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2026.10.06 更新
2026.10.06 更新

【一覧DL可能】Web広告主要媒体のターゲティング機能を比較解説

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N.F.

広告コンサルタント/マーケター

Web広告の各媒体には、年齢や性別といったユーザー属性から、興味関心、購買意向、自社の顧客リストを使ったターゲティングまで、さまざまな機能があります。ただし、同じ名前の機能でも媒体によって設定できる範囲は異なり、ここ数年はAIによる自動ターゲティングが標準になるなど、仕様も大きく変わっています。

この記事では、Google広告、LINEヤフー広告、Microsoft広告、Meta広告、X広告、TikTok広告の主要6媒体について、ターゲティング機能を17の比較項目に沿って解説します。

比較項目をすべて一覧にしたExcel資料は、以下からダウンロードいただけます。どの媒体でどのターゲティングが使えるのかをすぐに調べられるので、媒体選びや提案資料づくりにご活用ください。

目次

主要6媒体のターゲティング機能早見表

まずは、主要6媒体で使えるターゲティング機能を一覧で比較します。各機能の詳しい内容は、媒体ごとのセクションで解説します。

比較する17の項目

この記事では、ターゲティング機能を次の下記の17項目に分けて比較しています。

① 年齢
② 性別
③ 家族構成
④ 収入
⑤ 学歴
⑥ 仕事
⑦ 住宅所有状況
⑧ ライフイベント
⑨ ユーザーの関心
⑩ 購買意向・行動
⑪ 指定した関心(キーワード等)
⑫ ユーザーリスト(リターゲティング含む)
⑬ 類似ユーザー
⑭ 配信面の指定
⑮ 配信地域
⑯ AIによる自動ターゲティング
⑰ その他の配信設定

媒体別の対応状況

各媒体で使えるかどうかを、○(設定できる)、△(一部の広告・キャンペーンのみ、または一部の項目のみ)、×(機能なし)で整理しました。LINEヤフー広告の△は、多くがディスプレイ広告のみで使える項目です。

比較項目Google広告LINEヤフー広告Microsoft広告Meta広告X広告TikTok広告
①年齢○○○○○○
②性別○○○○○○
③家族構成○△×○××
④収入○△××××
⑤学歴△△×○××
⑥仕事×△○○××
⑦住宅所有状況○×××××
⑧ライフイベント○△×○××
⑨ユーザーの関心○△×○○○
⑩購買意向・行動○△○○○○
⑪指定した関心(キーワード等)○△○×○×
⑫ユーザーリスト○○○○○○
⑬類似ユーザー△△○○○○
⑭配信面の指定○△△○△○
⑮配信地域○○○○○○
⑯AIによる自動ターゲティング○○○○○○
⑰その他の配信設定○○○○○○
より詳しい比較はこちら

属性で細かく絞り込めるのはGoogle広告、LINEヤフー広告、Meta広告で、特に収入や住宅所有状況まで指定できるのはGoogle広告とLINEヤフー広告です。Microsoft広告は属性の項目は少ないものの、LinkedInの情報を使って会社名・業種・職種で絞り込めるのが大きな特徴です。X広告とTikTok広告は、属性よりも興味関心やキーワード、プラットフォーム上の行動を使ったターゲティングが中心になります。

「どの媒体でどのターゲティングを使えばいいのか判断できない」という方は、以下のボタンからプライムナンバーズにご相談ください。弊社の広告運用担当者が、商材やターゲットに合った媒体と設定をご提案します。ご相談は無料です。

Google広告のターゲティング機能

Google広告は、検索広告、ディスプレイ広告、YouTubeなどの動画広告、デマンドジェネレーション、P-MAXなど、幅広いキャンペーンを配信できる媒体です。ユーザー属性から配信面まで指定できる項目が多い一方で、キャンペーンの種類によって使えるターゲティングが異なります。Google広告の全体像はGoogle広告の基本情報まとめで解説しています。

なお、2026年6月からディスプレイキャンペーンはデマンドジェネレーションへの移行が順次始まっており、新しくディスプレイ広告を出す場合はデマンドジェネレーションで作成することになります。

ユーザー属性(①~⑧)

Google広告では、年齢や性別に加えて、世帯収入、子供の有無、住宅所有状況、ライフイベントまで指定できます。世帯収入は日本でも使えるため、単価が高い商材で配信先を絞りたいときに使えます。

