【24年6月更新】Web広告5媒体最新アップデートまとめ
6月中に更新されたWeb広告媒体のアップデート情報をお知らせします。
今回ご紹介する媒体は次の2つです。
- Yahoo!広告
- LINE広告
本記事の内容をまとめたPDF資料も、以下のページからダウンロード可能です。あわせてご活用ください。
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目次
- 【Yahoo!ディスプレイ広告】オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」提供開始について
- 【ディスプレイ広告(運用型)】LINEサービスへの広告配信枠追加について
- 【Yahoo!検索広告】「入札戦略の状況」の追加
- 【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告の機能追加と改善
- 【ディスプレイ広告(運用型)】PCブランドパネル枠でレスポンシブ広告の配信を開始
- 【ディスプレイ広告】オーディエンスリスト「顧客データ」の機能追加
- 【LINE広告】カスタムレポート機能(β)が利用可能に
- 【LINE広告】「動画の再生」キャンペーンで自動ターゲティング(β)が利用可能に
- 【LINE広告】詳細ターゲティングのセグメントを追加
- 最新情報を活かしたWeb広告運用ならプライムナンバーズへ
【Yahoo!ディスプレイ広告】オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」提供開始について
オーディエンスリストターゲティングで使用するオーディエンスリストに、新しいリスト種別「広告アクションユーザー」が2024年5月15日より追加されました。
指定した広告に対してアクション(クリック・コンバージョン・動画視聴のいずれか)を起こしたユーザーをオーディエンスリストとして蓄積し、広告配信のターゲティングに利用できます。
「広告アクションユーザー」の主な設定項目
・広告アクション種別
広告に対してどのアクションを行ったユーザーを蓄積するか指定する。
→広告クリック/コンバージョン/動画視聴から選択
・データの有効期間
オーディエンスリストに蓄積したデータの有効期間(日数)を設定する。
→初期設定は90日間
活用方法
・広告をクリックしたユーザーに、再度広告を配信する
→リマーケティングと同様の効果が期待できる
・コンバージョンしたユーザーに、広告を配信する
→商品の再購入や、アップセルを促せる
・広告をクリックしたユーザーの類似ユーザー配信を行う
→確度の高い新規ユーザーをリーチできる
※1,000人未満のリストは利用できません。
※指定した広告が広告データ利用基準を満たしているかの審査があります。
参考ページ:【ディスプレイ 広告(運用型)】オーディエンスリスト「広告アクションユーザー」提供開始について
【ディスプレイ広告(運用型)】LINEサービスへの広告配信枠追加について
2024年5月22日より、Yahoo!ディスプレイ広告からLINEファミリーアプリ/LINE広告ネットワークのリワード面への配信が可能になりました。
掲載可能な広告の種類
・レスポンシブ(画像)
・レスポンシブ(動画)
※アスペクト比:1:1/1.91:1(画像)/16:9(動画) ともに対象
リワード面では全画面で広告を表示できます。視聴完了率も高く、特にアプリインストール訴求目的やブランド認知拡大目的で効果的です。
※リワード面のみを指定し配信することはできません。
参考ページ:【ディスプレイ広告(運用型)】LINEサービスへの広告配信追加について
【Yahoo!検索広告】「入札戦略の状況」の追加
自動入札の学習状況がキャンペーン一覧やパフォーマンスレポートなどで確認できるようになります。実装時期は2024年夏頃と予定されていますが、現時点では未定です。
この変更により、1日の予算超過など学習以外の要素で自動入札が最適化されていない状況も表示されるようになります。そのため自動入札を設定したキャンペーンについて、運用中の対策を取りやすくなります。
表示箇所
・広告管理ツール キャンペーン一覧の「配信状況」欄
・広告管理ツール キャンペーン一覧のダウンロードファイル内「入札戦略の状況」項目
・キャンペーン単位のパフォーマンスレポート
※レポート項目に「入札戦略の状況」の追加が必要
確認できる内容
・自動入札の学習が完了している
・自動入札の学習中である
・入札戦略に制限がある
・入札戦略の設定が不適切である
参考ページ:【検索広告】「入札戦略の状況」の追加について
【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告の機能追加と改善
2024年5月22日より、検索連動型ショッピング広告について、一部機能が追加・改善されました。
変更箇所は次のとおりです。
