
【資料付き完全ガイド】LinkedIn広告とは|特徴、始め方、成功のポイントまで解説
LinkedIn(リンクトイン)は世界最大級のビジネス特化型SNSです。2024年6月時点で全世界の登録ユーザー数が10億人を超え、日本国内でも2024年に400万人突破が見込まれるなど、近年ますます存在感を高めています。このLinkedIn上に広告を出稿できるのが「LinkedIn広告」で、特にBtoB企業にとって有力なマーケティング手法として注目を集めています。本記事ではLinkedIn広告の基本から活用方法までわかりやすく解説します。
本記事の見どころ
LinkedIn広告の特徴やメリット、広告の種類、ターゲティング設定の方法、始め方(設定手順)、そして成果を高める成功のポイントまで初心者向けに網羅します。この記事だけでLinkedIn広告の全体像を把握できます。
本記事の内容(基本情報、ターゲット設定の一覧、始め方の手順など)をまとめた資料をご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。
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目次
SNSとしての概要
LinkedInはビジネスに関するプロフィールを設定する点が特徴的なSNSです。ユーザーは基本的に実名で登録し、履歴書のように職務経歴や所属企業、役職、スキル、学歴などのプロフィール情報を設定できます。他のSNSと比べてビジネス関連の情報交換や人脈形成、転職・採用目的で利用されるケースが多く、日本でも20代~40代のビジネスパーソンを中心にユーザー数が増加しています。

参考ページ:2025年4月版!性別・年齢別 SNSユーザー数(X(Twitter)、Instagram、TikTokなど13媒体)
広告媒体としての概要
広告はLinkedIn上のタイムラインやメッセージ画面などに掲載されます。ユーザーのフィード(タイムライン)に他の投稿に紛れて表示される広告だけでなくLinkedIn内のメッセージボックスに届く広告などもあり、自然にユーザーの目に留まる形で配信できます。
LinkedInのユーザーにはビジネスに興味を持っている人が多く、経営者や意思決定層(責任者)も含まれています。そのためBtoBマーケティング関連の訴求が注目されやすく効果的です。また、LinkedIn広告では他のSNSにはない「求人応募者獲得」目的の広告配信も可能です。ユーザーの経験職種をターゲティングすることもできるため、「デザイナー経験2年以上の方に絞って求人広告を出す」という配信も可能です。
LinkedIn広告のメリット・特徴
他のWeb広告やSNS広告と比べた強みとして、主に次の3点が挙げられます。
メリット1:ビジネス層のユーザーにリーチできる
LinkedIn広告を配信する最大のメリットはこれに尽きます。
キャリアアップやビジネス上の情報収集、人脈作りに積極的なユーザーにアプローチしたいのであれば、実施を検討しましょう。商談や契約につながる有望な見込み客にリーチできます。BtoB企業の商材・サービスの認知拡大やリード(見込み顧客)獲得にはうってつけの媒体です。
メリット2:詳細なターゲティングで効率的にアプローチできる
登録ユーザーのプロフィール情報をもとに、業種や職種、役職レベル、企業名などビジネス属性で細かくターゲティングできる点もLinkedIn広告の大きなメリットです。例えば、「特定の業界の企業に勤める20代の営業職だけ」や「従業員1000人以上の企業の経営者だけ」に絞って広告を配信することもできます。推測ではなくユーザーが自ら設定した職歴や所属企業情報をもとにするため、高精度なセグメント配信が可能です。
日本国内だけでなく海外ユーザーにも同じプラットフォーム上で広告配信できるため、グローバルなリーチを獲得したい場合にも有効です。
メリット3:認知拡大からリード獲得・採用まで多様な目的に対応できる
LinkedIn広告は広告配信の目的(キャンペーン目的)が7種類に分類されています。認知度の向上(ブランディング)からサイト誘導、エンゲージメント促進、そしてリード獲得や求人応募の促進まで、幅広い目的に合わせたキャンペーンを設定できます。他のSNS広告に比べても、「求人応募(採用)」目的を選べるのはLinkedIn広告ならではです。
LinkedIn広告で設定できる7つのキャンペーン目的
KPIを達成するためには正しくキャンペーン目的を設定することが重要です。
それぞれのキャンペーン目的の概要と、使用すべきタイミングを理解しましょう。
①ブランド認知:自社や商品を広く知ってもらう
②ウェブサイト訪問:自社サイトへの誘導を増やす