項目設定できる内容
①年齢18~24歳、25~34歳、35~44歳、45~54歳、55~64歳、65歳以上、不明
※P-MAXは年齢の除外のみ(ベータ版)
②性別女性、男性、不明
③家族構成・子供の有無(子供あり、子供なし、不明)
・子供の年齢(乳児~13~17歳)
・配偶者の有無(独身、交際中、既婚)
※子供の有無は検索キャンペーンでは使えない
④収入世帯収入:上位10%、11~20%、21~30%、31~40%、41~50%、下位50%、不明
⑤学歴現役の大学生
⑥仕事機能なし
⑦住宅所有状況住宅所有、賃貸
⑧ライフイベントマイホームの購入、大学卒業、定年退職、引越し、結婚、起業、転職
※ディスプレイ・動画・デマンドジェネレーションで利用可能(検索は不可)

興味関心・購買意向(⑨~⑪)

ユーザーの興味関心は「アフィニティセグメント」、購入を検討しているユーザーは「購買意向セグメント」で指定します。キーワードやURLを入力して独自のセグメントを作れる「カスタムセグメント」もあります。

項目設定できる内容
⑨ユーザーの関心アフィニティセグメント:銀行・金融、美容・健康、フード・ダイニング、住まい・ガーデン、ライフスタイル・趣味、メディア・エンターテインメント、ニュース・政治、ショッピング好き、スポーツ・フィットネス、テクノロジー、旅行、乗り物・交通機関
⑩購買意向・行動購買意向セグメント:アパレル・アクセサリー、自動車・乗り物、ベビー用品・子供用品、美容・パーソナルケア、ビジネスサービス、パソコン・周辺機器、家電、教育、雇用、金融サービス、不動産、ソフトウェア、旅行など
⑪指定した関心カスタムセグメント:キーワード、URL、アプリを入力して作成
※ディスプレイ・動画・デマンドジェネレーションで利用可能(検索は不可)

カテゴリの詳しい一覧は、Googleディスプレイ広告のアフィニティカテゴリ一覧とGoogleディスプレイ広告の購買意向の強いオーディエンス一覧で紹介しています。

ユーザーリスト・類似ユーザー(⑫・⑬)

自社サイトの訪問者や顧客データなどを使ったターゲティングは「データセグメント」で設定します。類似ユーザーは大きく変わった機能で、従来の「類似ユーザー」は2023年に提供が終了し、現在はデマンドジェネレーションの「類似セグメント」のみで使えます。

項目設定できる内容
⑫ユーザーリスト・ウェブサイト訪問者(リマーケティング、動的リマーケティング)
・アプリユーザー
・YouTubeユーザー(動画視聴、チャンネル登録者など)
・カスタマーマッチ(顧客データ)
・リードフォーム送信者
・GA4のオーディエンス
※リストの有効期間は最大540日
⑬類似ユーザー類似セグメント:デマンドジェネレーションのみ。拡張レベルは2.5%、5%、10%から選択
※2026年からは元リストを「シグナル」として扱う提案モードが初期設定

配信面・配信地域・その他(⑭・⑮・⑰)

ディスプレイ広告や動画広告では、配信先のWebサイトや動画の内容をもとにしたターゲティングもできます。配信地域は国、都道府県・市区町村、地点からの半径などで指定できます。

項目設定できる内容
⑭配信面の指定・トピック
・プレースメント(Webサイト、アプリ、YouTubeチャンネル・動画)
・コンテンツキーワード
※デマンドジェネレーションはYouTube、Discover、Gmail、ディスプレイネットワークなどのチャネルを選択
⑮配信地域国、都道府県・市区町村などの地域、地点からの半径、地域の除外
※「所在地」または「所在地やインタレスト」から配信対象を選択
⑰その他広告のスケジュール(曜日・時間帯)、デバイス、言語、フリークエンシーキャップ、除外キーワードなど

配信地域の設定は媒体ごとの違いが大きいため、媒体別の地域ターゲティングの違いで詳しく比較しています。

AIによる自動ターゲティング(⑯)

