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2026.10.26 更新
2026.10.26 更新

【媒体別仕様一覧Excelつき】カルーセル広告とは?Meta・X・TikTok・Googleの入稿規定と成果を出す作り方

Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

カルーセル広告は、1つの広告の中で複数の画像や動画を横にスワイプして見せられる広告フォーマットです。Meta広告(Facebook・Instagram・Threads)、X広告、TikTok広告、Google広告のデマンドジェネレーションなど主要な媒体で配信できますが、カードの枚数や画像の比率、テキストの文字数は媒体ごとに異なります。

この記事では、カルーセル広告の特徴と向いているケース、媒体別の入稿規定、成果を出すための作り方を、弊社の運用事例とあわせて解説します。入稿規定をまとめた資料は下記より無料でダウンロードいただけます。

カルーセル広告とは?複数の画像・動画を1つの広告で見せられるフォーマット

カルーセル広告とは、2枚以上の画像や動画(カード)を横並びにして、ユーザーがスワイプやクリックで切り替えながら見られる広告です。1つの広告で複数の商品や、1つの商品の複数の魅力を順番に伝えられるのが大きな特徴で、媒体によってはカードごとに別のリンク先を設定できます。

SNS広告の媒体ごとの特徴や配信面は、SNS広告の主要5媒体の比較で解説しています。

シングル画像広告・コレクション広告との違い

カルーセル広告と混同されやすいフォーマットに、シングル画像(動画)広告とコレクション広告があります。違いは下表のとおりです。

項目シングル画像(動画)広告カルーセル広告コレクション広告
見せ方画像または動画1点2枚以上のカードを横にスワイプメインの画像・動画の下に商品画像を並べる
伝えられる情報量少ない(1訴求)多い(カードの枚数分)多い(商品カタログの点数分)
リンク先1つ媒体によってはカードごとに設定可商品ごと(カタログ連携)
向いている用途訴求が1つで伝わる商材複数商品の紹介、機能や手順の説明ECサイトの多数の商品の紹介

コレクション広告はEC事業者向けの色合いが強いフォーマットです。詳しくはコレクション広告の解説をご覧ください。

カルーセル広告が向いているケース・向いていないケース

カルーセル広告は情報量を増やせる一方で、カードの枚数分だけ素材を用意する必要があります。「複数のカードに分けて見せる理由があるか」で判断すると、使うべきかどうかを決めやすくなります。

ケース具体例カルーセルが合う理由
複数の商品を紹介したいアパレルの新作、複数の物件・プラン1つの広告で比較しながら選んでもらえる
1つの商品を多角的に見せたい外観・内装・設備、機能ごとの特長カードごとに1つの魅力に絞って伝えられる
手順やストーリーを伝えたい使い方の3ステップ、導入前後の変化スワイプする順番で理解を深められる
比較・ランキングを見せたい料金プランの比較、よく選ばれるメニューカードの並びで違いが伝わりやすい

一方で、訴求が1つで伝わる商材や、画像の素材が1〜2点しか用意できない場合は、シングル画像広告のほうが制作の手間に見合いやすいでしょう。また、TikTok広告のカルーセル広告はキャプションとリンク先が全カード共通のため、カードごとに別のページへ誘導したい場合は、Meta広告やGoogle広告のほうが向いています。

自社の商材にカルーセル広告が合うのか、どの媒体で配信すべきか判断に迷う方は、下記よりお気軽にご相談ください。

【媒体別】カルーセル広告の入稿規定まとめ

主要4媒体のカルーセル広告の入稿規定を比較すると、下表のようになります。カードの枚数・推奨の比率・リンク先の設定方法は媒体ごとに違うため、同じ素材を使い回す場合でも、配信する媒体の規定に合わせてサイズを調整しましょう。