③エンゲージメント:投稿への反応やフォロワーを増やす
④動画視聴:動画コンテンツの再生を促す
⑤リード獲得:見込み顧客の問い合わせや資料請求を獲得する
⑥ウェブサイトコンバージョン:サイト上での購入や申込など成果発生を狙う
⑦求人応募者:自社求人への応募を促進する
LinkedIn広告のキャンペーン目的①ブランド認知
自社のビジネスや名前を多くの人に知ってもらいたい場合に使用するキャンペーンです。
このキャンペーンを選択すると、最も低単価で広告のインプレッション数を獲得することができます。クリエイティブを工夫することで、ユーザーから多くの認知を獲得することができます。しかし、サイトへの誘導や申込の獲得など、広告を見たあとのアクションを重視する商材にはあまり向いていません。
ブランド認知の課金ポイントは「インプレッション」が選択できます。
LinkedIn広告のキャンペーン目的②ウェブサイト訪問
多くのユーザーを自社のウェブサイトに誘導したい場合に使用するキャンペーンです。
このキャンペーンを選択すると、低単価で広告をクリックさせ、サイトに誘導できます。 ユーザーに、広告だけでは伝えきれない情報をサイトで確認してもらいたい時に利用するとよいでしょう。
ウェブサイト訪問の課金ポイントは「インプレッション」「ランディングページクリック」から選択できます。
LinkedIn広告のキャンペーン目的③エンゲージメント
投稿したコンテンツにいいね!などの反応をしてもらいたい場合に使用するキャンペーンです。
このキャンペーンを選択すると、投稿へのいいね!・シェア・コメント・閲覧のアクションなどを増やすことができます。また広告に「フォロー」ボタンが追加され、LinkedInページのフォロワー数増加も狙えます。投稿したコンテンツを見てもらうことで目的が達成される場合や、ページのフォロワー数を増やしたい場合に選択するとよいでしょう。
エンゲージメントの課金ポイントは「インプレッション」「エンゲージメントクリック」から選択できます。
LinkedIn広告のキャンペーン目的④動画視聴
広告動画を少しでも多く視聴してもらいたい場合に使用するキャンペーンです。
このキャンペーンを選択すると、最も低価格で動画の再生数を増やすことができます。伝えたい情報をすべて含めた動画を作成した、クオリティの高い動画を作成した場合など、多くの人に最後まで見てほしいという場合に選択するとよいでしょう。
動画視聴の課金ポイントは「インプレッション」「動画視聴」から選択できます。
LinkedIn広告のキャンペーン目的⑤リード獲得
見込み顧客を多く獲得したい場合に使用するキャンペーンです。
高額な商品や長期的に利用することになるサービスなど、申込・商品購入のハードルが高い(検討期間が長い)ものにおいて、将来的に顧客になりうるユーザーを多く集めたいという場合に選択する目的です。
リード獲得の課金ポイントは「インプレッション」「クリック」から選択できます。
LinkedIn広告のキャンペーン目的⑥ウェブサイトコンバージョン
商品購入、申込、ダウンロードなどサイト上でユーザーのアクションを増やしたい場合に使用するキャンペーンです。
ユーザーをサイトへ誘導するだけでは目的が達成されず、サイト上で購入などのアクションを行う数を増やしたい場合に選択するとよいでしょう。
ウェブサイトコンバージョンの課金ポイントは「インプレッション」「ランディングページクリック」から選択できます。
LinkedIn広告のキャンペーン目的⑦求人応募者
自社の求人をプロモーションしたい場合に使用するキャンペーンです。
このキャンペーンを使うと、LinkedIn内で求人ページを作成でき、そのページにユーザーを誘導することができます。求人広告を配信して応募があればLinkedIn内で管理することもできます。ビジネスユーザーに特化したLinkedIn特有のキャンペーンです。
求人募集者の課金ポイントは「インプレッション」「ランディングページクリック」から選択できます。
目的ごとに最適化設定や選べる広告フォーマットが異なるため、効果を最大化するには事前にKPI(重要指標)を明確にしたうえで適切な目的を選択しましょう。
LinkedIn広告の種類(広告フォーマット)と配信面
LinkedIn広告には、広告が表示される場所(配信面)とフォーマットの種類に応じて、いくつかのタイプがあります。広告の掲載面は主に「フィード(タイムライン)」「画面右側のサイド枠」「メッセージボックス(受信箱)」の3箇所に分類できます。それぞれの配信面と広告フォーマットの主な種類は以下の通りです。
シングル画像広告
フィードに表示される最も基本的な画像広告です。1枚の画像と見出しテキスト、説明文、リンク先URLで構成されます。ユーザーのタイムライン上に他の投稿と混ざって表示され、主にWebサイトへの誘導やコンテンツ訴求に適しています。