Google広告では、AIが配信先を広げる機能が標準になっています。ディスプレイ・デマンドジェネレーション・動画キャンペーンの「最適化されたターゲティング」は初期設定でオンになっており、LPや広告の内容をもとに、指定したオーディエンス以外のユーザーにも配信します。P-MAXでは、オーディエンスシグナルと検索テーマを手がかりにAIが全配信面へ配信されますし、検索キャンペーンでも「AI最大化設定」が使えます。

参考ページ1:年齢や性別によるターゲティングについて
参考ページ2:オーディエンス セグメントについて
参考ページ3:類似セグメントを使用してオーディエンスを増やす
参考ページ4:最適化されたターゲティングについて
参考ページ5:Google ディスプレイ広告キャンペーンをデマンド ジェネレーションに移行する

より詳しい比較はこちら

LINEヤフー広告のターゲティング機能

2026年4月1日に、Yahoo!広告とLINE広告はLINEヤフー広告に統合されました。旧Yahoo!広告の検索広告は「検索広告」に、LINE広告と旧Yahoo!広告のディスプレイ広告は「ディスプレイ広告」になり、LINE広告の配信は2026年10月下旬に停止する予定です。統合の注意点はLINEヤフー広告とは?統合の注意点と始め方で解説しています。

統合後のディスプレイ広告は、旧Yahoo!広告のディスプレイ広告の仕組みをベースにしており、LINE広告にあった一部のターゲティングは使えなくなっています。ユーザー属性や興味関心の多くはディスプレイ広告のみで使え、検索広告で使えるのは年齢・性別、サイトリターゲティング、配信地域などに限られます。

ユーザー属性(①~⑧)

ディスプレイ広告では、共通オーディエンスリストの「属性・ライフイベント」を使って、家族構成、収入、学歴、仕事、ライフイベントまで指定できます。検索広告でも、2026年3月から「年齢・性別オーディエンスリスト」で年齢と性別を指定できるようになりました(段階的に提供)。

項目設定できる内容
①年齢18~19歳、20~24歳から65~69歳まで5歳刻み、70歳以上、不明
※旧LINE広告の「14歳以下」などの区分はなくなった
②性別女性、男性、不明
③家族構成配偶者の有無、子供の年代、同居している親がいる
※ディスプレイ広告のみ
④収入個人年収、世帯年収、世帯資産
※ディスプレイ広告のみ。旧LINE広告の「推定年収」はこの区分に統一
⑤学歴高校卒、大学・専門学校卒、大学院卒
※ディスプレイ広告のみ
⑥仕事公務員、経営者・会社役員、会社員、自営業、パート・アルバイト、専業主婦(主夫)、学生などの職業別カテゴリー
※ディスプレイ広告のみ
⑦住宅所有状況機能なし
※「マイホームの購入」はライフイベントとして指定可能
⑧ライフイベント大学卒業、就職、転職、結婚、出産、マイホームの購入、引っ越しなど
※ディスプレイ広告のみ

興味関心・購買意向(⑨~⑪)

興味関心と購買意向は、共通オーディエンスリストから選びます。キーワードを使ったターゲティングは、2025年7月にサーチキーワードターゲティングが終了し、「高度なセグメント」に移行しています。

項目設定できる内容
⑨ユーザーの関心ショッピング、旅行、ニュース・情報メディア、スポーツ・フィットネス、銀行・金融、メディア・エンターテインメント、ゲーム、ライフスタイル・趣味、インテリア・DIY、グルメ・料理、美容・健康など
※ディスプレイ広告のみ
⑩購買意向・行動商品を検討中、またはカートに入れているユーザー(アパレル・アクセサリー、食品・飲料、コスメ・美容、家電・スマホ・カメラ、教育、旅行・交通、求人、自動車・バイク、不動産、金融など最上位24分類)
※ディスプレイ広告のみ
⑪指定した関心高度なセグメント:任意のキーワードを登録し、関連する検索行動をしたユーザーなどに配信
※ディスプレイ広告のみ

カテゴリの詳しい一覧は、LINEヤフー広告で設定できるターゲティング全種一覧で紹介しています。

ユーザーリスト・類似ユーザー(⑫・⑬)

統合によって、LINE公式アカウントの友だちやブロック中のユーザーをディスプレイ広告のオーディエンスリストとして使えるようになりました。旧LINE広告の類似オーディエンスは「類似ユーザー」に統合されています。

