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2021.07.01 更新
2021.07.01 更新

PPC広告運用のコツ リスティングとの違いを踏まえ解説

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プライムナンバーズ編集部

広告運用コンサルタント

WEB広告の中には『PPC(ペイ・パー・クリック)広告』と呼ばれるものがあります。PPC広告とは、ユーザーがクリックした回数に応じて広告費を支払う課金形式のWEB広告の総称です。リスティング広告はおもにクリック回数に応じて課金されるため「PPC広告の一種」といえます。

今回はこのPPC広告に焦点を当て、PPC広告とはいったい何モノなのか、またどのような特徴があるのかご説明します。

PPC広告はクリック課金型WEB広告の総称

PPC(Pay Per Click)は、クリックごとに費用が発生する課金形態のことです。つまり、PPC広告とは「クリックされるたびに費用が発生する広告」の総称です。

WEB広告には、クリックに応じた課金以外にも、インプレッション課金(表示回数に応じた課金)、視聴課金(動画視聴に応じた課金)、純広告(定額で広告枠を購入)など、さまざまな課金形態があります。

「リスティング広告(検索連動型広告)」は、ユーザーが検索したキーワードに対応する広告が表示される仕組みで、多くの場合、PPC形式が採用されています。そのため、リスティング広告はPPC広告の一種と考えられますが、リスティング広告の中には「コンテンツ連動型広告」のように、クリック以外の課金形態が用いられる場合もあります。

また、文脈によっては「PPC広告」がリスティング広告全体を指す場合もあるため、課金形態を指すのか広告の種類を指すのか、適切に判断する必要があります。

PPC広告のメリット・デメリット

PPC広告には下記のメリット・デメリットがあります。

■メリット
1.低予算から運用を始められる
2.サイト流入目的なら費用対効果が高い
3.広告の修正・停止・変更を簡単に行える

■デメリット
1.効果改善には毎日の運用が必要
2.配信を停止するとユーザーの流入が減少する

メリット1.低予算から運用を始められる

PPC広告では1クリックあたりに支払う費用の上限を任意に設定できます。あくまで上限値なので、実際には設定した値以下の料金になることがほとんどです。

予算に応じて自由にクリック単価を設定することができるため、低予算でも広告を配信しやすいといえます。大きな金額が下限として設定されがちな純広告の広告配信等に比べると、PPC広告は手軽に始めやすい広告です。

メリット2.サイト流入目的なら費用対効果が高い

PPC広告は「広告のクリック=WEBサイトへの流入」による課金であるため、WEBサイトへの流入を目標とした広告運用を行っている場合、費用をかけた分成果が伴います。

一方、インプレッション課金型の広告は「広告を画面に表示した回数=ユーザーが広告を見た回数」に応じた課金であるため、かけた費用に対してWEBサイトへの流入が必ずしも獲得できるとは限りません。そのためPPC広告は「WEBサイトへの流入を増やしたい」と考える広告主にとっては、費用対効果が高いといえるでしょう。

メリット3.広告の修正・停止・変更を簡単に行える

予約型広告(純広告)は配信面(プレースメント)を購入して広告を表示させるため、キャンペーンの途中で広告を修正したり、停止したりといった変更を加えることができません。予定より早い段階でキャンペーンをキャンセルことは可能ですが、費用は発生してしまいます。

それに比べるとPPC広告では、広告の修正や変更、停止なども臨機応変に対応することができます広告ごとの成果を確認しながら、効果の薄い広告のみを停止したり、変更したりと柔軟な調整が可能です。

純広告についての詳細は、こちらの記事で解説しています。

さまざまなメリットがあるPPC広告。「そんなに良いものならさっそく始めたいんだけど、どうすればいいかわからん…」とお困りの方は、以下のボタンからプライムナンバーズにご連絡ください。貴社の状況をふまえ、本当にPPC広告でよいのかも含め、適切な広告プランを提案いたします。無料でご相談をお受けしますので、お気軽にお問い合わせください。

デメリット1.効果改善には毎日の運用が必要

PPC広告は、一度掲載したら完了!というわけではなく、継続して成果を追いながら運用していく必要があります。成果に応じてクリックの上限金額を変更したり、成果の良い広告の配信量を増やす施策を打つなど、手間ひまをかけることによってより大きな広告効果が得られます。

反対に広告をメンテナンスせず放置してしまうと、想定以上の予算使用が生じることや、逆に全く広告が配信されないなど、効果を上げられない場合も多くあります。PPC広告のより良い運用には、十分な知識と運用に割く時間的リソースが必要です