カルーセル広告
複数の画像を横にスライドできるカルーセル形式の広告です。フィードに表示され、最大10枚の画像カードを連続で見せることができます。複数の製品やサービスをまとめて紹介したい場合に有効です。

動画広告
動画とテキストで構成されるフィード上の広告です。商品紹介動画やブランドムービーなどをユーザーに視聴してもらうのに適しています。動画視聴を目的としたキャンペーンで活用され、再生数を伸ばしたいときに有効です。
テキスト広告
簡易的なテキストと小さな画像で構成されるシンプルな広告です。PC版LinkedInの画面右側上部などに表示されます。他のフィード広告に比べて視認性は高くありませんが、低予算でサイトへのクリックを誘導したい場合に利用されます。

スポットライト広告
ユーザーひとりひとりにパーソナライズされた内容を表示できる広告です。PC画面の右側枠に表示され、ユーザー名やプロフィール写真を動的に差し込んだメッセージで関心を引きます。特定の商品やサービスにスポットを当てて訴求したいときに効果的です。

フォロワー広告
LinkedInの企業ページのフォロワー獲得を目的とした広告です。PC画面右側に表示され、企業ロゴや担当者の写真と共に「フォロー」ボタンを設置できます。企業ページ開設直後でフォロワーを増やしたい場合などに活用できます。
メッセージ広告
LinkedInのメッセージ機能を利用してユーザーの受信箱に直接届ける広告です。旧称は「スポンサードInMail」とも呼ばれ、ターゲットユーザーにダイレクトメッセージを送る形式です。ユーザーに個別にリーチできる反面、一度に配信できる頻度や件数に制限があります。
会話型広告
チャットボットのように複数の選択肢ボタンを提示し、ユーザーとの対話形式で進行するメッセージ広告です。受信箱上部に表示され、ユーザーが選んだボタンに応じて次のメッセージやリンク先を出し分けます。複数の誘導先(例えば資料請求と問い合わせフォームなど)がある場合に、一度の配信でユーザーに合わせた案内ができるのが強みです。
求人広告
LinkedIn上で自社の求人情報を広告として配信する形式です。フィードに表示され、ユーザーがクリックするとLinkedIn内の求人応募ページへ誘導できます。採用担当者が特定の職種経験者やスキル保持者に向けて求人を出したい場合に効果的です。LinkedIn広告ならではのフォーマットと言えるでしょう。
イベント広告
LinkedIn上のイベント(ウェビナーやセミナーなど)をプロモーションするための広告です。フィードに表示され、イベントの開催情報や参加登録を促すことができます。BtoB向けのオンラインイベント集客にも活用されています。
LinkedIn広告の配信面
LinkedInで広告が配信されるのは主に下記の4箇所です。
①タイムライン
②右側広告枠
③求人
④メッセージ
掲載面①タイムライン
メインで閲覧される場所です。自分がフォローしたアカウントが投稿した記事が表示されます。広告はコンテンツの間に、通常の投稿と同じ形式で表示されます。
掲載面②右側広告枠
LinkedIn画面の右枠にある広告枠です。企業のロゴと2~3行のテキストで構成される簡易な広告を掲載できます。

掲載面③求人
LinkedInでは「求人」タブがあります。各企業で募集している求人が掲載されます。求人のページにも広告枠があり、求人広告を掲載できます。

掲載面④メッセージ
LinkedInではユーザー同士でダイレクトメッセージを送りあう機能があります。広告でも特定のユーザーに、メール形式のメッセージを送ることができます。

LinkedIn広告のターゲティング設定
LinkedIn広告では、他のSNS広告以上に詳細で精度の高いターゲット設定が可能です。これはLinkedInユーザーが自ら職務経歴や所属企業などの情報を詳細に登録しているためで、行動の傾向による推測ではないからです。
ターゲティングは下記の記事と資料で詳しく取り扱っています。
①会社ターゲティング
ユーザーが所属している会社情報を参照してターゲティングできる機能です。
BtoB向け商材の訴求で、特定の業種や企業規模をもつ会社を指定して広告配信したい場合に利用できるターゲティングです。
以下の項目からユーザーが所属している会社をターゲティングできます。
a.企業収益
ユーザーが勤務する会社の前年度の収益に基づいてリーチできます。
b.会社のフォロワー数
広告主の会社ページのフォロワーにリーチできます。
c.会社の規模
ユーザーが勤務する会社の規模(従業員数)に基づいてリーチできます。
d.会社カテゴリー
会社が属するカテゴリーに基づいてリーチできます。
