LP制作でユーザーの離脱を防ぐポイント7選
LP(ランディングページ)とは、ユーザーが特定の広告やリンクをクリックした際に、最初に「ランディング」する(到着する)ページです。LPは主にユーザーに特定の行動(購入、登録、問い合わせなど)を促すことを目的に、1ページで完結するものがほとんどです。コーポレートサイトとは一味違う華やかな装飾を使い、商品・サービスのアピールをします。自由なデザインができそうなLPですが、商材の良いところばかりを訴求してしまい、ユーザー目線で考えられていないLPも中には存在します。
今回プライムナンバーズでは、LPの注意するべきポイント25個を下記資料にまとめました。
本記事はその中から特に重要な7個を解説します。
目次
① CTAが目立たない
CTAとは「Call To Action」の略です。ユーザーにアクションを促すテキストとボタン、必要な場合は問い合わせ用の電話番号などが入ります。
ユーザーに行動を促し、サービス提供側の目標達成につながる重要な要素の1つです。CTAがユーザーの目にとまらないとCV率(コンバージョン率)が低下してしまうかもしれません。
改善策として、
- CTAのエリアの色を変える
- ボタンは大きく背景とのコントラストを強くする
- ”予約する””購入する”など具体的な行動を促すテキストを入れる
下記を行うことでユーザーの見落としを予防できます。LPの流れをあえて一旦切るような、ユーザーに流し見されない工夫が必要です。
② 装飾が多すぎる
一般的なコーポレートサイトと比べ、LPは装飾・色数が多くリッチな印象のものが多いです。しかし過度な装飾は、本当に訴求したい情報が埋もれてしまう原因にもなります。商材にもよりますが、重要な情報の周りは特に過剰な装飾は避け、”重要な情報をたたせる”ようなデザインを心がけましょう。どうしても装飾が多くなってしまう場合は、余白(マージン)をしっかり取り装飾同士の境目をはっきりさせると、ごちゃごちゃせずスッキリした印象に近づきます。
③ 広告とLPの訴求内容が違う
一般的には広告に興味を持ったユーザーがLPへ流入してきます。そのため広告の訴求とLPの訴求に差異があるとユーザーが混乱し、不信感を持たれてしまいます。期待ハズレなLPを見て離脱してしまうかもしれません。広告の担当者の方とコミュニケーションを取りながら、広告の訴求と乖離のないLPにしましょう。ユーザーが何を期待してLPを訪れるのかを推測し、その期待に応えることがCVにつながるでしょう。
④ 伝えたいことだけを詰め込んでいる
LPは商品やサービスを宣伝する役割がありますが、「とにかく商品を買ってほしい感」が丸出しのLPはユーザーに不快感を与えることがあります。正当な商品でも怪しく見られてしまう場合があるので、過度な押し売りは控えましょう。サービス提供側が伝えたいことと、ユーザーが知りたいことを簡潔にまとめてください。同じ会社の人に見てもらうなど、LPを俯瞰しながら、ユーザーの目線に立って作りましょう。
⑤ 読み込み速度が遅い
ページの読み込みが遅いと、ユーザーはページが開く前に離脱する可能性が上がります。
モバイルサイトの読み込みに3秒以上かかると、見るのをやめてしまうユーザーは53%に上るという結果も出ています。
参照:Top 12 marketing insights from 2017 to carry you into 2018
ページが重くなる主な原因は”容量の大きい画像や動画を使用している”、”不要なJSやプラグインがある”などがあげられます。
画像や動画は画質を損なわない程度に圧縮し容量を抑え、不要なJSやプラグインは削除し、ページの読み込み速度ができるだけ速くなるようにしましょう。
⑥ テキストが多すぎる・少なすぎる
商材にもよりますが、絵や写真が少なく長々とした文章が多いLPはユーザーが疲れてしまいます。ページが表示された時にテキストばかりが目に付いてしまうと、フラッとLPに遷移してきた購買意欲の低いユーザーは読む気が起きず離脱してしまうかもしれません。反対にテキストが少なすぎてユーザーが知りたい情報が不足していると、「この商品大丈夫?」と不信感につながります。価格が高かったり、価値が伝わりづらい商品の場合はユーザーに安心感と納得感を得られるように十分な量のテキストや画像を使いアピールしましょう。
どちらにしてもテキストは端的にまとめ、本当に伝えたいことを吟味し、ユーザーが本当に知りたい情報が載っているか確認してみましょう。
⑦ 申し込み・お問い合わせフォームの項目が多すぎる
入力フォームはCVにつながる重要な箇所ですが、ユーザーが一番労力を使うコンテンツでもあります。入力する項目が多すぎるとユーザーにとって大きな負担となり、「めんどくさいからいいや…」とあきらめてしまう可能性が出てきます。項目数は必要最低限に絞り、直感的に理解できるシンプルなデザインを心掛けましょう。また、見た目だけでなくUI面でもよく考える必要があります。
入力エラーがあった際のエラーメッセージを項目に入力している途中で表示したり、間違っている項目を具体的に教えるなど、やり直しを億劫に感じさせない配慮が重要です。
その他の注意点を資料にまとめました
上記の他にもLPにおいて気を付けたいポイントはたくさんあります。
合計25個のLPにおける注意すべきポイントをまとめたチェックリストを作成しましたので、ぜひご一読ください。難しいことはなくすぐに対策を始められるもののみをまとめています。
これらのポイントに注意することで、ユーザーにとって使いやすく、目的達成に貢献する効果的なLPに近づけることができるでしょう。プライムナンバーズではLP以外にもコーポレートサイトのリニューアルやバナー制作なども対応可能です。ぜひお気軽にご相談ください。