー検索広告は余裕を持って入稿したほうが安心です。セールやキャンペーンの開始日が決まっている場合は、3営業日以上前には入稿しておきましょう。
参考ページ1:広告の審査プロセスについて
参考ページ2:審査とは
連携できるツールの違い
Google広告は、Googleアナリティクス4(GA4)やGoogleサーチコンソール、Googleマーチャントセンターなど、Googleの各種ツールと連携できます。たとえばGA4とリンクすると、GA4で計測したコンバージョンやオーディエンスを広告の配信や入札に活用できます。
LINEヤフー広告は、統合によってLINE公式アカウントやビジネスマネージャーとのデータ連携が進んでいます。ただし2026年9月時点で、これらのデータを使ったオーディエンスリストを活用できるのは主にディスプレイ広告です。検索広告で使えるターゲティングのオーディエンスリストは、サイトリターゲティングと年齢・性別に限られます。
アクセス解析やSEOのデータと広告のデータをまとめて分析・活用したい場合は、Google広告に優位性があるといえるでしょう。
参考ページ1:[GA4] サービス間のリンク設定: Google アナリティクス 4 プロパティと Google 広告をリンクする
参考ページ2:オーディエンスリストとは
配信地域の違い
最後に、基本的ながら重要なのが配信できる地域です。Google広告は世界中の地域に配信できます。一方、LINEヤフー検索広告の掲載先はYahoo!JAPANと国内の提携サイトの検索結果なので、国内向けの広告です。
海外のユーザーに広告を届けたい場合は、Google広告を選ぶことになります。
「媒体の違いより、自社に合った始め方を知りたい」という方は、以下のボタンからご連絡ください。貴社の商材や予算をうかがったうえで、Google広告とLINEヤフー検索広告の予算配分を含めた広告プランをご提案します。無料でご相談可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
違いはあっても、理想は両媒体で広告配信を始めること
ここまで、Google広告とLINEヤフー検索広告の違いを9つの観点で解説しました。基本的な機能はほぼそろっており、「こちらの媒体が必ず優れている」と言い切れる部分は多くありません。Google広告に優位性があるのは、主に次の点です。
- アセットの種類が多い(住所・価格・プロモーション・リードフォームなど)
- 世帯収入、顧客データ、興味関心・購買意向でのターゲティングができる
- GA4やサーチコンソールなど、Googleのツールと連携できる
- 審査期間の目安が短い
- 海外に配信できる
一方でLINEヤフー検索広告には、Google広告だけではリーチしきれないYahoo!JAPANの検索ユーザーに広告を届けられるという、代わりのきかない価値があります。
リスティング広告の成果は、媒体の機能以外にユーザー層や競合状況など多くの要因で変わります。予算が許すなら、まずは両媒体で1か月程度テスト配信を行い、コンバージョン数やコンバージョン単価を見ながら予算配分を調整するのがおすすめです。どちらか一方から始める場合は、本記事の比較ポイントを参考に選んでください。
それぞれの媒体の詳細は、以下の記事もあわせてご覧ください。
- リスティング広告とは?超初心者でもすぐわかる仕組み・費用相場・始め方解説
- 【Google広告とは?】資料つき完全ガイド|知っておきたい基本情報まとめ
- 【2026年最新】LINEヤフー検索広告とは?仕組み・費用・入稿規定と成果を出す運用ポイント
- 【資料DL可】3大リスティング広告媒体の特徴を解説【Google・Yahoo!・Microsoft】
- GDNとYDAの違いとは?配信面・ターゲティング・クリエイティブを徹底比較
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