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2026.09.24 更新
2026.09.24 更新

【2026年最新】Google広告の拡張コンバージョンとは?仕組み・設定方法・確認方法を解説

Written By
N.F.

広告コンサルタント/マーケター

拡張コンバージョンとは、ユーザーがフォームに入力したメールアドレスなどの情報をハッシュ化してGoogleに送信し、Cookieだけでは計測できなかったコンバージョン(CV)を補完する機能です。

本記事では、拡張コンバージョンの仕組みや種類、必要とされる理由、設定・確認方法、2026年の仕様変更についてわかりやすく解説します。

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Google広告の拡張コンバージョンとは?

拡張コンバージョンとは、商品購入や問い合わせ(CV)の際にユーザーが入力したメールアドレス・電話番号・氏名・住所といった顧客情報を、暗号化(ハッシュ化)してGoogleに送信することで、広告効果の測定漏れを防ぐ仕組みです。今使っている計測タグを入れ替えるのではなく、これまでの計測で捉えきれなかった分を「補う」ための追加機能という位置づけです。

通常のコンバージョン計測との違い

通常のCV計測は、広告がクリックされたときに発行されるクリックIDやCookieを使って、「どの広告を見た人が購入や申込みをしたか」を計測しています。そのため、ブラウザの制限などでCookieが消えてしまったり、スマホで広告を見てから後でPCで購入したりすると、広告のおかげで成果が出たのにカウントされなくなってしまうことがあります。

拡張コンバージョンでは、これに加えて安全に暗号化したユーザー情報を、その人がログインしているGoogleアカウントの情報と照らし合わせます。これまでCookieだけでは追いきれず見落としていた成果もしっかり拾い上げられるのが、従来の計測方法との大きな違いです。

比較項目通常のCV計測拡張コンバージョン
紐づけに使う情報GCLID・CookieGCLID・Cookie+ハッシュ化したユーザー提供データ
使うデータの例広告クリックの識別子メールアドレス、電話番号、氏名・住所など
取りこぼしやすいケースCookieの削除・制限、デバイスをまたいだCVCookieだけでは紐づかないCVの一部を補完できる
位置づけCV計測の基本既存のCV計測を補完する機能

拡張コンバージョンの仕組み

拡張コンバージョンでCVが計測されるまでの流れは、以下のとおりです。

  1. ユーザーが広告をクリックしてサイトを訪問する
  2. 購入・問い合わせフォームなどでメールアドレス等を入力し、CVに至る
  3. CVタグがユーザー提供データを取得し、SHA256でハッシュ化してGoogleへ送信する
  4. Googleがハッシュ化されたデータをGoogleアカウントの情報と照合し、広告への接触とCVを紐づける

暗号化に使われる「SHA256」は一方通行の特殊な仕組みになっているため、暗号化された記号から元のメールアドレスなどを復元することはできません。送信されたデータはあくまで「広告の成果を裏付けるため」だけに使われ、管理画面には全体の数字(CV数)としてまとめられて反映されます。

ウェブ向けとリード向けの2種類

拡張コンバージョンは、CVがどこで発生するかによって「拡張コンバージョン(ウェブ向け)」と「リードの拡張コンバージョン」の2種類にわかれます。

比較項目拡張コンバージョン(ウェブ向け)リードの拡張コンバージョン
測定するCVサイト上の購入・申し込みなどのオンラインCVサイトで獲得したリードが、後日オフラインで商談化・成約したCV
向いている商材EC、会員登録、資料請求など、サイト上でCVが完結する場合BtoB、不動産、人材、高額商材など、成約が営業経由で決まる場合
データの送り方CV時にタグがユーザー提供データを送信するフォーム送信時にタグでデータを取得し、成約データをあとから送信する
主な連携手段Googleタグ、Googleタグマネージャー、Google広告APIGoogleタグ・Googleタグマネージャー+データマネージャーなど

リードの拡張コンバージョンは、これまで使われていた「オフラインコンバージョン(ネット外での成約データ)の読み込み機能」をさらに使いやすくアップデートさせたものです。これまでは広告クリック時の専用識別ID(GCLID)が必須でしたが、メールアドレスなどの情報だけでも成果を照合できるようになったのが大きな特徴です。ただし、Googleはより確実に計測精度を上げるため、可能であればこれまで通り識別IDも一緒に送信することをおすすめしています。

参考ページ1:拡張コンバージョンについて
参考ページ2:リードの拡張コンバージョンについて

拡張コンバージョンの設定や、CV計測の見直しでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

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拡張コンバージョンが必要とされる理由

拡張コンバージョンが重要になる背景には、これまでの計測方法が使えなくなってきていることと、AIによる自動入札への頼り方が大きくなってきたことがあります。ここでは、なぜ今導入すべきなのか、その3つの理由にわけて解説します。

