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2025.10.14 更新
2025.10.14 更新

【資料DL可】インスタ広告(Instagram広告)とは?配信面や入稿規定など基本情報をまとめて解説!

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N.F.

コンテンツプランナー

Instagram広告(インスタ広告)は、Meta社が運営するアプリ”Instagram”内に配信される画像・動画形式の広告のことです。
本記事では、キャンペーン目的・フォーマットの種類や配信面などInstagram広告に関する基本的な情報をすべて整理してまとめました。
記事の内容は下記にもまとめています。あわせてご活用ください。

Instagram広告を配信したいが何から始めるべきかわからない
自社にInstagram広告が合っているのか判断できない
リソースや知見が足りないのでプロに任せてしまいたい

など、お困りの方は下記よりお気軽にお問い合わせください!ご相談・お見積り(配信シミュレーション)を無料で承っております。

Instagram広告の概要と特徴

「Instagram広告」とは、Meta社が提供するSNS広告の一つです。Instagramは写真や動画がメインのSNSであるため、視覚的な訴求力が非常に強いという特徴があります。国内のユーザーは若年層から中年層まで幅広く、性別を問わず多くの人が利用しています。

また、Instagram広告はFacebook広告と同じ「Meta広告」です。Meta広告の管理画面から出稿し、配信先のプラットフォームとしてInstagramを選択することで配信できます。

【コラム】InstagramもFacebookも同じ「Meta広告」

広告運用コンサルタント W.S.

InstagramとFacebookがそれぞれ別の広告媒体だと思われることも多いのですが、どちらも”Meta広告”として同じ管理画面から配信します。もちろんどちらかのみ配信することもできます。

Instagram広告はアプリから簡単に配信できますが、ただ投稿のリーチが拡大するだけでキャンペーンを分けた管理はできません。しっかり運用するにはやはりビジネスアカウントが必須です。

3つのメリット

Instagram広告は手軽に配信できるうえ、Metaの高精度なターゲティングを活用できるなどメリットの多い人気媒体です。

①精度の高いターゲティング

Instagram広告最大の強みは、Metaが持つ情報を活かした精度の高いターゲティングです。年齢や性別、地域といった基本的な属性はもちろん、ユーザーの興味関心(例:「旅行好き」「美容に関心がある」)や行動履歴(例:「最近、特定のウェブサイトを訪れた」)に基づいて、広告を届けたい相手をピンポイントで狙えます。これにより、広告費の無駄をなくし、費用対効果を最大化できます。
また、「Advantage+オーディエンス」を活用すると精度を保ったまま配信範囲を拡張できるので、見込み顧客に一気にアプローチできます。

参考ページ:Meta広告ヘルプ Advantage+ オーディエンスについて

②潜在顧客へのアプローチに強い

ユーザーは情報収集や暇つぶしなど、明確な目的なくInstagramを閲覧していることが多いため、まだ自社の商品やサービスを知らない「潜在顧客」にアプローチするのに非常に適しています。偶然目に入った広告クリエイティブが魅力的だったら、商材やブランドに興味を持ってもらえるかもしれません。潜在顧客の目を引くクリエイティブを用意することが重要です。

③少額からでも始められる

テレビCMや新聞広告とは異なり、Instagram広告は少額の予算からでもスタートできます。そのため予算の限られた中小企業や個人事業主、スタートアップ企業でも、リスクを抑えながら配信を試せます。まずは少額でテストを繰り返し、効果の高い広告に絞って予算をかけるとよいでしょう。

Instagram広告の配信面

広告の成果は、「どこに」「どのような形式で」表示されるかによって大きく左右されます。ここでは、Instagram広告の主な配信面とフォーマットの種類を解説します。

主な配信面は下記の4種類です。

・フィード(プロフィールフィード)
・ストーリーズ
・リール(プロフィールリール動画)
・発見タブ(発見ホーム)

①フィード

アプリを開いて最初に表示される、フォローしているアカウントやInstagramによる「おすすめ」の投稿を見る場所です。内容は常に更新されます。一般ユーザーの投稿の合間に差し込まれる形で広告が配信されます。広告投稿であっても通常の投稿と同じように、「いいね」やコメント、他SNSなどへのシェアが可能です。

②ストーリーズ

「ストーリーズ」はユーザーが投稿した縦長の動画や画像が、24時間限定で表示される機能です。横にスワイプすることで複数人のユーザーの投稿を次々見ることができ、広告は一般ユーザーの投稿に挟まれる形で表示されます。投稿した内容がフィードに流れず自分の投稿一覧にも残らないことから気軽に投稿しているユーザーも多く、閲覧するユーザーも増えています。

③リール

最大90秒までの縦型動画を投稿・視聴できる機能です。リール投稿は、音楽やエフェクト、テキストなどを追加して編集でき、フォロワーだけでなく発見タブ(後述)を通じて多くの一般ユーザーに表示される可能性があります。広告は一般投稿を閲覧する合間に表示され、広告であっても通常の投稿と同様に「いいね」やコメント、シェアなどのアクションが可能です。

④発見タブ

「発見タブ」はフォローしているアカウントや「いいね」した投稿の内容から、興味を持ちそうな投稿がまとめて表示される機能です。ユーザーにとっては検索しなくても自分の興味関心に近い情報が得られるというメリットがあり、ここをメインに閲覧するというユーザーも少なくありません。
新しい情報を能動的に取り入れようとしているユーザーにアプローチできるため、潜在顧客の掘り起こしに最適です。

【コラム】成果が出やすい配信先はある?