項目設定できる内容
⑫ユーザーリスト【ディスプレイ広告】
・ウェブサイト訪問ユーザー
・広告アクションユーザー
・アプリユーザー
・顧客データ(メールアドレス、電話番号など)
・LINE公式アカウントの友だち、ブロック中ユーザー
・組み合わせ
【検索広告】
・ウェブサイト訪問ユーザー(配信下限は100ユーザー以上)
⑬類似ユーザー作成済みのオーディエンスリストの類似ユーザーへ配信。LINE公式アカウントの友だちも元リストにできる
※ディスプレイ広告のみ

配信面・配信地域・その他(⑭・⑮・⑰)

ディスプレイ広告は、Yahoo!JAPANとLINEの両方の配信面に配信できます。運用型では、配信先のWebサイトやアプリを指定・除外する「プレイスメントターゲティング」も使えます。

項目設定できる内容
⑭配信面の指定【配信面】Yahoo!JAPAN(トップページ、Yahoo!ニュースなど)、LINE(トークリスト、ニュース、ホーム、VOOM、友だちタブなど)、LINEファミリーアプリ、LINEヤフー広告ネットワーク
【指定方法】プレイスメントターゲティング、コンテンツキーワード(いずれも運用型のみ)
※サイトカテゴリーターゲティングは2025年4月に終了
⑮配信地域【検索広告】都道府県、市区町村、半径。配信地域判定を2択から選択
【ディスプレイ広告】都道府県、市区郡、半径(運用型のみ)
※旧LINE広告の「住んでいる人」「働いている人」などの区分はなくなった
⑰その他曜日・時間帯(1時間単位)、デバイス(PC、スマートフォン、タブレット)、OS(ディスプレイ広告)など

AIによる自動ターゲティング(⑯)

ディスプレイ広告(運用型)では、コンバージョンしそうなユーザーを自動で選んで配信を広げる「スマートターゲティング」が使えます。統合後は、LINEとYahoo!JAPANの両方のデータをもとに配信が最適化されます。

参考ページ1:LINEヤフー広告 ディスプレイ広告のターゲティング完全ガイド|種類と効果的な活用法
参考ページ2:ディスプレイ広告のオーディエンスカテゴリーとは?種類や活用メリットを解説
参考ページ3:年齢・性別を指定したターゲティング機能の追加とターゲットリストの名称変更
参考ページ4:【ディスプレイ広告(運用型)】サーチキーワードターゲティングの提供終了について
参考ページ5:「LINEヤフー広告」プラットフォーム統合リリースについて

より詳しい比較はこちら

Microsoft広告のターゲティング機能

Microsoft広告は、Bingの検索結果や、MSN、Outlook.com、Edgeなどの配信面に広告を出せる媒体です。ユーザー属性で指定できる項目は少ないものの、LinkedInのプロフィール情報を使って会社名や業種、職種で配信先を絞り込めるのが、他媒体にない大きな特徴です。媒体の特徴はMicrosoft広告の始め方と活用方法で解説しています。

ユーザー属性(①~⑧)

年齢は5区分で、他媒体と比べると粗めです。家族構成、収入、学歴、住宅所有状況、ライフイベントは指定できません。一方で、仕事に関する項目はLinkedInプロフィールターゲティングで細かく指定でき、2024年8月から日本でも使えるようになりました。

項目設定できる内容
①年齢18~24歳、25~34歳、35~49歳、50~64歳、65歳以上、不明(オーディエンス広告のみ)
※金融・保険・教育・雇用・住宅関連の広告は年齢で絞り込めない
②性別女性、男性、不明(オーディエンス広告のみ)
③家族構成機能なし
④収入機能なし
⑤学歴機能なし
⑥仕事LinkedInプロフィールターゲティング:会社名(1広告グループあたり最大1,000社)、業種、職種
※検索・オーディエンス広告で利用可能
⑦住宅所有状況機能なし
⑧ライフイベント機能なし

興味関心・購買意向(⑨~⑪)

興味関心のセグメントはなく、購入の兆しがあるユーザーをMicrosoftが分類した「購買意向の強いユーザー(インマーケットオーディエンス)」で代替します。検索広告では、検索キーワードそのものがターゲティングの中心になります。

項目設定できる内容
⑨ユーザーの関心機能なし(購買意向オーディエンスで代替)
⑩購買意向・行動購買意向の強いユーザー(インマーケットオーディエンス)
※2023年9月から日本を含む全市場で利用可能
⑪指定した関心検索キーワード(検索広告)、検索テーマ最大50件(P-MAX)

