【一覧DL可能】Facebook広告・Instagram広告のターゲティング全種
Facebook広告・Instagram広告では、ターゲットを細かく設定することができます。
他のSNSに比べて、Facebookはユーザーがプロフィールに登録できる情報が詳細です。そのためFacebook・Instagram広告は「誰にどのような広告を配信するか」というターゲティングが、他広告より精緻に設定できます。
ターゲティングが細かいとより獲得しやすいユーザーに広告を表示できる一方、成果が出るようなターゲティング設計をするハードルが非常に高いといえるでしょう。
当記事では、 Facebook広告・Instagram広告で設定できる「ユーザー属性」「利用者層」「興味関心」「行動」「カスタムオーディエンス」の全ターゲティングを一挙にご紹介します。
項目の一覧資料をダウンロードいただけるターゲティングもございます。ダウンロードしてターゲットの設定にお役立てください!
1 ユーザー属性
ユーザー属性のターゲティングでは、年齢・性別・地域・言語を設定することができます。
年齢
13歳~65歳以上まで、1歳刻みで設定可能です。
ただし18歳未満をターゲットとする場合、ユーザー属性以外のターゲティングができなくなります。
性別
すべて・男性・女性から選択可能です。
地域
国、都道府県、市区町村郡の単位で設定可能です。
言語
「日本語」「英語」など、ユーザーの使用言語でターゲティングできます。
ほぼすべての言語を登録可能です。
2 利用者層
詳細ターゲティングで設定できるターゲット「利用者層」について紹介します。
利用者層カテゴリを利用することで学歴、雇用、家族、ライフスタイルなどのユーザーのプロフィール情報をもとにユーザーをターゲティング可能です。
項目数が多いため、一覧の資料にまとめました。
資料は下記から無料でダウンロードいただけます。併せてご利用ください。
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学歴
学歴カテゴリは大卒・高卒生や現役の大学生・専門学生や大学院生など、学歴をターゲットに設定することができます。学生向けのサービスや、求人の広告を出す際に活用するとよいアプローチができるでしょう。
ライフイベント
ライフイベントカテゴリは就職、転勤、結婚など人生における大きな分岐点で生活様式が変化したユーザーにアプローチする際に役立つターゲティングです。不動産や就職・転職、ウェディング関連の広告を出す際に活用するとよいでしょう。
交際
交際カテゴリはカップルの交際段階によって設定できるターゲティングです。「婚約中」「交際中」のユーザーに対しては旅行やジュエリー業界の広告、「独身」のユーザーに対してはマッチングアプリの広告を出すなど、業界ごとにステータスを活用できますので是非ご利用ください。
仕事
仕事カテゴリでは特定の業界に勤務しているユーザーに対してアプローチすることができます。とくにBtoB商材の広告を出す際に活用できるカテゴリといえるでしょう。
営業にまつわる広告を出稿したい場合は「営業」カテゴリ、教科書や専門書にまつわる広告を出稿したい場合は「教育・図書館」カテゴリなど、特定の業界や職種、役職などがターゲットとなる場合に利用しやすいターゲティングです。
子供がいる人
子どもがいる人カテゴリではユーザーの子どもの有無、子どもの年齢層別でアプローチ可能です。
粉ミルクや紙おむつ等のベビー業界にまつわる広告を出稿したい場合は「幼児の子どもがいる人」、ゲームやフィギュア等の玩具業界にまつわる広告を出稿したい場合は「小学校低学年の子どもがいる人」にアプローチするとよいでしょう。
ファイナンス(米国)
ファイナンスカテゴリは米国居住者のみを対象としたターゲティングです。
米国の地域を世帯年収が上位5%、10%、10%~25%、25%~50%の4つに分けて、その地域に住むユーザーをターゲットに広告を配信できます。車や時計、不動産等の単価が高い商材は世帯年収が高いエリアに出すなど、商材の金額感に合わせてターゲティングするとよいでしょう。
3 興味関心
続いて、Facebook広告・Instagram広告で設定できるターゲット「興味・関心」について紹介します。
興味・関心を設定することで、設定したカテゴリに関連するFacebookページに興味を示しているまたは「いいね!」したユーザーへの広告配信が可能です。
項目は300種類以上あります。具体的な項目を一覧にした資料は下記から無料でダウンロードいただけます。併せてご利用ください。
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スポーツ・アウトドア
スポーツ・アウトドアカテゴリは、スポーツやキャンプ・サーフィンなど、アウトドアに興味のあるユーザーをターゲティングすることができるカテゴリです。
テクノロジー
テクノロジーカテゴリでは、パソコンやスマートフォン、オーディオ機器等に興味のあるユーザーをターゲティングすることができます。PC周辺機器関連の広告を出稿したい場合は「パソコンモニター」や「ハードドライブ」など、取り扱う商材のカテゴリを設定することで活用できるカテゴリです。