一覧比較Excelはこちら

項目Meta広告X広告TikTok広告Google広告(デマンドジェネレーション)
カードの枚数2〜10枚2〜6枚2〜35枚(標準カルーセル)2〜10枚
推奨の比率Facebookフィード:1:1
Instagramフィード:画像のみは4:5、動画を含む場合は1:1
画像:1.91:1または1:1
動画:16:9または1:1
横長・正方形・縦長の3種の解像度横向き・スクエア・縦向き(任意)
推奨サイズ1,080×1,080ピクセル以上画像:800×418ピクセル(1.91:1)、800×800ピクセル(1:1)1,200×628/640×640/720×1,280ピクセル横向き1,200×628ピクセル、スクエア1,200×1,200ピクセル
動画使用可使用可(画像との混在は同じ比率のみ)画像のみ(音楽が必須)画像のみ
リンク先カードごとに設定可最大6つのリンク先を設定可全カードで1つカードごとに設定可
比率の統一許容誤差あり(Facebookフィード3%、Instagramフィード1%)1つのカルーセル内は1つの比率記載なし全カードで同じ比率が必須

Meta広告(Facebook・Instagram・Threads)

Meta広告のカルーセルは、カード2〜10枚で、画像と動画のどちらも使えます。推奨の比率は配置によって異なり、Facebookフィードでは1:1、Instagramフィードでは画像のみのカルーセルなら4:5、動画を含むカルーセルなら1:1です。解像度はいずれも1,080×1,080ピクセル以上が推奨されています。

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項目FacebookフィードInstagramフィード
画像ファイルJPGまたはPNG(最大30MB)JPGまたはPNG(最大30MB)
動画ファイルMP4・MOV・GIF(最大4GB)MP4・MOV・GIF(最大4GB)
動画の長さ1秒〜240分1秒〜2分
メインテキスト80文字以内を推奨125文字以内を推奨
見出し・説明見出し20文字以内、説明18文字以内を推奨―
比率の許容誤差3%1%

参考ページ:Facebookフィードに配信する「認知度アップ」を目的とするカルーセル広告の仕様

参考ページ:Instagramフィードに配信する「認知度アップ」を目的とするカルーセル広告の仕様

Threadsフィードにもカルーセル広告を配信できますが、現時点では画像のみの対応で、Threadsフィードだけを配置に選ぶことはできません。Threads向けの規定はThreads広告の入稿規定で詳しく解説しています。また、商品カタログと連携してユーザーごとに表示する商品を自動で出し分ける場合は、Advantage+カタログ広告のカルーセル形式を使います。

X広告

X広告のカルーセルは、カード2〜6枚で、画像と動画のどちらも使えます。主な規定は下表のとおりです。

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項目規定
カードの枚数2〜6枚(画像または動画)
画像カルーセル1.91:1(800×418ピクセル推奨)または1:1(800×800ピクセル推奨)
動画カルーセル16:9(800×450ピクセル推奨)または1:1(800×800ピクセル推奨)
比率の統一1つのカルーセル内は1つの比率のみ。画像と動画を混在させる場合も同じ比率にする
画像ファイルPNG・JPEG推奨、最大5MB
動画ファイルMP4・MOV、最大1GB
カードのタイトル最大70文字(全角25文字以内を推奨)
ポスト本文280文字(全角140文字)以内
リンク先最大6つの場所に設定可

カードのタイトルは端末によって途中で省略されることがあるため、日本語なら全角25文字以内に収めるのが安全です。X広告のほかのフォーマットはX広告のフォーマット・配信面の一覧にまとめています。

参考ページ:X広告クリエイティブの仕様

TikTok広告

TikTok広告の標準カルーセルは、画像を2〜35枚まで使える画像専用のフォーマットです。商品カタログと連携する「VSAカルーセル」もあり、主な規定は下表のとおりです。

