パフォーマンスプランナーで広告成果を予測する方法を画像付き解説
この記事でわかること
・パフォーマンスプランナーで何ができるのか
・パフォーマンスプランナーの基本的な使い方
・各指標の見方
パフォーマンスプランナーの活用やその他広告運用についてお悩みの方は、下記ボタンよりお気軽にプライムナンバーズまでご相談ください!
パフォーマンスプランナーでできること
そもそも運用型広告は、予算を倍にしたからといって成果が倍になるわけではありません。予算を増やしても成果が伴わないということもよくあります。
できるだけ抑えた予算でより良い成果を得ることが重要で、そのためにはいくらの予算でどれくらいの成果を得られるか予測する必要があります。
パフォーマンスプランナーの主な役割は、”キャンペーンに対する予算等の変更が主な指標や全体の成果にどのように影響するか”を予測することです。
この予測を立てることで、「予算を◯円増額すると◯件コンバージョンが増える」または「◯件コンバージョンを増やすには今より◯円予算を増額する必要がある」という提案をすることができます。
具体的な数値をもとに予算配分のプランを立てられることがパフォーマンスプランナーを利用するメリットです。
ただし、過去の実績をもとに予測を立てるため、一定期間の配信実績がないと利用できません。利用可否については下記のヘルプをご確認ください。
参考ページ:パフォーマンス プランナーについて
パフォーマンスプランナーの使い方
パフォーマンスプランナーは、Google広告の管理画面「ツール」の中の「プランニング>パフォーマンスプランナー」から利用できます。
青い+マークまたは「新しいプランを作成」からプランの作成画面に移ります。
予測したい期間・チャネル・指標・キャンペーンを選択して「作成」を押すと、「プランの下書き」が作成されます。
この時点では下書きのため、自分以外の人は見ることができません。「共有」アイコンから共有設定をすることではじめて自分以外の人に公開されます。
またプランの各指標をCSVファイルでダウンロードすることもできます。
パフォーマンスプランナーでは「予測を見る」「パフォーマンスを比較する」という2種類の機能が利用できます。それぞれについてご説明します。
予測を見る
選択した期間において、予算を増額した場合のクリック数やコンバージョン数の見込みを確認できます。
グラフにカーソルを合わせると、該当する予算の予測が表示されます。
また「主な指標と目標」機能を使うと、設定した目標を達成した場合の指標の値を予測することもできます。
例えば費用5万円で配信した際のクリック数を予測したい場合は、次のように入力します。
5万円分の配信では7,989回のクリックが獲得できる見込みであることがわかりました。
目標の数値の入力時に前月と前年同月の成果が表示されるため、それをもとに目標を立てるとよいでしょう。
これらの予測データはトラフィック・広告オークションの競合・広告のインタラクションに基づいて割り出されています。
・トラフィック
ユーザーのオンライン上での行動は季節や休日などによって変わりますが、これらを加味したうえで予測されます。
・広告オークションの競合
シミュレーションで算出された入札単価のデータを用いて予測されます。
参考ページ:入札単価、予算、目標値のシミュレーションで掲載結果を推測する
・広告のインタラクション
クリック率(CTR)およびコンバージョン率(CVR)などの過去のパフォーマンス指標に基づいて、ユーザーが行うであろう操作を予測します。
パフォーマンスを比較する
予測する期間と比較する期間(過去の実績)を設定するとそれぞれの成果を比較できます。
画像は5月の成果(紫)に対する6月の成果の予測(グレー)です。
この機能でも「主な指標と目標」を使うことができます。
例えばクリック数を3,000回獲得するためには前月比でどれくらいの費用がかかるのか調べたい場合は、下記のように設定します。
クリック数を3,000回に伸ばすには、5月の費用に追加で3.82万円必要になり、クリック単価は3円上昇する見込みであることがわかりました。
予測に基づいた予算案で確実に運用すべし
「予算をもっと増やせばコンバージョン数が増えるのでは?」と思ったとき、「とりあえず増やしてみるか!」とやみくもに増額してしまうとかえって損をしてしまうかもしれません。
パフォーマンスプランナーで実績に基づいた予測をしっかりと立て、予算を変更しても問題ないと判断してから増額するようにしましょう。
・配信実績がなくてパフォーマンスプランナーが利用できない
・パフォーマンスプランナーを使ってみたけどよくわからない
など、広告のことでお悩みの方は下記ボタンよりお気軽に弊社までお問い合わせください!無料でご相談を承っております。