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2022.03.15

リスティング広告の費用はどれくらい?料金の決まり方・課金形式を紹介

この記事ではリスティング広告(検索連動型)にかかる費用や相場感がどのように決まるか、課金形式について解説します。

リスティング広告の費用が変動する要因は、広告を出す商品やサービス、入札するKW、競合他社の出稿状況など、さまざまです

リスティング広告にかかる費用がどのように決まるかを知ると、自社が出している広告をどう改善すべきか判断しやすくなります。結果として「広告費をかけたわりにはあまり成果が出なかった」という事態を避けることにもつながるでしょう。

今回はリスティング広告の費用の特徴、課金形式、費用の決まり方について解説します。

リスティング広告の費用は成果に応じて変動する

リスティング広告には決まった価格がありません。

たとえばWebサイトの広告枠を買って広告を掲載する「純広告」なら、「●●回表示で50万円」など価格がハッキリ決まっています。

一方リスティング広告は、100クリック獲得に1万円かかる場合もあれば、1000円で済む場合もあります。広告の内容や運用の仕方によって費用に大きな差が出ますが、どちらも表示される場所は検索結果画面です。

リスティング広告でどのくらいの費用がかかるかは、広告の成果によって大きく変動します。

リスティング広告の課金形式はPPC(クリック課金)

リスティング広告の2大プラットフォームである「Google広告」と「Yahoo!広告」では、ユーザーが広告をクリックしたときに料金が発生する「PPC(クリック課金)制」が採用されています。

テレビCMや新聞広告などに代表されるマス広告は「何人に見られて、何人が広告経由で商品を買ったか」といったデータを正確に把握できず、費用対効果は推測するしかありません。

一方、リスティング広告は「ユーザーを一人獲得するのに費用はいくらかかったか」を正確に計算することが可能で、ユーザーの反応数が数値でいつでも確認できるため正確な数字で計画的にPRプランを立てられます。

参考サイト:Google広告ヘルプ「予算設定」

参考サイト:Yahoo!広告ヘルプ「広告の料金・費用」

 

「PPC(クリック課金)制」なのに「ムダな費用」が出るのは何故?

リスティング広告において「ムダな費用」とは、「目的を達成できなかった費用」を指します。

リスティング広告はクリック課金制ですから、ユーザーに広告をクリックしてもらうことが「目的」だと勘違いしがち。しかし本当の目的は流入先のサイトで商品やサービスを購入したり、問い合わせをしたりといったコンバージョンを獲得することです。

たとえ1万回クリックされていても、1回もコンバージョンに至らなければかかった費用は「ムダ」になります。

また極論ですが「1クリックあたり1万円」など、1クリック獲得するためにかかった費用が高すぎる場合もあります。これは「広告の設定次第でもっと安くできるのに…」という意味での「ムダな費用」です。

クリック単価が高すぎる場合、広告の設定を見直すことで費用が抑えられ、結果としてより高い成果を挙げられる事もあります。

クリック単価(CPC)は「オークション」で決まる

リスティング広告はGoogleやYahoo!といった検索エンジンの検索結果に表示されますが、ある検索キーワード(クエリ)に対してどの広告が表示されるかを決めるのはオークションです。このときクリック単価も同時に決まります。

オークションというと「より高い金額を払えば、よりよい上位に表示される」と思うかもしれませんが、リスティング広告は高額なクリック単価を設定したからといって必ずしも掲載枠を獲得できるとは限りません。

リスティング広告のオークションの順位を決定するのは「入札単価(上限クリック単価)」「品質スコア」「広告表示オプション」の3要素です。

入札単価は、設定された上限クリック単価の範囲で決まり、1000円に設定していれば最大でも1クリック1000円となります。

入札単価は手動で決めることもできますし、Google広告やYahoo広告の自動入札機能を使って自動で決めることも可能です。

自動入札なら掲載順位と成果を保てるだけの単価に自動で調整されるため、実際のクリック単価は設定した上限以下になることがほとんどです。

関連記事:「「品質スコア(QS)」からLP改善の方向性が分かるかもしれない」

関連記事:「【全12種解説】広告表示オプションをかしこく使って広告成果を改善」

 

想定クリック単価の調べ方

広告を出したいキーワードが決まっていれば、Googleキーワードプランナーを利用することでおおよその費用感を調べられます。

キーワードの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事:「リスティング広告キーワードの選び方を解説!初心者でも成果が出る選定方法とは」

キーワードプランナーでクリック単価を確認する方法を、スクリーンショット付きで解説します。

1.画面上部ツールバーの「ツールと設定」をクリックします。

2.メニューから「キーワードプランナー」をクリックします。

 

3.「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。

 

4.検索枠に好きなキーワードを入力します。(ここでは「リスティング広告」)

 