ユーザーリスト・類似ユーザー(⑫・⑬)

UETタグを使ったリマーケティングのほか、広告を見たユーザーをリストにする「インプレッションベースのリマーケティング」が使えます。類似オーディエンスも2024年8月から日本で使えるようになりました。

項目設定できる内容
⑫ユーザーリスト・リマーケティング(UETタグのサイト訪問者)
・カスタムオーディエンス(自社の顧客データ)
・インプレッションベースのリマーケティング(広告を見たユーザー)
・組み合わせリスト
⑬類似ユーザー類似オーディエンス:リマーケティングリストから自動生成

配信面・配信地域・その他(⑭・⑮・⑰)

配信面は検索とオーディエンス広告に分かれます。配信地域は郵便番号や半径まで細かく指定でき、Google広告と同様に配信対象の範囲も選べます。

項目設定できる内容
⑭配信面の指定【配信面】検索:Bing、Microsoftの検索パートナー/オーディエンス広告:MSN、Outlook.com、Edge、提携サイト
【指定方法】除外するWebサイトの設定
※一部の機能は日本で未提供の場合あり
⑮配信地域国、都道府県、市区町村、郵便番号、半径、地域の除外
※「所在地のみ」または「所在地・検索・閲覧ページ」から選択
⑰その他曜日・時間帯、デバイス、属性ごとの入札調整など

AIによる自動ターゲティング(⑯)

P-MAXでは、オーディエンスシグナルと検索テーマをもとに自動で配信先を広げます。オーディエンス広告では、コンバージョンしそうな新しいユーザーを自動で探す「予測ターゲティング」が使えます。

参考ページ1:Show Ads to Your Target Audience
参考ページ2:Performance Max releases and other updates for August
参考ページ3:Audiences in Editor and other product updates

より詳しい比較はこちら

Meta広告のターゲティング機能

Meta広告は、Facebook、Instagram、Threads、Messengerなどに広告を配信できる媒体です。ユーザーが登録したプロフィール情報をもとに、学歴や勤務先、役職まで指定できるのが特徴です。一方で、詳細ターゲットの統合・削除が進み、AIが配信先を広げる「Advantage+オーディエンス」が初期設定になっています。Meta広告の基本はMeta広告完全ガイドで解説しています。

【コラム】Advantage+オーディエンスは効果的?

広告運用コンサルタント W.S.

オンにしたほうが成果が良いです!私の経験上、オンにして配信して、オフに戻したことがないくらいです。どうしても決められたターゲット以外に出したくない場合を除き、一度試してみることをおすすめします。

ユーザー属性(①~⑧)

年齢は1歳刻みで細かく指定できます。学歴や仕事はプロフィール情報をもとにしており、勤務先や役職といった他媒体にない項目も選べます。※収入と住宅所有状況日本では使用不可

項目設定できる内容
①年齢18~65歳以上を1歳刻みで指定(下限は13歳まで設定可能)
※13~17歳には年齢と地域以外のターゲティングは使えない
②性別すべて、男性、女性
③家族構成子供がいる人(子供の年齢層別)、交際ステータス(独身、交際中、既婚、婚約中など)
④収入機能なし(米国のみ)
⑤学歴学歴(高校~大学院など)、専攻、学校、在籍期間
⑥仕事勤務先、業界、役職
⑦住宅所有状況機能なし(米国のみ)
⑧ライフイベント婚約中、新婚、最近転居した、家族から離れて住んでいるなど
※2026年1月の詳細ターゲット統合で一部項目が変わっている可能性あり

利用者層の詳しい一覧は、Facebook広告の利用者層ターゲティング一覧で紹介しています。

興味関心・行動(⑨~⑪)

興味関心と行動は「詳細ターゲット」から選びます。2024年7月に詳細ターゲットの除外が廃止され、2024年~2026年にかけて細かい項目の統合・削除も進んでいるため、以前の設定をそのまま使えない場合があります。

項目設定できる内容
⑨ユーザーの関心ビジネス・業界、エンターテインメント、家族・交際関係、フィットネス・ウェルネス、飲食、趣味・アクティビティ、ショッピング・ファッション、スポーツ・アウトドア、テクノロジーなどのカテゴリ
⑩購買意向・行動デジタルアクティビティ、利用端末、旅行、購入行動、海外駐在者、記念日などのカテゴリ
⑪指定した関心機能なし
※詳細ターゲットを語句で検索して選ぶことは可能