Cookieだけでは計測しきれないCVが増えている

ブラウザによるCookieの利用制限や、個人のプライバシーを守る意識が高まったことで、これまでのCookieだけに頼った計測では成果を見落としやすくなっています。また、スマホで広告を見たあとに、別のパソコンや違うブラウザから申し込んだ場合なども、Cookieだけでは同じ人だと判断するのが難しくなります。
拡張コンバージョンは、ユーザー自身がフォームなどに入力したデータ(メールアドレスなど)を活用するため、このような計測が厳しい環境でも成果をしっかり補うことができます。

Cookie規制が広告に与える影響については、Cookie規制の影響とは?Web広告の成果を保つための対策を解説で詳しく紹介しています。

自動入札の学習精度に直結する

「目標コンバージョン単価」や「目標費用対効果」、P-MAXキャンペーンといったAIによる自動入札は、実際にカウントされたCV(成果)のデータをもとに最適化されていきます。成果を見落としてカウントできていないと、本当は効果が出ている検索キーワードやユーザー層に対して広告を出すのをやめてしまい、獲得のチャンスを逃してしまうかもしれません。
正しくカウントできるCVが増えれば、AIが学習に使えるデータが増えて、より正確な判断ができるようになります。CV数が少なくてAIの学習が進みにくいアカウントほど、拡張コンバージョンで漏れを補う価値が大きいといえます。

商談・成約まで広告の成果として評価できる

特にBtoB商材では、フォームからの問い合わせ件数よりも、そのあとに「実際の商談や契約に繋がったかどうか」が重要になります。「リードの拡張コンバージョン」を使えば、顧客管理システム(CRM)などで保管している成約データを、広告のデータと紐づけることができます。

これにより、「問い合わせは多いけれど契約にならないキーワード」と、「件数は少なくても契約率が高いキーワード」をはっきり見分けられるようになります。見せかけの件数ではなく「実際の成約データ」をもとに広告の調整が行えるため、真に質の高い見込み顧客(リード)の獲得につながります。

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拡張コンバージョンの設定方法

ここでは、ウェブ向けの拡張コンバージョンを中心に、設定前の確認事項と実装方法の選び方、管理画面での設定の流れを整理します。画面の表示はアカウントの状態によって異なる場合があるため、詳細はGoogle広告ヘルプもあわせて確認してください。

設定前に確認しておくこと

設定を始める前に、以下のポイントを事前にチェックしておくと作業がスムーズです。特に「どの顧客情報を取得できるか」はウェブサイトのフォームの作りによって変わるため、あらかじめ確認しておきましょう。

確認項目内容
CVの発生タイミングサンクスページのURLや、フォーム送信ボタンのクリックなど、CVが発生するページとイベントを特定する
取得できるデータメールアドレス(推奨)、住所(氏名・郵便番号・国を含む)、電話番号のいずれか1つ以上※電話番号はメールアドレスまたは住所と組み合わせて送信する
顧客データに関するポリシーユーザー提供データを扱うため、Googleの顧客データに関するポリシーを確認し、同意する
CVタグの設置状況GoogleタグやGoogleタグマネージャーで、CVタグが正しく動作しているか
効果が見えるまでの期間設定後、効果を確認できるまで30日程度かかるとされている

実装方法は3通り

拡張コンバージョンの実装方法は、Googleタグ、Googleタグマネージャー、Google広告APIの3つです。現在、CVタグをどの方法で設置しているかに合わせて選ぶのが基本です。

実装方法向いているケース特徴
GoogleタグサイトにGoogleタグ(gtag.js)を直接設置している管理画面の設定とタグの修正で導入できる
GoogleタグマネージャーGoogleタグマネージャーでCVタグを管理している「ユーザー提供データ」の変数で取得方法を設定できる
Google広告API自社システムからCVデータを送信している開発リソースが必要だが、柔軟に連携できる

アカウント単位の設定では、以下の3つの中から1つを選ぶ形になっています。普段から使い慣れている方法を選ぶことをおすすめします。

ユーザー提供データの取得方法

GoogleタグやGoogleタグマネージャーで実装する場合は、ページ上のメールアドレスなどをどのように取得するかを、以下の3つの方法から選びます。

取得方法概要手間と精度
自動検出タグがページ内から、メールアドレスなどに一致する文字列を自動で探す手間は最も少ないが、ページの構造によっては取得できないことがある
CSSセレクタ・JavaScript変数データが表示されている要素や変数を手動で指定するサンクスページに入力内容が表示される場合などに向く
コードユーザー提供データをコードで直接タグに渡す開発が必要だが、最も精度が高い