広告運用コンサルタント W.S.

商材にもよりますが、たいてい獲得しやすいのはフィードです。ただ、だからといってフィードだけに絞って配信するのはおすすめしません。Advantage+配置を使って、Instagram、Facebook、ThreadsなどMetaのすべての面に出したほうがよいです。MetaのAIは非常に優秀なので、配信先の選定も任せてしまうのがおすすめです。

Instagram広告のフォーマット

続いてインスタ広告で配信できる広告の種類を解説します。大きく分けると、「画像」「動画」「カルーセル」「コレクション」の4種類が利用可能です。それぞれのクリエイティブの特徴と、広告配信に適したクリエイティブの作り方をご紹介します。

①画像

静止画で商品やサービスを訴求する、最もシンプルで基本的な形式です。
Instagramは画像の共有がメインのSNSであるため一般ユーザーの投稿になじみやすい画像を用意するのがおすすめです。シンプルな商品画像や商品の使用イメージだけでも十分訴求できます。

②動画

音と動きを組み合わせて、画像では伝えきれないより多くの情報を伝えられます。動画広告をユーザーに見てもらうための工夫として、動画のサムネイルや冒頭3秒間にユーザーの興味を引く要素を含めることをおすすめします。

③カルーセル広告

複数の写真や動画を並べて表示できるフォーマットです。ユーザーがスワイプすると次の写真や動画が表示されます。複数の商品を一度に紹介したり、手順を説明したり、ストーリーを伝えたりするのに適しています。

④コレクション広告

メインとなるカバー画像またはカバー動画の下に、カタログの商品画像を複数表示するフォーマットです。ユーザーが広告をタップすると、Instagramアプリ内でフルスクリーンのカタログ(インスタントエクスペリエンス)が開き、購入に進めます。
ECサイトなどを運営しており、複数の商品を扱っている場合に利用されるクリエイティブです。

クリエイティブの入稿規定

各広告フォーマットの主要な入稿規定をまとめた表です。配信面(フィード、ストーリーズなど)によって推奨される仕様が異なるためご注意ください。

規定項目画像広告動画広告カルーセル広告コレクション広告 (カバー)
ファイル形式JPG, PNGMP4, MOV, GIF画像: JPG, PNG
動画: MP4, MOV, GIF
画像: JPG, PNG
動画: MP4, MOV, GIF
アスペクト比 (推奨)フィード/発見タブ: 1:1, 4:5
ストーリーズ/リール: 9:16
フィード/発見タブ: 4:5
ストーリーズ/リール: 9:16
フィード: 1:1
ストーリーズ: 9:16
フィード: 1.91:1~1:1
解像度 (推奨)1080×1080ピクセル以上フィード/発見タブ: 1080×1350ピクセル
ストーリーズ/リール: 1080×1920ピクセル
フィード: 1080×1080ピクセル
ストーリーズ: 1080×1920ピクセル
1080×1080ピクセル以上
ファイルサイズ最大30MB最大4GB画像: 最大30MB
動画: 最大4GB
画像: 最大30MB
動画: 最大4GB
動画の長さフィード/発見タブ: 1秒~60分
ストーリーズ: 1秒~60分 (15秒以内推奨)
リール: 1秒~15分
フィード: 1秒~2分
ストーリーズ: 1秒~15秒
フィード: 1秒~15秒 (推奨)
カード数フィード: 2~10枚
ストーリーズ: 2~3枚
カバー1枚 + 商品画像3枚以上
テキスト (推奨)メインテキスト: 125文字以内メインテキスト: 125文字以内
リール: 72文字以内
メインテキスト: 125文字以内
見出し: 40文字以内
メインテキスト: 125文字以内
見出し: 40文字以内
ハッシュタグ最大30個最大30個最大30個

参考ページ:Meta公式ヘルプ

Instagram広告の始め方

Instagram広告を配信するには、以下の3つの方法があります。
どの方法を選択する場合でも、まずはFacebookアカウントの作成が必須です。InstagramはMeta社(旧Facebook社)のサービスのため、広告の管理はFacebookのシステムと連携しています。

Meta広告マネージャを使用する(推奨)

最も詳細に設定できる、本格的な広告管理ツールです。キャンペーンの目的(認知度アップ、トラフィック、エンゲージメント、リード、アプリの宣伝、売上)から、ターゲット層の年齢・性別・興味関心、広告を表示する場所(フィード、ストーリーズなど)まで、細かくカスタマイズできます。