項目の詳しい一覧は、Meta広告の興味関心ターゲティング一覧とMeta広告の行動ターゲティング一覧で紹介しています。

ユーザーリスト・類似ユーザー(⑫・⑬)

自社データやMeta上での反応をもとに「カスタムオーディエンス」を作成できます。詳細ターゲットの除外は廃止されましたが、カスタムオーディエンスは除外にも使えます。

項目設定できる内容
⑫ユーザーリストカスタムオーディエンス:ウェブサイト、アプリアクティビティ、顧客リスト、カタログ、オフラインアクティビティ、動画、リード獲得フォーム、Instagramアカウント、Facebookページ、イベント、インスタントエクスペリエンス、ショッピング、Facebook出品
⑬類似ユーザー類似オーディエンス:元のオーディエンスとの類似度1~10%で作成
※Advantage+オーディエンスでは「提案」扱いになり、指定範囲を超えて配信されることがある

配信面・配信地域・その他(⑭・⑮・⑰)

配信面は「配置」で指定します。AIが自動で配信先を選ぶ「Advantage+配置」が推奨されていますが、手動で選ぶこともできます。2026年1月からは、Threadsへの配信も全世界の広告主が使えるようになりました(Threadsのみは不可)。

項目設定できる内容
⑭配信面の指定Advantage+配置(自動)または手動配置
・フィード(Facebook、Instagram、Threads、マーケットプレイス、発見タブなど)
・ストーリーズ・リール(Facebook、Instagram、Messenger)
・インストリーム動画
・検索結果(Facebook、Instagram)
・Messenger広告メッセージ
・オーディエンスネットワーク(提携アプリ)
⑮配信地域国、都道府県、市区町村、住所や地点からの半径、地域の除外
※配信対象は「住んでいる人または最近いた人」に一本化
⑰その他言語、配信スケジュール(通算予算の場合)、ブランドセーフティなど
※金融・雇用・住宅などの特別広告カテゴリはターゲティングに制限あり

AIによる自動ターゲティング(⑯)

Advantage+オーディエンスでは、地域、最低年齢、除外、言語を「制御」として固定でき、年齢の上限、性別、詳細ターゲット、カスタムオーディエンスなどは「提案」としてAIへのヒントになります。提案した条件の外にも配信されることがあるため、必ず守りたい条件は「制御」で設定しましょう。Instagram広告のターゲティングについては、Instagram広告のターゲティング全種まとめでも解説しています。

参考ページ1:Basic Targeting
参考ページ2:Placement Targeting
参考ページ3:地域によるターゲット設定を使用する

より詳しい比較はこちら

X広告のターゲティング機能

X広告(旧Twitter広告)は、リアルタイム性の高い投稿が集まるXのタイムラインや検索結果に広告を配信できる媒体です。ユーザー属性で指定できるのは年齢と性別のみで、キーワードや会話トピック、特定アカウントのフォロワーに似たユーザーなど、X上の行動をもとにしたターゲティングが中心になります。X広告の基本はX広告とは|基本情報や事例で解説しています。

ユーザー属性(①~⑧)

年齢は、下限と上限を組み合わせて範囲で指定します。家族構成や収入などの属性は指定できません。

項目設定できる内容
①年齢全年齢、または年齢範囲を指定
・下限:18歳、21歳、25歳、30歳、50歳
・上限:24歳、34歳、49歳、54歳、上限なし
②性別すべて、男性、女性
③家族構成~⑧ライフイベント機能なし

興味関心・購買意向(⑨~⑪)

X広告では、興味関心のカテゴリに加えて、会話トピックやイベント、特定のアカウントのフォロワーに似たユーザーなど、X上の行動をもとに配信できます。キーワードターゲティングでは、検索語句や最近の投稿・反応した投稿をもとに配信先を指定できます。

項目設定できる内容
⑨ユーザーの関心82の興味関心カテゴリーから選択(フォロー、リポスト、クリック、投稿などから判定)
⑩購買意向・行動会話トピック(25カテゴリー)、イベント、映画とテレビ番組、フォロワーが似ているアカウント(@ユーザー名を指定)、ポストエンゲージャー(自社ポストを見た人、反応した人)
⑪指定した関心キーワードターゲティング:含める・除外を設定可能。推奨25語以上、上限750語(最適化ターゲティングがオンの場合は500語)