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項目標準カルーセルVSAカルーセル
画像の枚数2〜35枚2〜20枚
画像ファイルJPG・JPEG・PNG(100KB以下を推奨)記載なし
解像度横1,200×628/正方形640×640/縦720×1,280ピクセル記載なし
音楽必須(2秒以上・MP3・10MBまで)必須(2秒以上・MP3・10MBまで、アップロードした音楽のみ)
キャプション・CTA全カードで1つずつ1つずつ
リンク先全カードで1つ商品画像ごとに設定可(カタログ連携)
配置TikTok、TikTok Ad NetworkTikTok、TikTok Ad Network

ほかの媒体と大きく違うのは、音楽が必須で、キャプション・行動を促すボタン・リンク先が全カード共通になる点です。カードはループ再生されます。商品ごとに別のリンク先を設定したい場合は、カタログと連携するVSAカルーセルを使いましょう。TikTok広告のほかのフォーマットの規定はTikTok広告の入稿規定まとめで解説しています。

参考ページ:Specifications for Carousel Ads

Google広告(デマンドジェネレーション)

Google広告では、デマンドジェネレーションキャンペーンでカルーセル広告を配信できます。画像を2〜10枚(カード1枚につき1枚)アップロードし、比率は横向き・スクエア・縦向き(任意)から選びます。アスペクト比はすべてのカードで同じにする必要があり、すべての配信面に表示されるよう、比率ごとにカルーセル広告を作成することが推奨されています。

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項目規定
広告見出し(広告単位)最大40文字
説明文最大40文字
ビジネスの名前最大25文字(必須)
ロゴスクエア、最小144×144ピクセル(推奨1,200×1,200ピクセル)
カードの広告見出し最大40文字(Discoverでは表示されない)
最終ページURLカードごとに設定可

Discoverではカードごとの見出しが表示されず、広告単位の見出しが使われます。そのため、広告単位の見出しと説明文は、どのカードが表示されても内容が合うように作りましょう。デマンドジェネレーションの配信面や設定方法はデマンドジェネレーション広告の解説をご覧ください。

参考ページ:デマンド ジェネレーション キャンペーンの画像アセットの仕様と広告フォーマットのガイドラインについて

成果を出すカルーセル広告の作り方5つのポイント

カルーセル広告は、1枚目のカードで興味を持ってもらえなければ、2枚目以降は見られません。1枚目で「続きを見る理由」をつくり、配置ごとの見え方に合わせて素材をそろえることが、成果を出すための基本です。ここでは、入稿前に押さえておきたい5つのポイントを紹介します。

①1枚目で「続きを見る理由」をつくる

フィードで最初に目に入るのは1枚目のカードです。1枚目には、商品名やブランド名だけを置くのではなく「3つのプランを比較」「使い方は3ステップ」のように、スワイプすると何がわかるのかを示す要素を入れましょう。カードの端を次のカードにつなげたデザインにして、続きがあることを視覚的に伝える方法もあります。

②カードの比率を統一し、配置ごとの見え方を確認する

前述のとおり、Google広告のデマンドジェネレーションは全カードで同じ比率が必須で、X広告も1つのカルーセルの中では1つの比率しか使えません。Meta広告もFacebookフィードとInstagramフィードで推奨の比率が異なるため、配置を自動にする場合は、どの配置でも主要な要素が切れないように余白を持たせて作ると安心です。Instagramの配信面ごとの規定はInstagram広告の配信面・入稿規定一覧で確認できます。

③カードごとの見出しが表示されない場合を想定する

Google広告のDiscoverのように、カードごとの見出しが表示されず広告単位の見出しが使われる配信面があります。Meta広告でも、Facebookフィードの見出しは20文字以内が推奨されており、長い見出しは途中で省略されやすくなります。伝えたい情報は見出しだけに頼らず、画像の中にも短く入れておくと、どの配信面でも内容が伝わります。

