Meta広告のリード獲得広告とは?インスタントフォームの作り方とリードの質を高める設計のコツ
Meta広告の「リード獲得広告」は、FacebookやInstagramの上で問い合わせや資料請求の情報を集められる広告です。LP(ランディングページ)へ移動させずにフォームを開けるため、スマートフォンでも入力の手間が少なく、BtoBの資料請求からBtoCの来店予約まで幅広く使われています。
本記事では、Metaの公式ヘルプの内容をもとに、リード獲得広告の種類、インスタントフォームの作り方、リードの質を高める設計と運用のコツまでを解説します。
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目次
Meta広告のリード獲得広告とは
リード獲得広告は、Meta広告のキャンペーン目的「リード」で配信する広告です。商品やサービスに興味を持ちそうな利用者を見つけ、その人の連絡先などの情報を取得しやすくすることを目的としています。
配信面はFacebookフィード、Facebookストーリーズ、Instagramフィード、Instagramストーリーズ、インストリームリール動画、Marketplaceなどです。Meta広告の配信面やキャンペーン目的の全体像は、Meta広告の基礎知識と運用のコツをまとめた完全ガイドで解説しています。
リード獲得広告の3つのタイプ
Metaのリード獲得広告には、利用者に取ってもらう行動によって3つのタイプがあります。本記事では、このうち「インスタントフォーム付き」のリード獲得広告を中心に解説します。
| タイプ | 利用者の行動 | 向いている用途 |
| インスタントフォーム付きリード獲得広告 | Facebook・Instagram上で開くフォームに入力して送信する | 資料請求、問い合わせ、見積もり依頼、来店予約 |
| メッセージに誘導するリード獲得広告 | Messenger・Instagram・WhatsAppでビジネスとの会話を始める | 相談内容が人によって違う商材、会話しながら要件を聞きたい場合 |
| 通話ボタン付きリード獲得広告 | 広告からビジネスへ電話をかける | 急ぎの依頼が多い業種(修理・工事など)、電話予約が中心の店舗 |
リード獲得広告の使いみち
潜在顧客の特定、ニュースレター購読者の獲得、ホワイトペーパーやパンフレットなど限定コンテンツのダウンロード促進、プログラムへの参加促進などがおすすめです。
LPのフォームに誘導する広告との違い
リード獲得は、自社サイトのLPに誘導してフォームに入力してもらう方法でも行えます。インスタントフォームとの主な違いは次のとおりです。
| 比較項目 | インスタントフォーム | 自社サイトのLP・フォーム |
| 入力のしやすさ | Facebook・Instagramに登録された情報が自動入力されるため、入力の手間が少ない | すべて手入力。フォームの作り方で完了率が大きく変わる |
| 伝えられる情報量 | イントロと画像で伝えられる範囲に限られる | LPで商品の詳細、事例、料金まで伝えられる |
| リードの質 | 気軽に送信できる分、検討度の低いリードも混ざりやすい | LPを読んで納得した人が入力するため、検討度は高くなりやすい |
| 準備の工数 | 広告マネージャ内でフォームを作成できる | LPとフォームの制作、Metaピクセルの設置が必要 |
| データの受け取り | 広告マネージャやリードセンターからダウンロード、またはCRM連携 | 自社のフォームシステムやMAツールに直接入る |
LPを持っていない、またはLPのコンバージョン率が低い場合は、インスタントフォームから始めるとリードを集めやすくなります。反対に、単価の高い商材や、検討度の高い見込み客だけに絞りたい場合は、LPへの誘導と併用して比べるのがおすすめです。自社サイトのフォームを改善したい場合は、入力フォームのデザインでUXを落とさない方法も参考にしてください。
リード獲得広告が向いている商材
インスタントフォームは、入力のハードルが低いことが最大の強みです。そのため、次のような商材・目的で成果が出やすい傾向があります。
- 無料のお役立ち資料やホワイトペーパーをダウンロードしてもらうBtoB商材
- 無料相談、無料見積もり、無料体験など、最初の申し込みに費用がかからないサービス
- 住宅展示場、スクール、美容クリニックなどの来場・来店・説明会予約
- キャンペーンやメールマガジンへの登録
利用者がじっくり比較してから申し込む高額商材では、フォームだけで入力を促すのは難しくなります。後述するフォームタイプや質問の設計で、リードの質をコントロールすることが重要です。
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インスタントフォームの3つのフォームタイプ
