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2025.03.14 更新
2025.03.14 更新

【活用例】Google広告 カスタムオーディエンスで柔軟にターゲティング!

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N.F.

コンテンツプランナー

Google広告のカスタムオーディエンスを使うと、高い精度でユーザーをターゲティングできます。本記事ではカスタムオーディエンスの基礎知識や目的や商材に沿った具体的な活用例を解説します。

カスタムオーディエンスとは

カスタムオーディエンスとは、Googleの機械学習を活用して特定の関心や購買意欲を持つユーザーを自動的に特定する機能です。
ユーザーの検索キーワード・ウェブサイトの閲覧行動・アプリの使用状況などの複合的な情報を分析して、広告主の商品やサービスに関心を持つ可能性が高いユーザーをグループ化します。

カスタムオーディエンスは、2020年に「カスタムインテント」と「カスタムアフィニティ」という2つの機能が統合してできたものです。Google広告のオーディエンス戦略において、既存顧客だけでなく潜在顧客にもリーチできる橋渡し的な役割を担っています。

その他のオーディエンスとの違い

リマーケティングリストは、自社サイトなど「コンバージョンタグを設置したサイトを訪問したことがある既存ユーザー」をターゲティングするものです。また「興味関心」や「詳しいユーザー属性」などはGoogleに用意されたカテゴリしか選択できません。
一方、カスタムオーディエンスは任意のキーワードやURL・アプリなどの情報から関連するユーザーを機械学習により特定するため、より柔軟にターゲティングできます。

カスタムオーディエンスの3つのタイプと特徴

カスタムオーディエンスには3つの主要なタイプがあり、それぞれ異なる情報を基にオーディエンスを構築します。目的に応じて最適なタイプを選択しましょう。

①キーワードベースのカスタムオーディエンス

キーワードベースのカスタムオーディエンスは、指定したキーワードやフレーズに関連する検索をしたり情報を閲覧したりしているユーザーをターゲットにします。例えば、「オーガニック化粧品」「敏感肌 クリーム」などのキーワードを設定すれば、自然派化粧品に関心のあるユーザーにリーチできます。

効果的なキーワード選定のポイント

下記を基準にキーワードを選ぶと、より商材への関心が強いユーザーにリーチできます。
・購買意図を示すキーワード(「比較」「おすすめ」など)を含める
・一般的すぎる単語や非常に専門的な用語は避ける

②URLベースのカスタムオーディエンス

URLベースのカスタムオーディエンスでは、特定のウェブサイトやページを訪問したユーザーに類似したオーディエンスを作成します。
競合サイトや業界の主要サイトのURLを入力することで、それらのサイトに興味を持つユーザーにアプローチできます。

効果的なURL選定のポイント

下記を基準にURLを選ぶことをおすすめします。
・自社の競合サイトやニッチな業界サイト
・特定のカテゴリや製品を扱うページなど、具体的なコンテンツページ

③アプリベースのカスタムオーディエンス

アプリベースのカスタムオーディエンスは、特定のアプリをインストールまたは使用しているユーザーに類似したオーディエンスを作成します。自社の競合となるアプリや関連サービスのアプリユーザーに似たユーザーをターゲットにできます。

効果的なアプリ選定のポイント

下記を基準にアプリを選ぶことをおすすめします。
・ 競合アプリや自社のサービスを補完しうるもの
・ユーザー層が類似すると思われるもの
・十分なインストール数があるもの

カスタムオーディエンスの作成手順

カスタムオーディエンスの作成は、Google広告の管理画面から簡単に行えます。

アカウント設定からの詳細手順

1. Google広告アカウントにログインする

2. 左側のメニューから「ツール」>「共有ライブラリ」>「オーディエンスマネージャー」を選択

3. 「カスタムセグメント」を選択し、「+」ボタンをクリック

4. 任意の名前を付ける

5. 「興味関心や購入意向を持つユーザー」または「キーワードを検索したユーザー」のどちらかを選び、キーワード・URL・アプリを入力

※特定の種類のウェブサイトを閲覧するユーザー、特定の種類のアプリを使用するユーザーも任意で設定可能

6. 「作成」をクリックして保存

作成時の注意点

入力するキーワードやURLが少なすぎると、ターゲットが狭くなり広告が少ししか配信されない・単価が高くなりすぎるおそれがあります。十分な数を設定するようにしましょう。キーワードに関しては、Googleは「10~20個」設定することを推奨しています。
関連性の低いキーワードが混ざってしまうことも、精度が落ちてしまうため避けるべきです。選定にはキーワードプランナーなどのツールを活用しましょう。

新規顧客獲得のための活用方法

新規顧客獲得では、競合サイトのURLを利用したカスタムオーディエンスや、業界特有のキーワードを使用したオーディエンスが効果的です。これにより、まだ自社サイトを訪問していないものの、関心を持つ可能性が高いユーザーにアプローチできます。
その他、下記の活用方法もおすすめです。

リマーケティングと並行して活用する

カスタムオーディエンスとリマーケティングを同時に活用することで、購入や申込みなどの獲得に至りやすい顧客を幅広くカバーできます。
具体的には「検討の初期段階のユーザーに向けてカスタムオーディエンスで幅広く認知を広げ、サイト訪問者にはリマーケティングでコンバージョンを促す」といった段階的なアプローチをおすすめします。

競合との差別化をアピールする

競合サイトのURLをベースにしたカスタムオーディエンスを作成した場合は、「競合と比較した自社の強み」をアピールする広告を配信することでターゲットの比較検討を促せます。自社のほうが優れていると思ってもらえたら、顧客を増やせるかもしれません。

業種別の活用方法

業種によって最適なカスタムオーディエンスの活用方法は異なります。代表的な業種での具体的な活用事例をご紹介します。

ECサイト

商品カテゴリに関連するキーワードをベースにしたカスタムオーディエンスを作成することで、購買意欲のあるユーザーにリーチできます。また「オーガニック シャンプー 口コミ」などの情報収集段階のキーワードを設定すれば、購入検討層へのアプローチも可能です。

BtoB商材

業界専門用語や課題解決に関するキーワードを使用したカスタムオーディエンスが効果的です。また、業界に関するニュースサイトやセミナーなどのイベントサイトなどのURLをベースにオーディエンスを作成するのもおすすめです。

地域密着型のビジネス

地域名と関連サービスを組み合わせたキーワードを使用したカスタムオーディエンスが有効です。また、地域の競合サイトのURLを活用することで、地域内の潜在顧客にピンポイントでアプローチできます。

柔軟なターゲティングが叶うカスタムオーディエンス

商材に興味を持っているユーザーにうまくリーチできれば、予算を抑えつつ購入や予約などのコンバージョンを多く獲得できる可能性が高まります。またユーザーの需要や興味に合っていれば広告を不快に思う人も減り、ブランドイメージも保たれます。
まだ利用したことがない方はぜひ一度設定をお試しください。

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N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。自宅の給湯器に棲みついた鳩を昨年追い出したが、最近帰ってきた。なんで?