④カードごとにリンク先を出し分ける

Meta広告やGoogle広告のデマンドジェネレーションでは、カードごとに最終ページURLを設定できます。複数の商品を並べる場合は、それぞれの商品ページへ直接誘導すると、ユーザーがサイト内で商品を探し直す手間を減らせます。一方、TikTok広告の標準カルーセルはリンク先が1つのため、一覧ページなど複数の商品を見比べられるページに誘導しましょう。

⑤カードの並び順は媒体の自動最適化も検証する

Meta広告のカルーセルでは、反応が得られる可能性の高いカードを配信システムが利用者ごとに判断し、最初に表示する機能が自動で適用される場合があります。手順やストーリーのように順番に意味があるカルーセルでは、この機能をオフにして並び順を固定しましょう。複数の商品を並べるだけのカルーセルであれば、自動での並べ替えを試し、固定した場合と成果を比べてみるのがおすすめです。

▼プライムナンバーズの運用事例

【事例】カルーセル広告は、配信を始めたら配置別の費用を確認して見え方を合わせる

前述のとおり、Meta広告のカルーセルは配置によって推奨の比率や見え方が変わります。ここでは、新築戸建ての来場予約を目的にカルーセル広告を配信し、配信開始から約2週間の成果と、費用がどの配信面で使われたかを確認した事例を紹介します。

■前提条件

・商材:不動産(新築戸建ての分譲)
・目的:来場予約フォームへの遷移
・媒体:Meta広告(カルーセル広告、1キャンペーン)
・期間:2026年下期の約2週間
・規模感:月の広告費十数万円規模

■実施したこと

・カルーセル広告1本を、1つのキャンペーンで配信
・期間の前半は「完成前の商談会」、後半は「来場予約の受付」を訴求するメインテキストに切り替え

■結果

項目結果
クリック率約2.4%
クリック単価100円前後
フォーム遷移率(クリックからフォームへの遷移)約1%
フォーム遷移1件あたりの費用1万円前後
費用の内訳9割超がモバイルアプリ面

配信開始から約2週間で、クリック単価は100円前後、フォーム遷移1件あたりの費用は1万円前後でした。また、費用の9割超がモバイルアプリ面で使われていました。

■この事例からいえること

カルーセル広告は、費用が特定の配信面に集中することがあります。配信を始めたら配置別の内訳を確認し、費用の大半を占める配信面で、カードの比率や1枚目の見え方が合っているかを見直すのがおすすめです。

※顧客情報保護のため、業種は一般化し、数値は丸めています。配信開始直後の約2週間の数値で、比較の対象はありません。フォーム遷移は十数件と母数が小さく、成果地点は来場予約フォームへの遷移(予約の完了ではない)です。後半の訴求は3日間のみのため、訴求ごとの比較はしていません。

まとめ|カルーセル広告は媒体ごとの規定をそろえてから作るべし

カルーセル広告は、複数の商品や1つの商品の複数の魅力を、1つの広告でまとめて伝えられるフォーマットです。ただし、カードの枚数・比率・リンク先の設定方法は媒体ごとに異なり、TikTok広告のように音楽が必須の媒体もあります。入稿する媒体の規定を先に確認し、1枚目のカードと配置ごとの見え方を設計してから制作することで、作り直しの手間を減らしながら成果につなげやすくなります。

媒体ごとの広告フォーマットや配信面は、下記の記事でも詳しく解説しています。

プライムナンバーズでは、Meta広告・X広告・TikTok広告・Google広告をはじめとするWeb広告の運用代行を承っています。カルーセル広告を含むクリエイティブの企画・制作から、配信後の配置別の分析と改善まで一貫してご支援します。「どの媒体でカルーセル広告を配信すべきか知りたい」「今の広告の成果が伸び悩んでいる」という方は、下記よりお気軽にご相談ください。

各媒体の広告フォーマットの規定をまとめた資料は、下記より無料でダウンロードいただけます。制作会社への共有や入稿前の確認にご活用ください。

Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

2022年に広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。右利き。酒と食べ物に興味がないが、酒と食べ物もまた私に興味がない。