5.左のツールバーから「予測」をクリックします。

 

6.入力したキーワードの「クリック数」「表示回数」「費用」「クリック率」「平均クリック単価」の想定値が表示されます。コンバージョン率が分かっていれば、コンバージョン率を入力することで想定コンバージョン数も表示されます。

7.「1日の平均予算」の値を変更することで、自社の費用感に合わせた予測が立てることが出来ます。

予算帯別の成果予測

あくまで参考値ですが、「不動産投資」「医療脱毛」「カードローン」の3キーワードを例に、Googleキーワードプランナーで予算帯ごとの成果予測を実際に算出しました。

リスティング広告にどの程度の費用をかけられるのか、またリスティング広告を通じてどの程度の成果を得たいのかによって予算は変わります。

以下の表を見れば分かるように「予算を10倍出せば成果も10倍になる」という単純なものではありません。広告テキストの内容や、ユーザーを誘導するLPのクオリティなどによっても成果は大きく変わります。

 

予算帯5万円(1日の平均予算:1600円)

KW

予測クリック数

予測表示回数

予測クリック率

予測クリック単価

不動産投資

860

1.5万

5.6%

¥56

医療脱毛

640

1万

6.4%

¥75

カードローン

920

1.2万

7.4%

¥52

予算帯30万円(1日の平均予算:1万円)

KW

予測クリック数

予測表示回数

予測クリック率

予測クリック単価

不動産投資

2,800

4.2万

6.6%

¥110

医療脱毛

2,500

3.5万

7.1%

¥120

カードローン

3,700

4.2万

8.8%

¥81

予算帯100万円(1日の平均予算:3万円)

KW

予測クリック数

予測表示回数

予測クリック率

予測クリック単価

不動産投資

5,300

8.8万

6.1%

¥170

医療脱毛

5,400

8.1万

6.7%

¥170

カードローン

8,200

9.7万

8.5%

¥110

予算帯1000万円(1日の平均予算:30万円)

KW

予測クリック数

予測表示回数

予測クリック率

予測クリック単価

不動産投資

1.5万

40万

3.8%

¥590

医療脱毛

2.2万

47万

4.7%

¥410

カードローン

3.6万

56万

6.4%

¥250

リスティング広告費用を算出する方法

リスティング広告にかかる費用は、広告する商材や広告主の事業規模などによっても変わります。

「成果を出すのにこの業種ならいくら」と明確にシミュレーションしにくいものではありますが、費用感をざっくり掴む方法はいくつかあります。

 

目標コンバージョン単価(CPA)から考えるパターン

コンバージョン単価(CPA)とは「1件コンバージョン(CV)を獲得するのにかかった金額」です。

目標CPAが1万円で、CVを1ヶ月に100回獲得したい場合、1万円×100回=100万円が月間広告費となります。

目標CPAからリスティング広告の予算をつかみたいときは、1CVから発生する利益を目標CPAが上回らないように設定します。当たり前ですが、目標CPAが利益を上回ると、商品が売れれば売れるほど赤字が膨らんでしまいます。

 

クリック単価(CPC)から考えるパターン

クリック単価(CPC)は入札するキーワードによって異なります。

ここでは仮にCPCが100円のキーワードで、1ヶ月に100回のコンバージョンを獲得することを目指す場合を考えます。

CPCから月間広告費用を導き出すには、CPCに加えて「目標コンバージョン回数」とおおよその「コンバージョン率」が必要です。

CPCが100円のキーワードに広告を出すとき、広告のコンバージョン率(CVR)が1%なら、100回のコンバージョンを獲得するには100回÷1%(0.01)=1万回のクリックが必要です。CPCが100円なので、100円×1万回=100万円が月間広告費となります。

既にリスティング広告を運用していればCVRが正確にわかります。まだ運用をしていないなら、同業他社のCVRを調査して大まかな値を把握しましょう。

広告出稿前にコストを正確に見積もるのは難しい

リスティング広告は「クリック課金(PPC)制」の課金形態です。

クリック単価は競合とのオークションによって決まるため、広告を出す前にコストを正確に見積もるのは困難です。

キーワードプランナーを利用すればキーワードごとにおおよそのクリック単価を確認することができます。しかしキーワードプランナーで確認できるクリック単価はあくまで予測値ですから、欲しいクリック数に応じて「ざっくり月に〇〇万円ぐらい」と見積もるのが精一杯でしょう。

過去に同業種や似た業種のクライアントを担当している広告代理店であれば「このキーワードならこれくらいの予算を使えば、こういう広告の内容で、このくらいの成果が出ます」と、より正確なシミュレーションを行うことが可能なこともあります。

社内に知見が無い場合は外部のパートナーと協力することで、広告費をムダにしないリスティング広告運用を実現してみてください

プライムナンバーズ編集部