日本の企業では、「LinkedIn編集部企業ランキング」「LinkedIn編集部スタートアップ企業ランキング」に選ばれた企業にリーチできます。
e.会社名
ユーザーが所属している会社名を指定してリーチできます。
f.会社成長率
ユーザーが所属している会社の社員変動率の前年比変化に基づいてリーチできます。
g.業種
ユーザーが所属している会社の業種を指定してリーチできます。
h.社員のつながり
社員数が500名以上の会社に限り、その会社及び系列会社に勤務するユーザーを指定してリーチできます。
②統計データターゲティング
ユーザーの基本的な属性である年齢層や性別を指定できます。※ただしLinkedInはビジネス利用が中心のSNSであるため、年齢・性別によるターゲティングよりも後述の職務関連の絞り込みが重視される傾向にあります。
a.年齢
「18-24歳」「25-34歳」「35-54歳」「55歳以上」から選択できます。
b.性別
「女性」「男性」から選択できます。
③学歴ターゲティング
ユーザーの学歴情報で絞り込みます。卒業した大学名や専攻分野、取得学位(学士・修士・MBA・博士など)といった条件を指定できます。高度な専門知識を持つ人材や特定の大学の卒業生にアプローチしたい場合に有効です。
a.出身校
指定した大学、専門学校、短大を卒業したユーザーにリーチできます。
b.学位
「博士」「修士」「学士」「アソシエイト/準学士」などの学位を持つユーザーにリーチできます。
c.専攻
指定した学部、学科を卒業したユーザーにリーチできます。
④職務経歴ターゲティング
ユーザーの職務経歴やスキルに基づいて絞り込みます。例えば「経験職種」(営業、マーケティング、エンジニア等)、「役職レベル」(一般社員、マネージャー、Cクラスなど)、「勤務年数」や「保有スキル・資格」など、多岐にわたる条件でセグメントを設定できます。採用目的で特定の経歴を持つ人だけに広告を出す、といった使い方も可能です。
a.スキル
ユーザーが所持している資格などを指定してターゲティングできます。
b.ポジション
ディレクター、エンジニアなどユーザーのポジションを指定してターゲティングできます。
c.社会人経験年数
1年単位で社会人経験年数を指定してリーチすることができます。
d.職務タイプ
「営業」「採用」「マーケティング」などユーザーの職種をしてターゲティングできます。
e.職務レベル
「最高責任者」「マネージャー」などユーザーの職務レベルを指定してターゲティングできます。
⑤関心と特徴ターゲティング
ユーザーの興味関心や行動履歴に基づいて絞り込む方法です。LinkedIn上で参加しているグループ(同じ業界のプロフェッショナルコミュニティ等)や、閲覧・反応しているコンテンツのカテゴリをもとに、関心度の高いユーザー層にリーチできます。
a.グループ
LinkedInでは同じ趣味嗜好を持つユーザーを集めた「グループ」を作成することができます。特定のグループを指定して、そのグループのメンバーに広告配信することができます。
b.メンバーの特徴
「頻繁に旅行する」「転職活動中」などユーザーの行動の特徴を指定して広告配信することができます。
c.メンバーの関心
「健康に関心がある」「保険サービスに関心がある」「セールスソフトウェアに関心がある」などユーザーの趣味や特定の商品・サービスへの関心に基づいて広告配信することができます。
⑥リターゲティング
自社のWebサイトに訪問したユーザーや、過去に自社の広告に反応(クリックや動画視聴、フォーム送信など)したことがあるユーザーに対して再度広告を配信できます。自社サイトにタグ(Insightタグ)を設置して訪問者データを蓄積したり、広告経由で接点を持ったユーザーをオーディエンスとして保存することで設定可能です。購入や問い合わせ直前のユーザーに再アプローチするのに有効です。
⑦リストアップロード(カスタムリスト)
広告主が保有する顧客リストや見込み客リスト(メールアドレスリストなど)をアップロードし、そのリストに含まれる人々に対して広告配信できます。既存顧客へのクロスセルや、名刺交換した相手へのフォローアップといった用途で活用できます。また、会社名のリストをアップロードして特定の企業群の社員をまとめてターゲットにすることも可能です。
⑧類似オーディエンス
上記までのように作成した特定のオーディエンスデータに対して、LinkedIn上で類似した特徴を持つ新規ユーザーを自動で抽出し、広告配信対象に加えることができます。これにより、まだ接点のない潜在見込み層にもリーチを広げることができます。