興味関心の詳しい一覧は、X広告の興味関心ターゲティング全種一覧で紹介しています。

ユーザーリスト・類似ユーザー(⑫・⑬)

2024年版では「類似ユーザーへのターゲティングは機能なし」としていましたが、現在は「オーディエンスの拡張」で、カスタムオーディエンスやキーワードなどに似たユーザーへ配信を広げられます。

項目設定できる内容
⑫ユーザーリストカスタムオーディエンス:リスト(顧客データ)、ウェブサイトアクティビティ(Xピクセル、コンバージョンAPI)、アプリアクティビティ、ポストエンゲージャー、自分のフォロワー
※最低100ユーザーが必要。除外にも使える
⑬類似ユーザーオーディエンスの拡張:絞り込み、拡張、広範の3段階

配信面・配信地域・その他(⑭・⑮・⑰)

配信面はX内のホームタイムライン、プロフィール、検索結果が中心で、X外の提携アプリ・サイトに配信する仕組みもあります。

項目設定できる内容
⑭配信面の指定ホームタイムライン、プロフィール、検索結果、X外の提携アプリ・サイト
⑮配信地域国、地域、都市圏、都市、郵便番号
※使える単位は国によって異なる
⑰その他言語、OS・端末機種、携帯キャリア、リーチ除外リスト、フリークエンシーキャップなど

AIによる自動ターゲティング(⑯)

「最適化ターゲティング」は全キャンペーンで初期設定がオンになっており、成果が見込める場合は指定した条件の外にも配信されます。指定した条件だけで配信したい場合は、詳細ターゲティングの設定でオフにしましょう。

参考ページ1:地域、性別、言語、年齢ターゲティング
参考ページ2:Keyword targeting
参考ページ3:Audience Expansion
参考ページ4:Optimized Targeting

より詳しい比較はこちら

TikTok広告のターゲティング機能

TikTok広告は、TikTokのおすすめフィードなどに縦型動画広告を配信できる媒体です。ユーザー属性で指定できるのは年齢・性別のみですが、「直近15日に特定カテゴリの動画を最後まで見た」「直近90日にクリエイターをフォローした」など、TikTok内の直近の行動で絞り込めるのが特徴です。TikTok広告の基本はTikTok広告とはで解説しています。

ユーザー属性(①~⑧)

年齢は6区分から選びます。世帯収入などのターゲティングは米国のみの機能で、日本では年齢・性別以外の属性は指定できません。

項目設定できる内容
①年齢13~17歳、18~24歳、25~34歳、35~44歳、45~54歳、55歳以上
※18歳未満への配信は商材・ターゲティング項目に制限あり
②性別すべて、男性、女性
③家族構成~⑧ライフイベント機能なし(世帯収入・購買力ターゲティングは米国のみ)

興味関心・購買意向(⑨~⑪)

長期的な興味をもとにした「興味関心ターゲティング」と、直近の行動をもとにした「行動ターゲティング」を組み合わせて使います。検索語句を直接指定するキーワードターゲティングはありません。

項目設定できる内容
⑨ユーザーの関心興味関心ターゲティング:美容・パーソナルケア、ゲーム、旅行、食品・飲料、ファッション、ペット、自動車、金融サービスなど
⑩購買意向・行動・動画インタラクション:直近7日または15日に特定カテゴリの動画を最後まで見た、いいね、コメント、シェアした人
・クリエイターインタラクション:直近90日に特定カテゴリのクリエイターをフォロー、プロフィールを閲覧した人
・購買意向ターゲティング:特定カテゴリの商品・サービスを検索、またはそのコンテンツに反応している人
⑪指定した関心機能なし

ユーザーリスト・類似ユーザー(⑫・⑬)

カスタムオーディエンスと類似オーディエンスは、いずれも1,000人以上の規模が必要です。

項目設定できる内容
⑫ユーザーリストカスタムオーディエンス:顧客ファイル(メールアドレス、電話番号、広告ID)、エンゲージメント、アプリアクティビティ、ウェブサイトトラフィック(TikTokピクセル)、リード獲得、ビジネスアカウント(フォロワー、プロフィール訪問者など)
⑬類似ユーザー類似オーディエンス:狭い、ノーマル、広いの3段階