フォームに入力した内容が完了画面(サンクスページ)に引き継がれないサイト構造の場合、「自動検出」がうまく動かないことがあります。計測の正確さを第一にするなら、サイトのプログラム(コード)を書き換えて直接データを引き渡す方法を、エンジニアや開発担当の方と一緒に相談してみるのがおすすめです。

アカウント全体で拡張コンバージョンをオンにする

拡張コンバージョンは、個別の設定単位ごとではなく、アカウント全体で一括設定します。管理画面での基本的な進め方は以下のとおりです。

  1. Google広告の管理画面で[目標]メニューを開き、[コンバージョン設定]に移動する
  2. [拡張コンバージョン]のセクションを開く
  3. ユーザー提供データの管理方法(Googleタグ、Googleタグマネージャー、Google広告API)を選択する
  4. 顧客データに関するポリシーを確認し、設定を保存する
  5. 選んだ方法に合わせて、タグやGoogleタグマネージャーでユーザー提供データの取得を設定する

以前にコンバージョンアクション単位で拡張コンバージョンを設定していた場合は、その設定を削除しておきましょう。古い設定が残っているとアカウント単位の設定と競合し、拡張コンバージョンのデータが正しく送信されない可能性があります。

参考ページ1:Google広告のアカウント単位での拡張コンバージョンについて
参考ページ2:Googleタグマネージャーを使って拡張コンバージョン(ウェブ向け)を設定する

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設定後の確認方法

設定が終わったら、データが正しく送信されているかを確認します。設定直後は結果が反映されないため、時間をおいてチェックしましょう。

診断レポートでステータスを確認する

拡張コンバージョンがしっかり動いているかどうかは、管理画面にある「診断レポート」で確かめることができます。「目標>概要>診断」から閲覧できます。なお、設定が終わってからチェック結果が表示されるまでには、3日(72時間)ほどかかります。「データを正しく受け取れていません」といったメッセージが出ている場合は、情報の読み取り設定やタグの貼り場所に間違いがないか確認してみましょう。

ブラウザでデータの送信を確認する

より早く確認したい場合は、ブラウザ(Chrome)の検証ツールにある「Network(ネットワーク)」画面で、購入や完了(CV)の瞬間に送信される通信データを見る方法があります。暗号化されたメールアドレスなどを表す目印(「em」などの記号)が含まれていれば、データは無事に送られています。
また、Googleタグマネージャーを使っている場合は、プレビューモードでタグが正しく動作しているかと、読み取った顧客データの値を確認すると、どこに問題があるかを見つけやすくなります。

効果の判断は30日程度たってから

拡張コンバージョンの効果が数字に表れるまでには、30日程度かかるとされています。設定前後でCV数やCPAを比較する際は、期間の長さをそろえ、季節要因や予算変更の影響も考慮して評価しましょう。

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2026年の仕様変更で押さえておきたいポイント

拡張コンバージョンは、2025年から2026年にかけて設定の仕組みが大きく変わっています。すでに設定済みのアカウントでも、以下の3点を確認しておきましょう。

ウェブ向けとリード向けの設定が統合された

2026年4月以降、ウェブ向けとリード向けの拡張コンバージョンは、1つのON/OFF設定に統合されました。これにより、Google広告はWebサイトのタグ・データマネージャー・API連携から送られてくる顧客データを同時に受け取れるようになり、導入方法をどれか1つに絞って選ぶ必要がなくなりました。

オフラインCVの送信はデータマネージャーへ

リードの拡張コンバージョンや、ネット外でのオフラインCVデータの送信方法は、新しい「Google広告データマネージャー」へ移行されています。現在システムやプログラム(Google広告API)を使って成約データを連携している場合は、最新のやり方にしっかり対応できているか、エンジニアなどの開発担当者や使っているツールの提供元に確認しておくと安心です。

実装方法が自動で選択されている場合がある

アカウント単位の設定で実装方法を選んでいなかった場合、2025年10月以降は、それまでの設定にもとづいて自動で方法が選択されています。意図しない方法が選ばれていないか、[目標]>[設定]>[拡張コンバージョン]から確認しておくと安心です。

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Google広告のご相談はプライムナンバーズまで

拡張コンバージョンは、ユーザーが入力したメールアドレスなどをハッシュ化してGoogleに送り、Cookieだけでは取りこぼしていたCVを補完する機能です。計測されるCVが増えれば、自動入札の学習精度が上がり、広告の成果を正しく評価できるようになります。2026年には設定の統合やデータマネージャーへの移行も進んでいるため、導入済みのアカウントでも設定内容を見直しておきましょう。

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料金

サービス料金の目安は下記のとおりです。お問い合わせいただきましたら、商材や状況に合わせて個別でお見積りいたします。

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N.F.

広告コンサルタント/マーケター

2022年に広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。右利き。酒と食べ物に興味がないが、酒と食べ物もまた私に興味がない。