インスタントフォームには「大量用」「高い意向」「リッチクリエイティブ」の3つのフォームタイプがあり、フォーム作成時の[フォームタイプ]で選択します。何も変更しなければ大量用が選ばれます。

| フォームタイプ | 特徴 | 向いているケース |
| 大量用(デフォルト) | モバイルデバイスで素早く簡単に送信できるフォーム | まずは件数を集めたい、資料ダウンロードなど入口の低いオファー |
| 高い意向 | 連絡先欄に「ビジネスからフォローアップがある」旨を表示し、送信前に入力内容の確認画面を追加する | 営業からの電話・訪問が前提の問い合わせ、試乗や商談の予約 |
| リッチクリエイティブ | カラーテーマの変更、画像や商品説明などの補足テキストを追加できる | ブランドの世界観やサービス内容をフォーム内で詳しく伝えたい場合 |
大量用(確認画面なし)


高い意向(確認画面あり)

リッチクリエイティブ

「高い意向」フォームは、確認のステップが増える分だけ送信数は減りやすくなりますが、関心の低い利用者による送信を防ぐ効果があります。なお、高い意向フォームはモバイルデバイスのFacebookフィードとInstagramフィードにのみ配信され、デスクトップには表示されません。リッチクリエイティブを選んだ場合は、下記画像のイントロセクションの設定が必須です。

フォームタイプの選び方
どのタイプから始めるかは、リードを受け取ったあとの対応で決めると判断しやすくなります。
| リードの受け取り後の対応 | おすすめのフォームタイプ |
| メールでの資料送付、ナーチャリングが中心 | 大量用 |
| 営業担当が電話・メールで個別にフォローする | 高い意向 |
| 商品の魅力を伝えないと入力されにくい、ブランド訴求も重視したい | リッチクリエイティブ |
迷った場合は、大量用と高い意向の2つのフォームを用意し、同じ予算でA/Bテストを行って「リード単価」と「商談化率」の両方で比べるのが確実です。A/Bテストの設定方法はMeta広告のA/Bテスト機能の使い方で解説しています。
参考ページ:インスタントフォームのタイプについて
インスタントフォームの設計やリードの質の改善でお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
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リード獲得広告の作成手順
ここからは、Meta広告マネージャでインスタントフォーム付きのリード獲得広告を作成する流れを説明します。広告マネージャの基本的な画面の見方は、Meta広告マネージャの基本の使い方ガイドをご覧ください。
事前に準備するもの
配信を始める前に、次のものを用意しておくとスムーズです。
- Facebookページ(広告の配信元になるページ)と、利用する場合はInstagramアカウント
- 広告アカウントと支払い方法
- 自社のプライバシーポリシーのURL(既存のものを使えます。リード獲得広告専用に作る必要はありません)
- フォームで聞く質問と、送信後に案内する内容(資料のURLや、担当者からの連絡タイミングなど)
- 広告に使う画像・動画と広告文
個人情報を扱う広告なので、取得した情報の利用目的を社内で決めてから作成に入りましょう。
広告マネージャでの作成の流れ
キャンペーン、広告セット、広告の3つの階層で、次の順番に設定します。
- 広告マネージャを開き、[+作成]をクリックする
- キャンペーンの目的で[リード]を選び、[次へ]をクリックする
- 広告セットの[コンバージョン]セクションで、コンバージョンの場所に[インスタントフォーム]を選ぶ
- [パフォーマンスの目標]を選ぶ
- 予算、掲載期間、オーディエンス、配置を設定する
- 広告の[広告設定]で[シングル画像または動画]または[カルーセル]を選び、クリエイティブを入力する
- [フォームを作成]をクリックしてインスタントフォームを作る(既存のフォームも選べる)
- 内容を確認し、[公開する]をクリックする
現在の広告マネージャでは、リード目的のキャンペーンはAdvantage+リード獲得キャンペーンとして作成され、キャンペーン設定の一部が自動化されています。キャンペーン目的とパフォーマンスの目標の関係は、キャンペーン目的・パフォーマンスの目標の選び方もあわせてご確認ください。
コンバージョンの場所の選び方
キャンペーン目的をリードにすると、広告セットでリードを獲得する「場所」を選べます。インスタントフォーム以外にも、次のような選択肢があります。
| コンバージョンの場所 | 内容 |
| インスタントフォーム | Facebook・Instagram上のフォームで情報を入力してもらう |