配信面・配信地域・その他(⑭・⑮・⑰)

日本では、TikTokのほか、TikTokLite、Lemon8、提携アプリの広告ネットワークであるPangleにも配信できます。地域ターゲティングでは地域・郵便番号の除外ができない点に注意しましょう。

項目設定できる内容
⑭配信面の指定自動プレースメントまたは手動選択:TikTok(おすすめフィード、検索フィード、検索結果ページ)、TikTokLite、Lemon8、Pangle
⑮配信地域国・地域、都道府県、市区町村など(市場によって異なる)
※地域・郵便番号の除外は不可
⑰その他言語、OS・OSバージョン、端末モデル、端末の価格帯、接続タイプ、通信事業者など

AIによる自動ターゲティング(⑯)

Smart+キャンペーンでは自動ターゲティングが標準です。地域、最低年齢、言語、除外オーディエンスは必須条件として固定でき、年齢・性別・興味関心などは「AIへのヒント」として扱われます。手動キャンペーンでも、「スマートターゲティング」で興味関心・行動などの条件を超えて配信を広げられます。

参考ページ1:Age and Gender Targeting
参考ページ2:興味関心ターゲティングについて
参考ページ3:About Behavior Targeting
参考ページ4:About Custom Audiences
参考ページ5:TikTokプレースメントについて

目的別に見るターゲティング機能の選び方

ここまでの比較をもとに、配信したいターゲットごとに使いやすい媒体とターゲティング機能を整理しました。実際には商材や予算、クリエイティブによって成果は変わるため、媒体選びの出発点としてご活用ください。

目的・ターゲット使いやすい媒体主なターゲティング機能
年収や家族構成など、属性で細かく絞りたいGoogle広告、LINEヤフー広告、Meta広告世帯収入・個人年収、子供の有無、配偶者の有無、ライフイベント
BtoBで企業の担当者に届けたいMicrosoft広告、Meta広告LinkedInプロフィールターゲティング(会社名・業種・職種)、勤務先・業界・役職
今まさに検討している人に届けたいGoogle広告、LINEヤフー広告、Microsoft広告検索キーワード、購買意向セグメント、高度なセグメント
話題やトレンドに関心がある人に届けたいX広告、TikTok広告キーワードターゲティング、会話トピック、動画インタラクション
既存顧客やサイト訪問者に再アプローチしたい全媒体ユーザーリスト(リマーケティング、顧客データ)、LINE公式アカウントの友だち
新しい見込み顧客を広く集めたい全媒体類似ユーザー、AIによる自動ターゲティング
より詳しい比較はこちら

どの媒体でも、AIによる自動ターゲティングが初期設定でオンになっていることが増えています。指定した条件の外にも配信されることを前提に、守りたい条件(地域や年齢の下限、除外したいユーザーなど)は固定できる設定で指定し、配信後はレポートで実際の配信先を確認することが大切です。

まとめ

Web広告のターゲティング機能は、媒体によって指定できる範囲が大きく異なります。属性で細かく絞れるGoogle広告・LINEヤフー広告・Meta広告、LinkedInの情報でBtoBに強いMicrosoft広告、プラットフォーム上の行動で絞れるX広告・TikTok広告と、それぞれの強みを理解して使い分けることが成果につながります。また、Google広告の類似ユーザーの終了や、LINE広告のLINEヤフー広告への統合など、仕様は毎年のように変わっているため、定期的に最新情報を確認しましょう。

各媒体のターゲティングについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

項目をすべて一覧にした比較表(Excel)は、以下から無料でダウンロードいただけます。お手元に置いて、ターゲットの選定や提案にお役立てください。

プライムナンバーズでは、リスティング広告やディスプレイ広告、SNS広告、動画広告など、Web広告全般の運用代行を行っています。お客様と目標を共有し、達成を第一に考えた広告運用をいたします。

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N.F.

広告コンサルタント/マーケター

2022年に広告運用コンサルタントとして新卒入社後、コンテンツプランナーに変身した。運用経験を活かしたコンテンツを制作できるよう日々奮闘中。右利き。酒と食べ物に興味がないが、酒と食べ物もまた私に興味がない。