デメリット2.配信を停止するとユーザーの流入が減少する

SEO(検索エンジン最適化)などWEBサイトのコンテンツを強化する施策を行ってユーザー流入を増やした場合は、コンテンツの公開以降も継続的にユーザーの流入増加が見込まれますが、PPC広告は配信を停止した時点で広告由来の流入がゼロになるため、効果が即時的な面があるといえます。

WEBサイトへのユーザーの流入を増やすには、広告のみならずユーザーの自然な検索・流入を得られるようなコンテンツを作る必要があるでしょう。

PPC広告の活用におけるポイント

PPC広告で成果を出すためには、日々の運用を怠らないことと媒体の仕様についての理解を深めることが重要です。具体的には下記のような戦略が考えられます。

戦略1.毎日広告進捗の成果レポートをチェックする

PPC広告に限った話ではありませんが、運用型広告は指標となるデータを日々集め、レポートにまとめて成果を分析して初めて活用することができます。事前に立てた戦略に合ったデータ推移をしているか、想定外の動きはないか、広告文や画像・動画などに修正すべき点はないかなどをひとつひとつチェックし、次の施策につなげましょう。

戦略2.媒体ごとの広告掲載や評価の仕組みに精通する

媒体によって表示される広告のセレクションの仕組みは異なります。利用する媒体ごとの特徴を把握し、それぞれに合った対策をすることで適切に広告が表示され、成果につながっていきます。たとえばリスティング広告を出稿する場合、次のようなポイントに留意するとよいでしょう。

キーワードの選定は入念に

どのようなキーワードで広告を表示するかを考えるには、検索という行動に際して、ユーザーがどのような意図を持っているかを想像することが重要です。ユーザーが何を欲しがっていてどのような状況にあるか深堀りすることで、ユーザーの検索意図に合ったキーワード(=広告が表示されやすいキーワード)を設定することができます。ユーザーの欲求が現れるタイミングでいち早くアプローチできるリスティング広告の利点を生かすためにも、キーワードの選定・厳選は入念に行いましょう。

また、除外キーワードの設定も重要です。
例えば衣類を商材とした広告を「レギンスとは」「ジーンズの歴史」など衣類自体の情報を求めているユーザーに配信しても、購入に至るとは考えにくいです。あらかじめ成約・購買につながりにくいユーザーを想定したり、定期的な検索語句の精査を行って除外キーワードを拡充することも、成果を高めるために重要です。

広告ランクの向上

どのリスティング広告が表示されるかは、広告一つひとつに紐づけられた広告ランクによって決まります。Google広告の場合、広告ランクは予算と広告の品質スコアによって変動します。広告ランクが高まることによってより安いクリック単価で広告を配信できるようになるため、同じ予算でユーザーの流入増が見込めます。品質スコアは広告と飛び先ページの関連性や、クリック率、広告表示オプションの拡充によって高まりますので、品質スコアを高められるような広告の作成を行うことが成果改善への近道です。

品質スコアの改善方法については下記の記事にまとめています。

伝わりやすい広告を作成する

クリック率が高い広告は広告ランクが高まり、より安く配信できます。クリック率を高めるには、ユーザーに伝わりやすく「自分にとって利益のあるものだ」と感じさせる広告にしなくてはなりません。

たとえば「誰に向けた広告か(ターゲット)」、「どういう利益があるか(ベネフィットの訴求)」を具体的に示し、ユーザー個人が”自分事”として感じられるようなクリエイティブを作るとよいでしょう。

また一度作ったクリエイティブをずっと配信し続けるのではなく、実際に広告を運用しながら成果を比較し、柔軟に広告をアップデートすることが必要です。

PPC広告は効率よくWEBサイト流入獲得を目指せる広告形態

PPC広告は広告クリックが課金のトリガーであるため、リンク先WEBサイトへの流入を獲得することを目的として広告を出稿する場合に効果を発揮します。

広告の課金形態は広告の運用目標と密接に関係するため、「どのような目標を達成したいか」という戦略にもとづいて課金形態を選択しましょう。多様なWEB広告の中から適切な媒体を選ぶことは非常にハードルが高く、広範な媒体知識が必要です。正確な判断で自社の広告運用を成功させたい場合には、広告運用代理店などのプロフェッショナルに依頼するのが得策でしょう。

プライムナンバーズではこれから広告運用を始めたい方はもちろん、既に運用している広告アカウントに関するご相談も受け付けています。ぜひお気軽にお問合せください。

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プライムナンバーズ編集部

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