| ウェブサイト | 自社サイトのフォームでの送信を促す。Metaピクセルの設置が必要 |
| ウェブサイトとインスタントフォーム | ウェブサイトとインスタントフォームの両方でリードを獲得する |
| インスタントフォームとMessenger | 利用者が行動しやすいほうの場所が自動で使われる |
| Messenger/Instagram/WhatsApp | メッセージでの自動の質問・回答フローや会話に誘導する |
| 電話 | 注文、問い合わせ、予約のための通話を促す |
ウェブサイトを選ぶ場合は、事前にMetaピクセルでコンバージョンを計測できる状態にしておく必要があります。設定方法はMetaピクセルの発行・設定の手順で解説しています。
パフォーマンスの目標の選び方
パフォーマンスの目標は、広告を「どんな人に届けるか」を決める重要な設定です。リード獲得広告では主に次の目標を選べます。
| パフォーマンスの目標 | 配信される人 | 使いどころ |
| リード数の最大化 | 連絡先情報を提供する可能性が高い人 | まずはリードの件数を集めたい |
| 適格リード数を最大化 | 連絡先情報を提供したあとにコンバージョン(商談化・成約など)に至る可能性が高い人 | リードの質を高めたい。CRMとの連携が必要 |
| コンバージョン値の最大化 | 共有したコンバージョン値に基づき、価値の高いリードになる可能性が高い人 | リードごとの価値に差があり、値を設定して最適化したい |
注意したいのが、2026年の仕様変更です。2026年4月から、コンバージョンAPI連携なしで新しいキャンペーンを作成する場合は「適格リード数を最大化」を利用できなくなり、既存のキャンペーンも2026年8月から影響を受けるとされています。リードの質で最適化したい場合は、CRM用コンバージョンAPIの連携が前提になると考えておきましょう。
Metaの公式ヘルプでは、CRM用コンバージョンAPI連携と「適格リード数を最大化」を使ったインスタントフォームのリード獲得広告は、「リード数の最大化」と比べて高クオリティリードの単価が21%減少したと紹介されています。
参考ページ1:Meta広告マネージャを使ってリード獲得広告を作成する方法
参考ページ2:リード獲得広告のパフォーマンスの目標について
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インスタントフォームの作り方と設計のポイント
インスタントフォームの中身は、広告の成果とリードの質を大きく左右します。ここでは、フォームの構成と、質問を設計するときのポイントを解説します。
インスタントフォームを構成するセクション
フォームエディターでは、次のセクションを順番に設定します。未完了のセクションには赤い「!(感嘆符)」、完了したセクションには緑のチェックマークが表示されます。
| セクション | 設定する内容 | 必須かどうか |
| フォームタイプ | 大量用・高い意向・リッチクリエイティブから選ぶ | 必須 |
| イントロ | 背景画像、あいさつ(見出しと説明文) | 任意(リッチクリエイティブでは必須) |
| 質問 | 自動入力する連絡先などの定型の質問、カスタム質問、取得した情報の使用目的の説明 | 必須 |
| プライバシーポリシー | プライバシーポリシーのURLとリンクテキスト | 必須 |
| カスタム免責事項 | マーケティングのオプトインや法的な注意事項 | 任意 |
| 終了 | 送信後に表示する見出し、説明、リンク、CTAボタン | 必須 |
広告マネージャに保存できるインスタントフォームは最大100個です。100個に達した状態で新しいフォームを作ると、最新の100個だけが保存されるため、使わなくなったフォームはアーカイブして整理しておきましょう。
定型の質問とカスタム質問
インスタントフォームの質問には、利用者のプロフィール情報が自動で入力される「定型の質問」と、自由に作れる「カスタム質問」があります。
| 種類 | 主な項目 | ポイント |
| 定型の質問 | メールアドレス、電話番号、姓名、住所、郵便番号、生年月日、性別、役職、会社名、仕事用メールアドレス、職場の電話番号など | FacebookやInstagramの登録情報が自動入力される。利用者は生年月日を除き、送信前に内容を編集できる |
| カスタム質問 | 多肢選択式、短い回答、条件付き、予約リクエスト | 最大15件まで追加でき、回答を任意にすることも可能 |
BtoBの場合は、定型の質問の「勤務先情報」にある会社名・役職・仕事用メールアドレスを使うと、個人のアドレスではなく会社の連絡先を集めやすくなります。ただし、プロフィールに登録されていない項目は手入力になるため、項目を増やしすぎると手間が増え送信率が下がるおそれがあります。