ビジネス・業界
ビジネス・業界カテゴリは、特定の業界に関心のあるユーザーをターゲットできるカテゴリです。下記のカテゴリの中で広告主さまのサービスと近しいものがあれば、ターゲットするのもよいでしょう。
フィットネス・ウェルネス
フィットネス・ウェルネスカテゴリでは、健康やトレーニング、ダイエットに興味がある健康志向の高いユーザーをターゲットできるカテゴリです。健康食品やダイエット商材、サプリメント、トレーニングジムにまつわる広告を出稿する際に活用できるでしょう。
レジャー施設
レジャー施設カテゴリはゲームや映画、読書、テレビ等々の娯楽に興味のあるユーザーをターゲットすることができるカテゴリです。
カテゴリ名は「レジャー施設」となっていますが、実際はレジャーの内容(映画、音楽、読書等々)に興味があるユーザーにアプローチしたい時のカテゴリと言えます。例えば、映画のプロモーション広告を出稿する際は、「映画」カテゴリという大きなくくりでなく、作品内容に合わせて「アクション映画」や「コメディ映画」などジャンル分けしたカテゴリを設定することで、よりターゲット層に近いユーザーにアプローチすることができます。
家族と交友関係
家族と交友関係カテゴリは、結婚や子育てといった家族や交友関係にまつわるユーザーをターゲットすることができるカテゴリです。
詳細ターゲティング「利用者層」にも、【婚約中】など当カテゴリと似たようなものがあります。しかし「利用者層」はユーザーのプロフィールをもとにターゲティングしているのに対して、「興味・関心」は「いいね!」や検索などの行動履歴をもとにしたターゲティングという違いがあります。
例えば、友達の結婚祝いを探しているユーザーや結婚した人の周りの人をターゲティングする際はこちらの方がより適していると言えるでしょう。
買い物・ファッション
買い物・ファションカテゴリは、アクセサリーや洋服等のアパレル商材や化粧品などの美容系商材に興味があるユーザーをターゲットできます。美容カテゴリを例に挙げても化粧品や美容院、ヘアケア製品等々、詳細にカテゴライズされているので、下記カテゴリの中で自社商材に当てはまるカテゴリに設定し、出稿するとよいでしょう。
興味・アクティビティ
興味・アクティビティカテゴリは、アート・音楽やペット、旅行などに興味があるユーザーをターゲットできます。アート・音楽カテゴリだけでもギターやドラム、絵画など詳細にカテゴライズされています。前項同様、下記カテゴリの中で自社商材に当てはまるカテゴリに設定し、出稿するとよいでしょう。
4 行動
行動カテゴリは「旅行の頻度」「海外に滞在している」「購入を多くしている」など、特定の行動をしているユーザーをターゲティングする機能です。
ユーザーのどんな動きを基準にしているかは以下のとおりです。
・クリックする広告
・やり取りをするページ
・デバイスの利用状況や旅行の好みなどに関連して利用者がFacebookで行うアクティビティ
・年齢、性別、所在地などの利用者データ
・使用するモバイルデバイスとネットワークの接続速度
(Facebook広告ヘルプより引用)
項目は190種以上あります。こちらも具体的な項目の一覧は下記から無料でダウンロードいただけますので、併せてご利用ください。
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行動
新しいスマートフォンデバイスで最近FacebookにリンクしたユーザーやiPhone 14デバイスで最近Facebookにリンクしたユーザーをターゲットに設定することができます。
旅行
Facebookの検索履歴や投稿内容から割り出した、旅行履歴があるユーザーをターゲットに設定することが出来ます。
旅行代理店の商品や航空機のチケットは「よく旅行する人」に、写真のプリントサービスは「旅行から帰ってきて1or2週間以内であると思われる人」に、ビジネスユーザー向けの商材は「通勤者」に広告を出すなどすると良いでしょう。
消費者の分類
消費者の分類は、特定の国に住んでいるユーザーに広告を配信することができるカテゴリです。
またその国の「中価格~高価格の品物を好む人」「高価格なものを好む人」でユーザーを分けて配信することができます。
下記のカテゴリ2にある13国のユーザーを対象としたプロモーションを行う際は、活用するとよいでしょう。
購入行動
購入行動は過去1週間以内に各サイトに設置されている「購入する」等のコールトゥアクションボタンをクリックしたユーザーをターゲティングできる機能です。すなわちWeb上で実際に購入したユーザ―を対象にできます。
商品の種類などは設定できませんので、購入目的の広告でそれほど高額ではない商品のプロモーションや、セールなどで大々的に広告を配信したい際などに利用するとよいでしょう。
記念日
記念日は、今後61~90日間に交際関係の記念日があるユーザーをターゲティングすることができる機能です。具体的にどんな記念日が当てはまるかは、残念ながら公表されておりません。
