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2023.02.13 更新
2023.02.13 更新

【2023年2月更新】インターネット広告媒体最新アップデートまとめ

Written By
S.T.

コンテンツディレクター

早いもので、あっという間に2月も半ばとなりました。

私は、ここのところChatGPTやBing+GPTといったテキスト生成AIに感動し、なんとか業務に活用できないかといろいろ試行錯誤しています(なおこの記事はまだ私が手入力しています)。

それでは今月も、先月中におこなわれたインターネット広告媒体のアップデート情報をまとめてお伝えします。

1月に更新されたインターネット広告媒体は以下のとおりです。

  • Yahoo!広告
  • Twitter広告
  • LINE広告

それぞれの概要、実際の広告運用シーンでの活用方法、懸念事項などを説明します。以下のリンクから本記事の情報をまとめたPDFをダウンロード可能です。ぜひこちらを手元に置いて、日々の広告運用にご利用ください。

Yahoo!広告

Yahoo!広告では、次の2つの更新がおこなわれました。

  1. オークションインサイト機能の提供開始
  2. ターゲットリストにおける「訪問期間」の新規設定、編集の終了

それぞれ解説します。

1. オークションインサイト機能の提供開始

Yahoo!検索広告に、「オークションインサイト」と呼ばれる機能が追加されました。「オークションインサイト」機能は、同じ広告オークションに参加している他社の広告と自社の広告の掲載結果を比較できるものです。

オークションインサイトを使うことで、表示URLのドメイン単位で他社と自社の広告の掲載結果を比べられます。主要キーワードにおける他社の入札状況がわかることで、自社の広告運用の戦略立案に活かせます。

オークションインサイトは新しい広告管理ツールのキャンペーン・広告グループ・キーワードの各一覧画面から利用できます。

備考

オークションインサイト機能で表示できるデータは以下のとおりです。

  • インプレッションシェア
  • ページ上部表示率
  • ページ最上部表示率
  • 自社との重複表示率
  • 他社の上位表示率
  • 自社の優位表示率

参考URL

2.ターゲットリストにおける「訪問期間」の新規設定、編集の終了

Yahoo!検索広告のサイトリターゲティングで利用するターゲットリストの設定項目である「訪問期間」の新規設定および編集ができなくなりました。これはYahoo!検索広告のシステム変更によるものです。

2023年1月31日以降、ターゲットリストは「本日を起点に任意の過去日数(例えば「本日から30日前まで」)」の訪問者のデータ蓄積のみできるようになります。

この変更により、「特定の時期にサイトを訪問したユーザーのリスト」が作成できなくなりました。

備考

すでに設定済みの「訪問期間」は、実施日以降も設定は有効です。ただし、設定内容の編集はできません。

参考URL

Twitter広告

Twitter広告では、以下4つの更新がおこなわれました。

  1. ダイナミックプロダクト広告の提供開始
  2. 広告キャンペーンの目的に「コンバージョン」が追加
  3. オーディエンス拡張ターゲティング機能の追加
  4. Twitter検索キーワード広告の配信開始

それぞれ解説します。

1.ダイナミックプロダクト広告の提供開始

Twitter広告のクリエイティブに、「ダイナミックプロダクト広告」が追加されました。ダイナミックプロダクト広告は、ユーザーの過去の商品閲覧傾向をもとに、ユーザーにもっとも関連する商材が表示される形式の広告です。

膨大なデータからユーザーごとに最適な広告をカスタマイズして表示できるため、ECサイト・不動産会社・旅行代理店・求人媒体など、商材数が多くなりがちな広告主はクリック率やコンバージョン率アップが見込めます。

ただし商材データの管理および更新のコストが生まれる点には注意が必要です。

備考

Twitterショッピングマネージャーにアップロードした商材データが、クリエイティブに表示されます。

2.広告キャンペーンの目的に「コンバージョン」が追加

Twitter広告のキャンペーン目的に「コンバージョン」が追加されました。これにより、Webサイトでアクションを起こす可能性の高い(コンバージョン獲得見込みの高い)ユーザーにしぼった広告配信が可能になります。

備考

これまでは「ウェブサイトの訪問者」しか目的に設定できませんでした。

3.オーディエンス拡張ターゲティング機能の追加

Twitter広告のターゲティング機能が強化され、ターゲット設定したオーディエンスに似たユーザーも配信対象になるようになりました。

オーディエンス拡張ターゲティングは、キャンペーンの目的が「ウェブサイトの訪問者数」「コンバージョン」「アプリのインストール数」の場合に利用可能です。この変更により、各キャンペーンの目的に応じた成果の向上が見込めます。

備考

拡張できるオーディエンスは以下の項目です。

  • カスタムオーディエンス
  • キーワード
  • フォロワーが似ているアカウント
  • 興味関心
  • 映画とテレビ番組
  • イベント
  • 会話トピック
  • ツイートにエンゲージメントしたユーザー
  • フォロワー

また、オーディエンスの拡張範囲を以下の3パターンから選べます。

  • 狭い:2倍の範囲
  • 拡大:5倍の範囲
  • 広い:8倍の範囲

4.Twitter検索キーワード広告の配信開始

Twitter広告に新機能「Twitter検索キーワード広告」が追加されました。入稿時に設定したキーワードを検索したユーザーの、検索結果画面に広告を表示させられる機能です。

従来のキーワードターゲティングは指定キーワードでの検索のほか、「キーワードを含むツイートをした」「キーワードを含むツイートに『いいね』をした」ユーザーにも配信されていました。

Twitter検索キーワード広告はよりリスティング広告のような感覚で運用でき、これまで以上に広告と関連性の高いユーザーに広告を配信できます。現在、Twitter検索キーワード広告は、キャンペーン目的「ウェブサイトコンバージョン」でのみ利用可能です。

備考

Twitter検索キーワード広告は、現在検索結果の3番目に表示されていますが、今後2番目に表示されるよう調整予定です。

参考URL

LINE広告

LINE広告では、以下2つの更新がおこなわれました。

  1. 広告アカウントの運用構造の変更
  2. 広告審査システムの変更

それぞれ解説します。

1.広告アカウント運用構造の変更

LINE広告の「広告アカウントカテゴリー」が新設されたことにより、1広告アカウントに複数の商材を出稿できるようになりました。

広告アカウントカテゴリーとは、広告アカウントの訴求内容および出稿商材を決定するための情報です。

既存広告アカウントはすでに登録されている商材をもとに、LINE広告が自動で設定します。これから登録するアカウントは、広告アカウント作成時に選択可能です。

これまで新規登録に必要だった「商材正式名称/商材URL」は入力不要になりました。

備考

1広告アカウントにつき、設定できる広告アカウントカテゴリーは1つです。

2.広告審査システムの変更

LINE広告の広告審査システム・体制が強化され、24時間365日中審査が実施されるようになりました。これにより、一部の広告の審査期間が短縮されます。

また広告の審査開始のタイミングが「管理画面に登録された時点」に変更されました。

配信開始した広告のモニタリングも強化されます。一度審査を通り配信された広告も、モニタリングの結果によっては審査ステータスが変更される可能性があります。

備考

クリエイティブ(メディア)タブに広告クリエイティブをアップロードしても、広告がまだ作成されていない場合は審査が開始されない点には注意が必要です。

まとめ

本記事の内容をまとめた資料は、以下のリンクからダウンロード可能です。

ぜひ日々の広告運用にご利用ください。

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S.T.

コンテンツディレクター

コピーライティングから校正まで、文章にかかわることならなんでもマルチに引き受けるコンテンツディレクター兼ライター。プライムナンバーズ編集部の中の人1号でもある。永遠の猫派。