【一覧資料つき】Google広告で設定できるターゲティング一覧 6種のキャンペーンタイプ別まとめ
Google広告で設定できるターゲティングを、キャンペーンタイプ別にまとめてご紹介します。詳細をまとめた記事が別途ある場合はリンクを掲載しています。そちらもあわせてご活用ください。
一覧にまとめたPDFを下記より無料でダウンロードいただけます!あわせてご利用ください。
目次
Google広告でターゲティングを設定できるキャンペーン
Google広告のターゲティングといっても、作成するキャンペーンタイプ(広告の形式)によって、設定できるものに多少の違いがあります。ターゲティング設定という観点で、Google広告のキャンペーンタイプを分類すると以下の3つに分けられます。
①ユーザーの属性や配信面など、Google広告のターゲティングのほぼすべてが設定できるもの
該当するキャンペーン:ディスプレイ広告、動画広告(YouTube広告)
②ユーザーの属性でのターゲティングはできるが、配信面のターゲティングができないもの
該当するキャンペーン:検索広告、デマンドジェネレーション
③AIによる最適化が中心のため厳密なターゲティング設定はできないが、オーディエンスのヒント(シグナル)を設定できるもの
該当するキャンペーン:P-MAX
検索広告で設定できるターゲティング
検索広告は、検索結果画面に表示されるテキスト形式の広告です。そのため、ターゲティングは「検索キーワード(どのキーワードで検索されたときの結果画面に広告を表示するか)」のみでほとんど完結します。検索されるキーワードにユーザーの意図が反映されるため、需要のあるユーザーに届くからです。
そのうえで、下記のターゲティングを追加してより範囲を絞ることもできます。ただし、絞りすぎると「実は需要があったのに広告が表示されなかったユーザー」が出てしまうなど、かえって成果が落ちるおそれもあります。基本的にはキーワードターゲティングのみ使用し、絞るべき明確なターゲットが決まっている場合のみ下記を設定しましょう。
①詳しいユーザー属性|人に対するターゲティング
指定したキーワードを検索したユーザーの中で、さらに指定した属性のユーザーに絞ります。
検索広告では、「年齢」「性別」「世帯収入」「子供の有無」の項目でターゲティングできます。
②アフィニティカテゴリ|人に対するターゲティング
指定したキーワードを検索したユーザーの中で、特定のカテゴリに興味関心をもつユーザーに広告配信対象を絞ります。
③購買意向の強いオーディエンス|人に対するターゲティング
指定したキーワードを検索したユーザーの中で、特定の商材・サービスを購入したことがあるまたは購入を検討しているユーザーに広告配信対象を絞ります。
④リマーケティング広告|人に対するターゲティング
指定したキーワードを検索したユーザーの中で、自社のサイトに来訪したことがあるユーザーに広告配信対象を絞ります。
⑤カスタマーマッチ|人に対するターゲティング
指定したキーワードを検索したユーザーの中で、メールアドレスなど自社が保有しているリード情報に当てはまるユーザーに広告配信対象を絞ります。
⑥その他のターゲティング|人に対するターゲティング
指定したキーワードを検索したユーザーの中で、指定した地域にいるあるいは指定したデバイスを利用しているユーザーに広告配信対象を絞ります。
ディスプレイ広告で設定できるターゲティング
Googleサービス内(Gmailなど)やその他の提携サイトに掲載される、画像がメインの広告です。
ディスプレイ広告で設定できるターゲティングの一覧は下記のとおりです。
| 種別 | ターゲティング名 | 種類 |
| オーディエンスターゲティング | 詳しいユーザー属性 | 年齢 |
| 性別 | ||
| 世帯収入 | ||
| 子供の有無 | ||
| 配偶者の有無 | ||
| 教育 | ||
| 住宅所有状況 | ||
| アフィニティカテゴリ | ー | |
| 購買意向の強いオーディエンス | ー | |
| ライフイベント | マイホームの購入 | |
| 大学卒 | ||
| 定年退職 | ||
| 引越し | ||
| 結婚 | ||
| 起業 | ||
| 転職 | ||
| カスタムオーディエンス | ー | |
| リマーケティング | ー | |
| カスタマーマッチ | ー | |
| 類似ユーザー | ー | |
| コンテンツターゲティング | トピック | ー |
| プレースメント | ー | |
| キーワード | ー |
それぞれの詳細は下記にまとめています。下記リンクからご確認ください。
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【コラム】
ブランドセーフティー重視ならホワイトリストを使うべし
広告運用コンサルタント T.A.
ブランドイメージを損なうようなサイトに出したくないのであれば、ホワイトリスト(配信先をドメイン単位で指定したリスト)を使った配信をおすすめします。コンテンツターゲティングで配信面をある程度指定することはできますが、ホワイトリストを使ったほうが確実です。
動画広告(YouTube)で設定できるターゲティング
YouTubeに配信されている動画の再生前後や再生中、「おすすめ」欄などに表示される動画がメインの広告です。
YouTube広告で設定できるのは下記のターゲティングです。ディスプレイ広告と大差ありませんが、特にYouTube広告の配信に使うことを想定してまとめました。
| 大分類 | ターゲティング | ターゲティングできる人・面 |
| オーディエンスターゲティング | ユーザー属性 詳しいユーザー属性 | 特定の性別や年齢の人 |
| ライフイベント | 人生の節目を迎えている人 | |
| アフィニティ | 特定のライフスタイルや趣味・関心を持つ人 | |
| 購買意向の強いセグメント | 商品やサービスを積極的に検索・比較検討している人 | |
| カスタムオーディエンス | 特定のキーワードを検索した人 特定のURLにアクセスした人 | |
| データセグメント(リマーケティング) | 自社のサイトを訪問したことがある人 アプリを使用したことがある人 | |
| コンテンツターゲティング | トピック | 特定のトピックに関連するコンテンツ |
| プレースメント | 特定のYouTubeチャンネル、Webサイトなど | |
| キーワード | 設定したキーワードに関連する YouTube動画や検索結果 | |
| デバイス | 特定のデバイスで閲覧されているサイトや動画など |
それぞれの詳細は下記の記事と資料をご覧ください。
デマンドジェネレーションで設定できるターゲティング
認知の拡大に特化したキャンペーンで、画像メインの広告をGoogle広告の複数の配信面を横断して配信できます。
デマンドジェネレーション広告の詳細は以下のページをご覧ください。
①チャンネル
広告の配信先を設定できます。選択できるのはYouTube・Discover・Gmail・Googleディスプレイネットワークです。ただし配信される範囲はなるべく狭めないほうが成果が出やすい傾向にあるため、できれば「すべてのGoogleチャネル」に配信することを推奨します。