指輪やネックレス等のジュエリー関連やギフト関連の広告を出す際にターゲットに含めてもよいでしょう。
海外駐在者
海外駐在者は、過去に特定の国に住んでいた(現在は別の国で暮らす)ユーザー及び、現在海外に在住しているユーザー、家族または友達が現在海外に在住しているユーザーをターゲティングできる機能です。海外にいる日本人向けの商材、日本にいる外国人向けの商材などの広告を出す際に活用できるでしょう。
ちなみに、過去に住んでいた国として設定できる国の数は89個あります。
モバイルデバイスユーザー
モバイルデバイスユーザーでは、Facebookにアクセスしているデバイス等でターゲットできる機能です。
別途Facebookでは、PC,モバイルのデバイスでセグメントできます。更に細かくターゲット分けしたいときに利用するとよいでしょう。
モバイルデバイスユーザー/デバイスの使用期間
モバイルデバイスの使用期間でのターゲティングできる機能です。
例えば、使用期間が短いユーザーにはスマホアクセサリやアプリ等の訴求を、使用期間が2年以上のユーザーには新しいスマホ端末の訴求をするとよいでしょう。
デジタルアクティビティ
デジタルアクティビティは、FacebookページにアクセスするPCのOSやネットのブラウザー、メールアドレスなどのログイン情報を元にしたターゲティングや、Facebookページの管理者などでターゲティングできる機能です。
ビジネスユーザー向けのプロモーションや、ブラウザゲームやクラウドサービスなどの広告を配信する際にご利用できるでしょう。
Soccer
サッカーファンに特化したターゲティング機能です。
コンテンツへのエンゲージメントが中程度は、過去90日間にサッカーやスポーツに関するコンテンツで5回未満のアクションを実行したユーザー。コンテンツへのエンゲージメントが高いは、過去90日間にサッカーやスポーツに関するコンテンツで5回以上のアクションを実行したユーザー。サッカーファンの友達は上記2つのユーザーが友達にいるユーザーが対象になります。
Digital activitiesTeam
FacebookとInstagramで音楽関連のクリエイターをしている人をターゲットとすることができます。
その他のカテゴリ
マーケティングアプリ開発者やFacebookが開催するイベントに予約したユーザーにターゲティングできる機能です。アプリ開発者など専門的な知識を有するユーザー向けの訴求をする際に利用できるでしょう。
5カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは、自社サイトに訪れたことがある人などすでに自社サービスと何らかのやりとりをしたことがある人にリーチしたり、類似オーディエンスを使用して既存の顧客に似た新しいユーザーにリーチしたりできるターゲティングです。
元にするデータは下記から選ぶことができます。
自分のソース
・ウェブサイト
・カスタマーリスト
・アプリアクティビティ
・オフラインアクティビティ
・カタログ
Metaのソース
・動画
・Instagamアカウント
・リード獲得フォーム
・イベント
・インスタントエクスペリエンス
・Facebookページ
・ショッピング
・Facebook上の出品
・AR
まず「自分のソース」から作成可能なオーディエンスについて解説します。
ウェブサイト
過去に自社のウェブサイトにアクセスしたことがある人をタ―ゲットに設定できます。
対象のウェブサイトにピクセルと呼ばれるタグを設置した上で、過去何日以内にそのサイトに訪れた人を対象とするか設定します。すると当てはまるユーザーがリスト化され、オーディエンスとすることができます。
カスタマーリスト
既存顧客をターゲットに設定できます。
広告主が所有する顧客の名前やメールアドレスなどの識別情報を利用して行うターゲティングです。
識別情報とFacebook・Instagram上の情報を照らし合わせ、当てはまる人をオーディエンスとすることができます。
アプリアクティビティ
カートに追加やゲームのレベル到達など、求めるアクションをアプリで実行したユーザーをターゲットに設定します。
アプリアクティビティのカスタムオーディエンスを利用するには、Meta for Developersサイトでアプリイベントを記録する必要があります。
オフラインアクティビティ
オフラインでアクションを起こしたユーザーをターゲットに設定します。
オフラインのアクションは店舗での購入、電話注文、予約などを指します。
実店舗でのオフラインコンバージョンと広告を閲覧またはクリックした利用者のリストを比較することでキャンペーンの効果を把握することもできます。
カタログ
カタログからアイテムにアクションを実行したユーザーをターゲットに設定します。
ターゲットとするユーザーは、商品セットから商品を閲覧したユーザー・商品をカートに追加したユーザー・商品を購入したユーザーの中から選択することができます。複数設定することも可能です。