リードの質を上げる質問の設計
入力のハードルを下げつつ、商談につながるリードを見分けるには、次のような工夫がおすすめです。
- 多肢選択式の質問で検討度を聞く:「導入予定の時期」「検討中のサービス」「予算感」などを選択式で聞くと、送信のしやすさを保ちながらリードを見分けられます。多肢選択式の質問を増やすと通常は質の高いリードが多く集まる一方、少なくすると送信数が増える傾向があります。
- 短い回答の質問は最小限にする:自由記述が多いと送信されない原因になります。同じ情報が選択式で取れるなら、選択式に置き換えましょう。
- 条件付きロジックで質問を分岐させる:前の回答に応じて次の選択肢を変えられるため、質問数を増やさずに必要な情報を集められます。
- SMS認証を必須にする:電話番号を必須にしている場合、[リンク先]セクションで[フォームの送信にSMS認証を必須にする]をオンにできます。架空の電話番号による送信を減らしたいときに有効です。
- 「送信するとどうなるか」を伝える:「担当者から2営業日以内にお電話します」のように送信後の流れを明記すると、連絡してほしくない人からの送信を減らします。
質問を増やすほどリードの質は上がりやすくなりますが、件数とリード単価は悪化しやすくなります。質問数の違うフォームでA/Bテストを行い、完了率・リード単価・商談化率を見ながら最適な数を探しましょう。
インスタントフォームで禁止されている質問
Metaの広告規定により、インスタントフォームでは次のような情報を求める質問を作ることが禁止されています。
- アカウント番号(ポイントカードの番号、電話やケーブルテレビの契約番号など)
- 犯罪歴・逮捕歴
- 財務関連情報(クレジットカード番号、銀行口座番号、収入、負債の状況など)
- 政府発行の個人識別番号(運転免許証番号、パスポート番号など)
- 健康関連情報や保険情報
- 政治観、人種・民族、宗教・哲学的信条、性的指向、労働組合への加入状況
- サービスのログイン情報(ユーザーネームやパスワードなど)
- 子どもの生年月日
- 定型の質問で用意されている項目とまったく同じ、または非常によく似た質問
最後の項目は見落としやすいポイントです。たとえば「メールアドレス」をカスタム質問の短い回答で作るのではなく、定型の質問のメールアドレスを使いましょう。
参考ページ1:Meta広告マネージャでインスタントフォーム付きリード獲得広告を作成する
参考ページ2:インスタントフォーム付きリード獲得広告で利用できる定型の質問について
参考ページ3:インスタントフォームで禁止されている質問
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獲得したリードの管理方法
リード獲得広告は、フォームが送信されたあとの対応まで設計して初めて成果につながります。ここでは、リードデータの受け取り方と管理の注意点を解説します。
リードデータのダウンロード
インスタントフォームから送信されたリードのデータは、次の場所からCSVファイルでダウンロードできます。
- Meta広告マネージャ
- MetaBusinessSuiteの[インスタントフォーム]ページ
- MetaBusinessSuiteのリードセンター
特に注意したいのが、ダウンロードできる期間です。リードのデータは、フォームが送信されてから最長90日間しかダウンロードできません。広告マネージャの[結果]列に表示される件数よりダウンロードした件数が少ない場合は、90日を過ぎて期限切れになったリードが含まれている可能性があります。手動で管理する場合は、少なくとも毎日〜数日おきにダウンロードする運用にしましょう。
CRM連携とコンバージョンAPI
リードを継続的に扱うなら、CRM(顧客管理システム)との連携がおすすめです。MetaBusinessSuiteに対応するCRMを連携するほか、Zapierを使って連携する方法も用意されています。連携すると、リードが自動でCRMに入るため、ダウンロード漏れや対応の遅れを防げます。
さらに、CRM用コンバージョンAPIを使って「そのリードが商談化した」「成約した」といった情報をMetaに送り返すと、パフォーマンスの目標「適格リード数を最大化」で質の高いリードに向けて最適化できます。前述のとおり、2026年以降は質で最適化するための前提条件になるため、リード獲得広告を本格的に運用するなら早めに準備しておきましょう。コンバージョンAPIの仕組みは、Meta広告のコンバージョンAPIとMetaピクセルの違いで解説しています。
参考ページ1:Metaからリードのデータをダウンロードまたは取得する
参考ページ2:期限切れのリードについて
参考ページ3:リード獲得広告のためのCRMシステム連携について
