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2025.12.03 更新
2025.12.03 更新

Meta広告「Advantage+オーディエンス(ターゲティング)」の概要と使い方ガイド

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N.F.

コンテンツプランナー

Meta広告には「広告に興味を持ちそうなユーザー」を自動でターゲティングする「Advantage+オーディエンス」という機能があります。優秀なAIにターゲットの選定を任せられるため成果が出やすく、媒体(Meta)も推奨しています。
本記事ではAdvantage+オーディエンスの基本情報と使い方を解説します。Meta広告の配信予定がある方は特に必見です。


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Meta広告で利用できるその他のAdvantage+機能(自動化機能)については下記をご参照ください。

Advantage+オーディエンスとは?

Advantage+オーディエンスとは、MetaのAIが「広告や商材に興味を持ちそう(=成果に繋がりそう)なユーザー」を自動で見つけ出して広告を配信する機能です。キャンペーンを作成した時点で既にデフォルトで設定されています。

ターゲットの選定を完全にAIに任せることもできますが、配信したい特定のユーザー層がわかっている場合は「提案」という形でターゲットを指定することもできます。

提案したターゲットのみに配信されるわけではなく、AIが提案内容を参考に自動でターゲットを設定します。例えば「20代、女性、旅行好き」というターゲットを提案しても、AIが「30代、男性、アウトドア好き」にも効果があると判断すれば、そちらにも配信を拡大します。

「提案」できるターゲットは下記の「全種掲載Excel」でお確かめください。

「オーディエンスの除外」と設定方法

Advantage+オーディエンスを活用したいが、特定の層には絶対に配信したくない!という場合に活用するのが「オーディエンスの除外」です。AIにターゲティングを任せたうえで、除外したいユーザーを指定できます。

広告セットの入稿画面「オーディエンス制御(その他のオプション)」の欄から設定できます。除外したいユーザーは「カスタムオーディエンス」にまとめておく必要があります。

カスタムオーディエンスとは、自社が保有している顧客のデータ・Metaプラットフォーム上でのユーザー行動履歴などの条件をもとに、特定のユーザーグループを作成する機能です。下記の中からもとにする条件を指定して作成します。

自分のソースは、ウェブサイト、アプリアクティビティ、カタログ、カスタマーリスト、オフラインアクティビティ。Metaのソースは、動画、リード獲得フォーム、インスタントエクスペリエンス、ショッピング、Instagramアカウント、イベント、Facebookページ、Facebook上の出品。

例えば「ウェブサイト」は「特定のページにアクセスした人」という条件でユーザーをリスト化します。コンバージョンしたあとのサンクスページ(商品を購入した人だけが見るページ)を設定したカスタムオーディエンスを「除外」に設定しておくと、すでにコンバージョンした人はターゲットに含まれなくなります。購入や契約・申し込みが一度きりで、リピーターが見込めない商材はこの設定をしておくとよいでしょう。

カスタムオーディエンスは既存のものを使えるほか、広告セットの入稿画面から新しく作成することもできます。

備考:Advantage+オーディエンスを使いたくない場合

デフォルトで設定されているため、手動でターゲティングする方法にするには「元のオーディエンスオプションに切り替える」必要があります。

切り替えることはできるものの、媒体としてはAdvantage+オーディエンスの利用を強く推奨しているため、ポップアップや注意書きで繰り返し利用を促されます。代理店担当者としても、「特定の層以外には絶対に出したくない」という場合以外は利用を推奨します。

【コラム】Advantage+オーディエンスは効果的?

広告運用コンサルタント W.S.

オンにしたほうが成果が良いです!私の経験上、オンにして配信して、オフに戻したことがないくらいです。どうしても決められたターゲット以外に出したくない場合を除き、一度試してみることをおすすめします。

Advantage+オーディエンスを使うべき?迷ったら下記チャートで確認してみましょう。

手動でターゲティングする場合も、下記の「全種掲載Excel」の内容から選んで指定します。

Advantage+オーディエンスと費用

AIはターゲティングを広げるだけでなく、その時々で「誰に」「いくらで」広告を見せるのが最も効率的かを自動で判断し、入札額も最適化します。AIが24時間体制で臨機応変に判断を下すため、手動ターゲティングに比べて費用対効果が高くなる(コンバージョン単価が安くなる)傾向にあります。

また、ターゲティングは広いほどクリック単価は安くなります。ただやみくもに広く配信するだけではクリックもコンバージョンもなかなか取れませんが、Advantage+オーディエンスを使うとAIがターゲットを判断しつつ広く配信するため、効果はそのままにクリック単価を抑制できます。「提案」でヒントを与える際も多くは設定せず、なるべくAIの判断に任せるようにしましょう。

その他のAdvantage+機能

Meta広告ではAdvantage+オーディエンスのほか、下記の機能(広告・キャンペーン)を利用できます。いずれもAIを活用して自動で運用・設定してくれる機能です。

機能詳細
Advantage+ キャンペーン予算キャンペーン単位で全体の予算を設定し、その予算を複数の広告セットに自動で配分する機能
Advantage+配置AIが「最も成果が出やすく効率の良い場所」を自動で選定・配信する機能
Advantage+ クリエイティブMeta広告に入稿された画像・動画・テキスト・見出しなどのクリエイティブ素材を、AIがユーザーごと・配置ごとに最適化して配信する機能
Advantage+ クリエイティブエンハンス画像の明るさ調整や音楽の追加・テキストの改善などクリエイティブをより良くする改善案
Advantage+カタログ広告広告主がMetaに登録した「カタログ」とよばれる”取扱商品一覧”から、広告の表示対象であるユーザーごとに最適化した商品を引っ張ってきて表示する広告メニュー
Advantage+ショッピング(セールス)キャンペーンキャンペーン全体を自動で最適化して「売上(コンバージョン)」の最大化を目指すキャンペーン

詳細は下記をご覧ください。

MetaのAIは積極的に活用すべし

Meta広告のAIは優秀なので、AIが自動で判断して運用してくれるAdvantage+オーディエンスのような機能は積極的に活用しましょう。「オーディエンスの提案」機能などで、広告主の知見とAIをかけ合わせた設定をすることを推奨します。ただしそれによってAIの行動を制限したり、広告の配信範囲が狭くなりすぎたりするような事態は避けましょう。

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コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。「文中に余計な挿絵を入れたい」という衝動を常に抑え、真面目に執筆している。入ってたら抑えられなかったんだなと思ってください。