キャンペーン、広告グループの一覧画面の変更点
・一覧画面上部に実績値を表示できるグラフを追加
・一覧画面の表示項目の選択、および並び替えに対応
・フィルターによる表示データの絞り込みに対応
・一覧画面上の表示データのダウンロードが可能になった
・配信設定や予算など一部の項目について、一覧画面上での直接編集に対応
・配信設定や予算など一部の項目について、複数の対象選択による一括編集に対応
ターゲティングの変更点
・各種ターゲティングの一覧画面を追加
→キャンペーンや広告グループに設定したターゲティングごとに、
実績の確認や入札価格調整率など一部項目の編集が可能
パフォーマンスレポートの変更点
・テンプレートを作成できるようになった
・レポートのプレビュー表示に対応
・レポートのスケジュール設定に対応
操作履歴の変更点
・操作履歴のプレビュー表示に対応
・操作履歴内の一部表記を調整
参考ページ:【検索広告(ショッピング)】検索連動型ショッピング広告の機能追加と改善について
【ディスプレイ広告(運用型)】PCブランドパネル枠でレスポンシブ広告の配信を開始
2024年5月22日より、PC版のブランドパネル枠にレスポンシブ広告が配信できるようになりました。
PC版のブランドパネル枠に配信されるレスポンシブ広告の仕様は以下のとおりです。
注意点
レスポンシブ広告がPC版のブランドパネル枠に掲載される際、複数のデザインパターンで表示される可能性があります。広告に適用されたデザインによっては、タイトルや説明文などのテキストが画像に重なって表示される場合があります。
参考ページ・画像引用:【ディスプレイ広告(運用型)】PCブランドパネル枠でレスポンシブ広告の配信を開始
【ディスプレイ広告】オーディエンスリスト「顧客データ」の機能追加
2024年5月21日より、ディスプレイ広告のオーディエンスリストターゲティングで利用するオーディエンスリストの「顧客データ」の以下3点の機能が追加・変更されました。
・利用可能な顧客データに電話番号を追加
電話番号のデータを含むオーディエンスリストが作成可能になった。
・アップロードファイルの形式を下記に変更
・アップロード状況の確認可能期間を設定
30日前までのアップロード状況は確認可能。
31日以上前のアップロード状況は確認できなくなった。
参考ページ・画像引用:【ディスプレイ広告】オーディエンスリスト「顧客データ」の機能追加について
【LINE広告】カスタムレポート機能(β)が利用可能に
項目別にレポートを作成できる「カスタムレポート(β)」機能が6月中に提供されます。
任意のレポートフォーマットを作成しテンプレートとして保存することも可能です。
現在提供中のパフォーマンスレポートとの違い
・パフォーマンスレポート
広告グループのターゲティング設定にかかわらず配信されたユーザーの属性に基づいて表示
・カスタムレポート
広告グループのターゲティング設定に基づいてレポートが表示される
複数の項目を掛け合わせた配信結果を確認できる。
利用方法
管理画面トップページの [広告アカウント] タブで、該当する広告アカウント名をクリック
→「広告マネージャー」画面左上の [≡] > [レポートと計測] >「カスタムレポート」を選択
注意点
・パフォーマンスレポートや管理画面のダッシュボードレポートとは数値が異なることがある
・広告グループで設定されていないターゲティング属性に対する実績は表示されない
・β版のため、予告なく機能の提供を停止する可能性がある
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年5月 カスタムレポート機能が利用可能に!
【LINE広告】「動画の再生」キャンペーンで自動ターゲティング(β)が利用可能に
キャンペーン目的「動画の再生」キャンペーン配下の自動入札(3秒再生・100%再生)で自動ターゲティング(β)が利用可能になりました。
これにより、LINE広告で自動ターゲティングが設定できるキャンペーン目的は6つになりました。
自動ターゲティングとは
ターゲットの「地域」「性別」「年齢」「OS(iOS、Android)」をそれぞれ任意で設定すると、アクションが見込めそうなユーザーに自動的にターゲティングする機能。
アップデート前後の比較は次のとおりです。
参考ページ・画像引用:LINE広告アップデート情報 2024年5月 カスタムレポート機能が利用可能に!
【LINE広告】詳細ターゲティングのセグメントを追加
詳細ターゲティングのセグメントが追加されました。
追加されたターゲティングは下記のとおりです。
・世帯資産>1,000万円以上4,000万円未満
・世帯資産>4,000万円以上
参考ページ:LINE広告アップデート情報 2024年5月 カスタムレポート機能が利用可能に!
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