リードへの対応はスピードが重要
インスタントフォームは広告を見たその場で送信されるため、利用者は自社サイトをまだ見ていないことも多く、時間が経つほど「何に申し込んだか」を忘れられやすくなります。送信直後に自動返信メールを送る、営業日内に電話をかけるなど、対応のルールを決めてから配信を始めましょう。
Metaの公式ヘルプでも、短期間に大量のリードが集まるとセールスチームやコールセンターの対応が追いつかなくなるため、広告スケジュールを使ってチームが対応できる時間帯に配信を調整することが推奨されています。
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リード獲得広告で成果を上げる運用のコツ
最後に、実際の運用で差が出やすいポイントをまとめました。
1.評価指標をリード単価だけにしない
リード獲得広告は、リード単価だけを見ると非常に安く見えることがあります。しかし、連絡がつかないリードや検討度の低いリードが多ければ、商談単価・受注単価はかえって高くなります。CRMの商談化・受注データと突き合わせ、媒体・フォームごとに「商談1件あたりの費用」で評価しましょう。BtoBで質の高いリードを集める考え方は、BtoBマーケティングでリードの質を上げるWeb広告のポイントも参考になります。
2.優良顧客をもとにした類似オーディエンスを使う
Metaの公式ヘルプでは、リード獲得広告の類似オーディエンスは、フォームを送信した人ではなく既存の顧客をもとに作ることが推奨されています。フォーム送信者をもとにすると、「送信はするが成約しない人」に似た人へ配信が広がってしまうためです。受注顧客のリストをもとにしたカスタムオーディエンスの作り方は、Meta広告のカスタムオーディエンスの作り方で解説しています。
3.フォームを開いて送信しなかった人に再度アプローチする
エンゲージメントカスタムオーディエンスを使うと、インスタントフォームを開いたものの送信しなかった人にリーチできます。一度は関心を示した人なので、別の訴求のクリエイティブで再度フォーム送信を促すと、効率よくリードを獲得できる可能性があります。
4.広告で「送信するメリット」を明確にする
リード獲得広告は、まず広告をタップしてフォームを開いてもらう必要があります。「無料で受け取れる資料の中身」「相談すると何がわかるか」など、送信するメリットが一目で伝わる画像・動画と広告文を用意しましょう。完了画面にクーポンコードや資料のURLを載せ、送信後の行動につなげるのも有効です。
5.ターゲティングはAIに任せる前提で設計する
現在のMeta広告は、Advantage+オーディエンスなどのAIによる配信の最適化が中心です。細かく絞り込みすぎるより、配信の方向性を示す程度にとどめ、CRMから質の情報を返してAIに学習させるほうが成果が安定しやすくなります。設定できるターゲティングの種類はMeta広告のターゲティング全種一覧をご覧ください。
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プライムナンバーズのリード獲得広告の配信事例
最後に、プライムナンバーズで実際に運用したインスタントフォームのリード獲得広告の事例を3つ紹介します。お客さまが特定されないよう、商材は大まかな分類にとどめ、数値も概算の幅で記載しています。
事例1:法人向け教育サービスの資料ダウンロード
企業に向けた教育サービスで、資料ダウンロードを目的に配信した事例です。当初はLPへ誘導する広告を配信していましたが、獲得がほとんどなかったため、インスタントフォームのリード獲得広告に切り替えました。
| 項目 | 内容 |
| 目的 | 資料ダウンロード |
| 配信期間 | 約4か月 |
| クリック率 | 0.5%前後 |
| クリック単価 | 数百円台 |
| 獲得件数 | 切り替え前の月0〜1件程度から、月20件前後まで増加 |
| 獲得単価 | 2万円前後 |
広告文に「法人向け」と明記したところ、個人による送信が減りリードの質が改善しました。そのうえで、会社規模のターゲティングとの掛け合わせや配信エリアの絞り込みを行い、対象外の送信をさらに減らしています。クリエイティブは「手軽に始められる」ことを伝える訴求のほうが獲得単価が安く収まりました。
事例2:専門職の求人
専門職の経験者を対象にした求人の事例で、配信開始から1週間ほどの初動の数値です。ターゲティングを手動で設定した広告セットと、ターゲティングをAIに任せるAdvantage+の広告セットを、ほぼ同じ予算で並行して配信しました。
| 項目 | 手動のターゲティング | Advantage+ |
| クリック率 | 1%強 | 1%強 |
| フォーム送信率 | 3%台 | 2%台 |