以上が「自分のソース」をもとに作成できるオーディエンスです。
「Metaのソース」から作成できるオーディエンスの詳細は下記のとおりです。
ソース名 | ターゲティング対象となるユーザー |
動画 | FacebookまたはInstagram上で動画を再生した人 |
Instagramアカウント | Instagramのプロフィールや投稿、広告にアクションした人 |
リード獲得フォーム | リード獲得フォームを開いた人または入力完了した人 |
イベント | Facebook上のイベントにアクションした人 |
インスタントエクスペリエンス | インスタントエクスペリエンスを開いた人 |
Facebookページ | ページをフォローまたは何かアクションした人 |
ショッピング | ショッピングで商品にアクションした人 |
Facebook上の出品 | カタログからの出品にアクションした人 |
AR | ARエクスペリエンスまたはエフェクトにアクションした人 |
類似オーディエンス
「自分のソース」「Metaのソース」ともに、それぞれのリストの類似オーディエンスを作成することができます。
類似オーディエンスとはリストに含まれている人と行動が類似するユーザーのことで、作成するとリストには含まれていないものの確度の高いユーザーにリーチを広げることができます。
類似オーディエンスを作成する際には地域とオーディエンスサイズを設定できます。
オーディエンスサイズは1%に近いほど類似する度合いが高くなりますが、サイズは小さくなります。
ターゲティング設定時の注意点
詳細ターゲティングの設定を行う際の注意点を紹介します。
いざ設定を行う際に、意図しない設定にならないようご注意ください。
複数ターゲット指定時はOR条件で設定される
複数の詳細ターゲティングを設定しようとすると、管理画面は以下のような表示になります。
(例としてここでは「IT・技術」と「営業」を使用します)
上部に「次の条件に一致する人を含める」と確認できるため、条件としては「IT・技術」および「営業」両方に一致するオーディエンスを抽出するように見えますが、実際は「IT・技術」または「営業」に一致するオーディエンスを抽出するOR条件になっています。
AND・除外を使い分ける
OR条件以外は先ほどの画像内の最下部の「除外」「オーディエンスの絞り込み」を使用することで次のように指定できます。
【AND条件】「営業/IT・技術どちらにも一致するオーディエンス」
【除外】「IT・技術に一致するが営業には一致しないオーディエンス」
このようにOR条件、AND条件、除外を使用することで詳細なターゲットは自由な指定を行うことができます。
オーディエンスのサイズを確認すること
詳細なターゲットを指定する際は、管理画面右上のオーディエンスの「想定リーチ数」を必ず確認しましょう。それは、このようなメーターで表示されています。
ここで注意することは、メーターの針が赤いゾーンに入らないようにすることです。針が赤い部分を指している場合、想定されるオーディエンスのサイズ(=広告が配信される可能性があるユーザー数)が小さくなりすぎています。小さすぎるとこのような表示になります。
オーディエンスが小さいと以下のような弊害が発生する恐れがあります。
- 広告配信がほとんどされない、最悪ゼロになる
- Facebookの媒体による配信最適化が機能しない
上記の問題を防ぐためには、針が緑のゾーンに収まるようにターゲティングを設定する必要があります。
詳細なターゲットにこだわらず成果の積み上げを狙うなら「拡大」を使うべし
詳細なターゲットにこだわらず成果の積み上げを狙うのであれば、以下のオプションがおすすめです。
このオプションの使用条件は、広告配信の目的として設定するキャンペーンの目的が「ブランドの認知度アップ」「リーチ」以外であることです。「コンバージョン」「アプリインストール」の目的ではもともとオンになっています。
この設定を使用すると、成果の積み上げやコストの削減が狙えるとFacebookの媒体が判断した場合に、指定したターゲット以外にも配信対象が拡大されます。
獲得数を増やしたい場合などは、ターゲットを指定せず配信対象が拡大されるので、効果的な手法となります。
Facebook広告・Instagram広告のご相談はプライムナンバーズに
Facebook広告とInstagram広告で設定可能なターゲティングをご紹介いたしました。
今回紹介したターゲットリストに自社の商材・サービスと合致するカテゴリがあれば、販促手法としてFacebook広告やInstagram広告の配信を検討してみてもよいかもしれません。
具体的な項目についてはExcelファイルに一覧でまとめています。以下のボタンからダウンロードページに移動可能です。ぜひ日々の広告運用にお役立てください。
プライムナンバーズでは、Facebook広告・Instagram広告をはじめ様々なWeb広告の相談を承っております。
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