②購買意向の強いオーディエンス
特定の商材やサービスに対して、購入したことがあるまたは購入を検討しているユーザーをターゲティングする機能です。

③ライフイベント
結婚、転職、定年退職など、人生の大きな転機となるイベントを迎えるユーザーにアプローチするターゲティングです。

④詳しいユーザー属性
年齢、性別、子供の有無、世帯収入などユーザーの属性をもとにターゲティングする機能です。

⑤アフィニティ
ユーザーが興味を持っているカテゴリを指定してターゲティングできる機能です。

Googleによって用意された大量のカテゴリから指定できます。カテゴリはディスプレイ広告と同じなので、下記から一覧をダウンロードしてご活用ください。
⑥カスタムセグメント
自社商材と関連性の高いキーワード、URL、アプリ名を指定することで、それらのコンテンツを検索、閲覧するユーザーをターゲティングできる機能です。

⑦リマーケティング広告
過去に自社のウェブサイトを訪れたユーザーをターゲティングできる機能です。「広告主様のデータ」から設定します。

⑧カスタマーマッチ
自社が保持している顧客データ(メールアドレス、電話番号など)をもとにして、そのユーザーにターゲティングできる機能です。こちらも「広告主様のデータ」から設定します。
⑨その他のターゲティング
地域、言語、デバイスを指定して対するターゲティングできます。
また設定したターゲティングに当てはまる人と行動が似ている人をターゲットにできる類似セグメントも利用できます。

また、一部のターゲティングは除外することもできます。

P-MAXで設定できるターゲティング
P-MAXはGoogleのAIによる自動運用で成果を最大化するキャンペーンであり、ターゲティングも基本的には自動で行われます。商材に興味がありそうなユーザーを自動でターゲティングしてくれるため、何も設定しなくても基本的には問題なく配信できます。
そのうえで、「機械学習にヒントを与える」という捉え方でターゲティングを設定できます(地域・言語・デバイスはそのまま反映)。ターゲットが明確に定まっている場合や除外したいユーザー層がある場合は下記を設定しましょう。
①地域・言語
広告を配信する地域を、国・都道府県・都市単位で一致・除外・付近から選んで設定できます。
言語も選択式で設定できます。


②デバイス
パソコン・モバイル・タブレット・テレビ画面から選択します。

③検索テーマ
任意のキーワードを設定することで、そのキーワードに関連した検索に対して広告が表示されやすくなる機能です。あくまで”ヒント”としての設定なので、設定したキーワードで検索されたときに必ず広告が出るわけではありません。

④オーディエンスシグナル
顧客情報やウェブサイトの訪問状況、興味関心、ユーザー属性などのオーディエンスに関するデータ全般を”シグナル”として設定できる機能です。こちらもあくまで機械学習のヒントになるだけであり、設定したオーディエンスに絞られるわけではありません。

⑤ブランド(除外)
検索結果に広告を表示したくないブランドを指定できます。

⑥年齢(除外)
広告の表示対象から外したい年齢層を指定できます。

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ターゲティングの絞り過ぎに注意!
基本的に、ターゲティングは絞りすぎないほうが成果が良くなりやすい傾向にあります。特に配信し始めたころは反応が良いターゲットを想定できていないため、広く配信してから成果が悪いセグメントを削ることをおすすめします。
Google広告のターゲティングが選べない
配信中の広告の成果が頭打ちになっている
自社に合った配信シミュレーションと見積もりがほしい
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