| 獲得単価 | 1万円弱 | 1万円台前半 |
初動では手動のターゲティングのほうが獲得単価が低くなりました。配信面ではInstagramが配信量の大半を占めた一方、クリック率はFacebookのほうがInstagramの約2倍と高く推移しています。Advantage+は配信開始直後の学習期間中のため、一定期間のデータがたまってから比べる必要があります。
事例3:法人向けITサービス
企業向けのITサービス商材で、問い合わせと資料ダウンロードを目的に配信した事例です。この事例ではキャンペーン目的を「リード」にしたうえで、コンバージョンの場所をインスタントフォームではなく自社サイト(LPのフォーム)にしています。
| 項目 | 内容 |
| 目的 | 問い合わせ・資料ダウンロード |
| コンバージョンの場所 | ウェブサイト(LPのフォーム) |
| 配信期間 | 約半年 |
| クリック率 | 月によって0.5%前後〜10%前後と大きく変動 |
| クリック単価 | 十数円〜千円台と大きく変動 |
| 獲得単価 | 配信初期は4万円前後、その後は数万〜十数万円台で推移 |
配信の途中でクリック単価が数十円台まで下がり、クリック数は数倍以上に増えましたが、問い合わせや資料ダウンロードの件数はほとんど増えませんでした。クリックが安く大量に集まっても、LPのフォームまで進む人が増えるとは限りません。そこで、単一だったターゲティングを掛け合わせに変更し、広告文とバナーをサービスの内容が具体的に伝わる表現に変えたところ、クリック率が約2倍に改善しました。あわせて、フォームへの来訪やLPのスクロールを中間コンバージョンとして計測し、成果の手前の行動も配信の学習に使えるようにしています。並行して配信していた検索広告と比べるとMetaのほうが獲得を積み上げられていたため、成果の振るわない媒体を止めてMetaに予算を寄せる判断もしました。
事例から見える傾向
3つの事例から、リード獲得広告の数値感と改善のポイントとして次のような傾向が見えています。
- 獲得単価は、インスタントフォームを使った事例で1万〜2万円前後、LPのフォームに誘導した事例で数万〜十数万円台となり、商材の違いはあるものの、コンバージョンの場所によって大きな差が出た
- LPへの誘導で獲得できなかった商材でも、インスタントフォームに切り替えるとリードを獲得できるケースがある
- クリック単価が下がっても獲得が増えるとは限らないため、クリック数ではなく獲得件数と獲得単価で評価する
- クリエイティブは、手軽さやサービスの内容が具体的に伝わる訴求のほうが成果につながりやすい
- 手動のターゲティングとAdvantage+は、学習期間を過ぎてから比較して判断する
「法人向け」のように対象者をはっきり書くと、対象外の人の送信が減り、リードの質の改善につながりました。入力のハードルが低いインスタントフォームだからこそ、広告文とフォームの両方で「誰に向けた広告か」を明確にすることが重要です。
同じような商材でリード獲得広告の配信を検討している場合や、リードの質に課題がある場合は、ほかの配信事例もまとめたMeta広告運用代行サービスの資料をご覧ください。
まとめ:リード獲得広告は「送信後」まで設計して成果を出そう
Meta広告のリード獲得広告は、FacebookやInstagramから離れずにフォームを送信できるため、LPへ誘導するよりも手軽にリードを集められる広告です。一方で、入力のハードルが低い分、リードの質の管理と送信後の対応が重要です。
プライムナンバーズでは、Meta広告のリード獲得広告の設計から、CRMと連携した商談化率の改善まで一貫してサポートしています。リードの件数は取れているのに商談につながらない、どこから改善すべきかわからないという場合は、お気軽にご相談ください。
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Meta広告(Facebook・Instagram)運用代行サービスの詳細
プライムナンバーズでは、Facebook広告・Instagram広告の運用代行を承っています。リード獲得広告のインスタントフォームの設計から、ターゲティング、クリエイティブの制作、CRMと連携した成果の計測までまとめて対応し、配信開始後も獲得件数とリードの質の両面から改善提案を継続して行います。Facebookを中心に配信したい場合はFacebook広告運用代行サービス、Instagramを中心に配信したい場合はInstagram広告運用代行サービスをご覧ください。
現在の運用に不安がある場合は、無料アカウント診断をご依頼ください。現状のアカウントを拝見し、改善の余地をお伝えします。
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