LinkedIn広告では企業規模から個人のスキルまで非常にきめ細かなターゲティングが可能ですが、絞り込みすぎると対象ユーザー数が少なくなり、広告配信が十分に行えない場合もあります。ターゲット設定の際は、LinkedInの管理画面で表示される推定リーチ数を確認しながら、精度とボリュームのバランスを取ることが重要です。
LinkedIn広告で設定できるターゲット項目の一覧は、下記の無料ダウンロード資料にまとめています。ターゲティング戦略を練る際の参考資料としてぜひご活用ください。
LinkedIn広告の始め方
LinkedIn広告を始める基本的な流れを初心者向けに解説します。一度環境を整えれば、その後は繰り返しキャンペーンを作成して運用できるようになります。
広告配信の準備として、下記の3つを事前に作成しておく必要があります。
①個人ページ
②会社ページ(企業アカウント)
③広告アカウント
作成した広告アカウントに会社ページを関連付ければアカウントの準備は完了です。複数人で管理をする場合は、必要に応じて権限を付与しておきましょう。
画面左側のメニュー>アカウント設定>アクセス権を管理>ビジネスマネージャーを開く>ユーザーを表示>名前を検索>出てきたメンバーを選択>ペンマーク「役割を編集」で権限を選択>「広告アカウントを割り当てる」で完了
広告は「キャンペーングループ」→「キャンペーン」→「広告」の順に作成します。ほかのSNS広告とは構造が異なるため要注意です。
入稿作業は画面の指示に従うのみで簡単に進められます。
より具体的な手順は下記記事で解説しています。あわせてご覧ください。
入稿作業や運用、成果改善に不安がある方は、お気軽に弊社までご連絡ください。
LinkedIn広告で成果を上げるための成功ポイント
最後に、LinkedIn広告を効果的に運用するためのポイントをいくつか紹介します。単に広告を出稿するだけでなく、これらのコツを押さえておくことで、より良い成果(コンバージョン獲得やROI向上)につながります。
①目的とKPIを明確に設定する
LinkedIn広告ではキャンペーン目的の選択が重要です。自社の目標(認知獲得なのかリード件数獲得なのか 等)を明確にし、それに沿ったKPI(例えば問い合わせ〇件獲得など)を決めましょう。目的とKPIが定まれば、適切なキャンペーン設定と効果測定が行いやすくなります。
②ターゲットの範囲を最適化する
LinkedInなら細かくターゲットを絞れますが、絞り込みすぎるとオーディエンス規模が小さくなり広告が十分に配信されません。逆に広すぎると成果に繋がりにくい配信ばかり増えてしまいます。業種や職種などコアな条件は指定しつつも、地域や年齢は広めに設定するなど、テストを通じて適切なターゲット範囲を見極めましょう。管理画面の推定リーチ数を参考に、ニッチすぎず広すぎない絶妙なセグメントを探るのが重要です。
③複数のクリエイティブを用意してテストする
広告の文面や画像デザインも成果に大きく影響します。最初から1種類に絞らず、見出しやビジュアルの異なるパターンを複数作成してA/Bテストしましょう。LinkedIn広告では1キャンペーン内で最大5件程度の広告を出稿できます。反応の良いクリエイティブを特定し、予算配分を最適化することで効率的に目標達成に近づけましょう。また、伝えるメッセージは簡潔かつ明確にすることも大切です。
④ユーザーにとって価値のある情報を提供する
ビジネス層のユーザーは有益な情報に敏感です。単なる割引セールの告知よりも、業界動向のレポートや課題解決につながるホワイトペーパーなど、ユーザーの役に立つコンテンツを提案すると反応率が上がります。特にリード獲得目的の場合は、資料ダウンロードやセミナー開催などを通じて見込み客に有益な情報提供を心がけましょう。
⑤成果指標は長期視点で評価する
LinkedIn広告は他のSNS広告に比べクリック単価(CPC)が割高になる傾向があります。ユーザー数が少なめで広告枠が限られているためですが、その反面、獲得できるリードの質が高い(=本気度が高い)場合が多いです。短期的なクリック単価や表面的な反応率だけで判断せず、商談化や受注につながった割合(最終的なCPAやROI)で評価することが重要です。他媒体と比較する際も、単純な数値だけでなく獲得後の成果まで考慮して検討しましょう。
BtoBの新しい広告媒体としてLinkedInをご検討ください
LinkedInのユーザーはビジネスマンに集中しており、名刺のように会社名や役職などの情報が登録されています。特定の業界や特定の役職に絞った狭い範囲に広告を配信したいときに最適です。新しい媒体にチャレンジしたいという方は是非利用をご検討ください。
LinkedIn広告で成果が出ている事例が知りたい!
配信を検討しているが何から始めたらいいかわからない
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