Instagramアプリから直接作成する

Instagramのモバイルアプリから、過去の投稿などを手軽に広告として宣伝できる方法です。細かい設定はできませんが、数ステップで簡単に出稿できるため、初心者の方や、まずは試してみたいという場合に適しています。利用にはアカウントを「プロアカウント(ビジネスアカウント)」に切り替える必要があります。

Facebookページから作成する

連携しているFacebookページからも広告を作成できます。こちらも比較的簡単な操作で出稿できますが、広告マネージャに比べると設定できる項目は限られます。

Facebookアカウント作成後の大まかな流れ

キャンペーンの目的を選択
達成したい目的(例:ウェブサイトへのアクセスを増やす、商品の購入を促す)を決めます。

オーディエンス(ターゲット)を設定
広告を届けたいユーザー層の年齢、地域、興味などを設定します。

予算と掲載期間を設定
1日に使用する金額や、いつまで広告を配信するかを決定します。

広告クリエイティブ(画像・動画)を設定
ユーザーに表示する広告の画像や動画、テキストを入稿します。

Instagram広告の始め方は下記の記事で詳しく解説しています。

手順書は下記より無料でダウンロードいただけます。

【コラム】InstagramもFacebookも同じ「Meta広告」

広告運用コンサルタント W.S.

InstagramとFacebookがそれぞれ別の広告媒体だと思われることも多いのですが、どちらも”Meta広告”として同じ管理画面から配信します。もちろんどちらかのみ配信することもできます。

Instagram広告はアプリから簡単に配信できますが、ただ投稿のリーチが拡大するだけでキャンペーンを分けた管理はできません。しっかり運用するにはやはりビジネスアカウントが必須です。

Instagram広告の費用と課金形態

Instagram広告の費用は「オークション形式」で決まります。これは、広告を表示したい企業同士が、限られた広告枠を競り合う仕組みです。具体的には、広告の「入札額」や「品質」、そしてユーザーが広告に対してどれくらいアクションを起こすかの予測(推定アクション率)などが総合的に評価され、表示される広告とその費用が決定されます。

代表的な3つの課金形態をご紹介します。自社の広告目的に合わせて最適なものを選びましょう。

CPC(クリック課金)

広告が1回クリックされるごとに費用が発生する方式です。ウェブサイトへのアクセスや商品の購入など、ユーザーに具体的なアクションを促したい場合に適しており、費用対効果を測定しやすいのが特徴です。

CPM(インプレッション課金)

広告が1,000回表示されるごとに費用が発生します。クリック数に関わらず、とにかく多くの人に広告を見てもらいたい、ブランドの認知度を高めたい場合に向いています。

CPV(動画再生課金

動画広告が再生された時間に応じて費用が発生します。「ThruPlay」という、動画が最後まで(または15秒以上)再生された場合に課金される方式が一般的です。動画コンテンツで商品やサービスの魅力を伝えたい場合に最適です。

どの課金形態を選ぶかによって、同じ予算でも得られる成果は大きく変わります。まずは自社の広告の目的を明確にし、それに合った課金形態を選択することから始めてみましょう。
Instagram広告の費用について、詳しくは下記で解説しています。

Instagram広告のターゲティング

Instagram広告は、ターゲティング(誰に広告を見せるか)を細かく設定できる点が強みです。基本となる3つのターゲティング手法をご紹介します。

①コアオーディエンス(基本的なターゲティング)

ユーザーの年齢、性別、住んでいる地域などの基本情報や、「ファッションに興味がある」「最近旅行に行った」といった興味・関心、オンラインでの行動などに基づいてターゲットを絞り込む方法です。まだ自社の商品やサービスを知らない、新しい潜在顧客層にアプローチする際に最もよく使われます。

②カスタムオーディエンス(既存顧客へのアプローチ)

すでに自社と何らかの接点を持ったユーザーに対して、再度アプローチ(リマーケティング)するための機能です。一度興味を持ってくれたユーザーに再度広告を見せることで、購入や問い合わせなど具体的な成果に繋がりやすくなります。以下のようなユーザーリストを作成して広告を配信できます。

自社のWebサイトを訪れたことがある人

既存の顧客リスト(メールアドレスや電話番号)と一致する人

自社のInstagramアカウントの投稿に「いいね!」やコメントをしたことがある人

③類似オーディエンス(新規顧客の開拓)

「類似オーディエンス」は、既存の優良顧客と行動や興味が似ているユーザーをInstagramが自動的に見つけ出し、新たなターゲット層として設定してくれる機能です。例えば、「過去に商品を購入してくれた人」のカスタムオーディエンスを元に、その人たちと似ている傾向を持つ新規ユーザーに広告を配信することができます。

ターゲティングについては下記の記事で詳しく解説しています。

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N.F.

コンテンツプランナー

広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。好きなお菓子は知育菓子、好きなしらすは釜揚げ。右利き。「文中に余計な挿絵を入れたい」という衝動を常に抑え、真面目に執筆している。入ってたら抑えられなかったんだなと思ってください。